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THE CULTURE CODE「最強チームをつくる方法」を読んだのでまとめてみた

作者の経歴

ダニエルコイル
ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー作家。
著作は『才能を伸ばすシンプルな本』(サンマーク出版)、タイラー・ハミルトンとの共著で『シークレット・レース:ツール・ド・フランスの知られざる内幕』(小学館)など。2012年、ウィリアム・ヒル・スポーツ・ブック・オブ・ザ・イヤーをハミルトンとともに受賞。「アウトサイド」誌コントリビューティング・エディター。大リーグのクリーブランド・インディアンス特別アドバイザーも務める。家族は妻のジェンと4人の子供。子供の学校がある時期はクリーブランド州オハイオで、夏の間はアラスカ州ホーマーで暮らす。

この本のレビューについて
チーム作りにおいて「①安全な環境」「②弱さの開示」「③共通の目標」が必要である。リーダーは決断するだけではなく、周りに問いかける術も持たなくてはいけない。良いチームは短い言葉でコミュニケーションをとり、グループに分かれていない。チームメイトのことを家族のように思っている。
さまざまなチームを例として書かれている。とても勉強になる一冊であった。

その他レビューも含め分かったこと、この本が伝えたいだろうこと
最強のチームづくりに必要なことは、下記3つ。
①安全な環境
②弱さの開示
③共通の目標

チームリーダーだけでなく、メンバーの行動によってチームは、より良くなる。メンバーに対してのメッセージが記載されている。


上記を踏まえ読んだ内容について、以下まとめた。
まとめ方として、大切なこと3つに対しては、なんとなくだが、なぜ大切なのか、また、どんなそれぞれがどんなものなのかは想像がついており、事実読んだ内容も大差なかったので、HOWの部分をまとめ、今後の備忘録とした。

まえがき

強いチームをつくるカギは、「日々の小さな積み重ね」。
この本の構成は、下記である。

①それぞれのスキルの働き方について
②現場観察
③スキルを身につけるための具体的な方法

⒈安全な環境

安全な環境=「家族」のようにチームを超えて、リラックスできる状態

安全な環境を生みだすためには、「帰属のシグナル(言葉にならないコミュニケーション)」を受け取ることが重要である。

「帰属のシグナル」とは、、、

①エネルギー
 目の前のメンバーとの交流を大切にする
②個別化
 メンバーを独自の存在と認め、尊重する
③未来志向
 関係はこの先も続くというシグナル

帰属のシグナルを送るために必要なこと

⒈ 聞きすぎるほど聞く
   ※同調する、話を遮らない
⒉ 早い段階で弱さを認める(特にリーダーはこれが重要)
⒊ 使者を抱きしめる
   ただ受け入れるのではなく、思いっきり抱きしめる
⒋ 未来を約束する
⒌ しつこいほど「ありがとう」を伝える
⒍ メンバー選びは慎重すぎるほど慎重に
⒎ 腐ったリンゴを取り除く
   腐ったリンゴ:チームにとってマイナスな発言、行動をする人
⒏ 安全で、衝突がたくさん起こる場所をつくる
⒐ 全ての人に発言の機会を与える
10. ゴミを拾う
11. 第1印象の効果を最大化する
   初日を特別な日にする
12. 「サンドウィッチ・フィードバック」を避ける  
   ※サンドウィッチ・フィードバック=苦言や注意を褒め言葉で挟む
13. 楽しむ

⒉弱さの開示

弱さを見せるために必要なこと

⒈ まずリーダーが弱さを見せる(1回だけでなく、何回も)
   →チームに協力関係が生まれる
⒉ メンバーに期待されてることをしつこいぐらいに伝える
⒊ ネガティブなフィーどバックは直接会って伝える
⒋ 新しいチームをつくるときは、⒉つのタイミングを重視する
  ①最初に弱さを見せるとき
  ②最初の意見の衝突
⒌ トランポリンのように聞く
  トランポリンのように=
   ・相手の話を吸収し理解を示すが、自分からも積極的に反応する。
    相手がさらに高く飛び上がれるように、エネルギーを与える。
   ・その人と話せば話すほど(トランポリンで跳躍回数が増える
    ほど)、相手は高く飛び上がるようになる。
⒍ 「価値のあることを言いたい」という衝動を抑える
   「何を言うか」ではなく、「何を言わないか」
⒎ 率直な意見交換のできる場を確率する
   〈参考URL〉
    AAR:https://www.kikakulabo.com/tpl-aar/
    ブレイントラスト:https://president.jp/articles/-/22977
    レッドチーム:https://diamond.jp/articles/-/99297
   ※上記で共通すること…
   目的は、弱さをさらけ出すこと。
   問題を洗い出し、より良い結果につなげること。
⒏ 率直な意見と個人攻撃は違う
⒐ 気まづい瞬間を大切にする
10. 協力関係を強調する言葉を選ぶ
   ※ポジティブな言葉に言い換えてみる
11. 仕事の評価と能力開発を明確に区別する
12. 「フラッシュ・メンタリング」を活用する 
   ※フラッシュ・メンタリング=数時間単位でのメンタリング
    短い時間でチームの壁をなくし、絆を築き、
    協力的な態度を促進する。
13. 時々リーダーが姿を消す

⒊共通の目標

共通の目標を持つためには、、、
ステップ1:現実的な目標を設定する
ステップ2:現状と目標の間にある障害を思い浮かべる

ことから始める。

価値や目標を共有するために必要なこと

⒈ 優先順位をはっきりさせる
⒉ 「習熟」が必要な分野と「創造性」必要な分野を見極める 
   ※習熟:同じ仕事を高い質で保って繰り返す
  〈習熟のチーム〉
  目的もプロセスも、事前に定める必要がある 
  〈創造性のチーム〉
  チームの自主性を認め、チームに目的意識を持たせる。
⒊ キャッチフレーズを活用する
⒋ 本当に大切なことを計測する
⒌ 人工物を活用する
   価値観や目的を象徴するような人工物に頼る
⒍ メンバーの方針になる行動にスポットライトを当てる

感想

なぜ、MGRはチームメンバーにこの本を勧めたのか。
私たちメンバーはそれを考え、読む必要がある。
よくよく考えると、様々な場面で私たちのMGRは常に、①安全な環境、②弱さの開示、③共通の目標を構築するための、何かしらのメッセージを伝えてくださっていた。
現状、チーム貢献のために、メンバー各々行動を落としていたが、①安全な環境、②弱さの開示、③共通の目標を強くは意識できていなかったり、まだまだ方法を模索している感覚があった。
そこで、この本をメンバーに読んでもらい、考えを共有し、より良いチーム作りに繋げようとしたのではないだろうか。
そのため、今回はHOW手段を中心にまとめた。
この本を、メンバーそれぞれが何を感じ、どう行動に落とすのか、週明けが楽しみである。


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