お食い初め ヒッチハイク

お食い初めをご覧の皆さん、こんにちは。
今回はヒッチハイクです。こちら、お食い初めルールに触れるかギリギリのラインです、っていうか多分ルール違反です。だって、1人じゃないんだもん。
まあそんな自分で決めたルールなんて自分で破ります。それではお食い初め「ヒッチハイク」です どうぞ!

今年の5月の出来事

『ヒッチハイクが趣味なんだ』
そう言った友人に、なんとなく食いついてみた。
「え〜なにそれ面白そう」

『面白いよ、やる?』
「いいね〜〜」

これは自分の中で会話のノリなのか社交辞令なのか本気なのかなんなのかわからないまま喋っていた。行かないかもしれないしワンチャン行くか?みたいな いや それすら考えてなかった、脊髄反射に近かった、かもしれない

『じゃあ名古屋まで日帰りヒッチハイクしようよ、いつ空いてる?』
「う〜〜ん、来週末かなあ」
『あ!自分も空いてる』

お??

『明後日どうする?』

おっと??なんだか現実味が帯びてきた。ここで脊髄が反射をやめ、脳が機能し始めた(遅い)。
あっ待って風邪引こうかな、
あっ予定思い出したかも。
あれっバイトはこの日、、入ってないねそうだよね 確認したもん。
うん。行くか、いや、正直行きたい気もしてきた。って本当に行くのか?でもなんかちょっと楽しそう??知らない世界が待ってる気がする???
え?神様が行けって言った気がする、てか行くわ。
腹を括った。(遅い)

『ルートとかは全部決めちゃっていい?なんとなくわかるからさ』

おっと頼もしいじゃねえか!!!全力で安心した、うん、行くわ!楽しみになってきた!

「おっけ!呼吸だけしてついてくわ!」
『了解!じゃあ明日の朝8時、駅で!』

気づいたら 朝8時 駅にいた。
ちょっとだけドキドキしたような気がする、もう覚えてない
「メロンパンが有名」というありふれてそうな特徴を持つ某SAから出発した。
そこのメロンパンは確かにおいしくて、ありふれていなかった。

「スケッチブックに行き先書いて立つよ!
恥ずかしさの殻を破ってがんばって!」
そもそも恥ずかしいなんて感情を思いつきもしてなかったので、とりま2人で立った。

楽しい!!!!!!!
まだなんもしてないけど

立って僅か5分ほど、赤い車が私達の目の前に
「乗ってく?」
「はい!!!!!!!!!!」

知人の結婚式に行くというご夫婦。息子さんの話や自分達の昔話をしてくれた。

次のSAに到着して、連絡先を交換してお別れした。

楽しい!!!!!!!!

なみに、そのご夫婦とは今も連絡を取っていて、お家にお邪魔してご飯をご馳走になったりなんかしている。すっごいな

『さあ!次もバシバシいくよ!!!』
次の行き先を書いたスケッチブックを掲げる。立つ。待つ。

待つ。

待つ。

お腹が空いたのでお昼を食べることにする。
焼うどんを食べたが、今回はお食い初め番外編なので割愛

食べ終わって、待つ

1時間ほど経ったような気がする。
ぼーっと待っていたら近くのトラックから大量の缶が撒かれて運転手さんが一人で拾い集めてる。
なんといっても私たちは来るかもわからない車を待っている暇な大学生。私達も拾うのを手伝った。

そして、待つ。

しばらくして、見覚えのある方がこちらにきた。
「どこまで?」
先程、缶を盛大に撒き散らしていた方だ

行き先を伝えると、「乗って?」という合図をしてくれた

しかも、トラック!!!!!!!!!
ヒッチハイクっぽすぎるじゃん

『最近のトラック運転手さんはヒッチハイカーを乗せるのは基本的に禁止されてるから、めちゃくちゃレア!!!』
なるほど世知辛いな

初めて乗ったトラックは、車高が高くて全ての車の屋根が見えた。完全に高速道路の天下を取った。
前に3人乗れないタイプだったので、私は椅子ではない寝床のような場所に丸くなっていた。それだけでもう楽しい
まさか成人してからこんな楽しい経験ができるとは…世の中捨てたもんじゃないな 捨ててないけど

その方はゴミを運ぶ仕事をしているトルコの方で、集積所に寄ってから目的地へ寄ってくれるみたいだった。少し遠回りするけれどいい?と聞かれたが、
いかんせん私達は大学生。人生の夏休み。ダメなわけがない。

ノリノリでついて行った

家から100㌔ほど離れた、初めて降り立つ知らない土地のゴミ集積所
なにこれめっちゃ楽しいんだが???

そんなこんなで寄り道をして目的地に連れて行ってもらった。

目的地についてから、運転してくださった方と3人でご飯を食べることになった。
初めてのヒッチハイク
週末のプチ旅行
旅先でなにを食べるか?
厳正なるお店選びの結果
選んだお店は

世界の山ちゃん

いやよく行くんだが?!?!?

しかし不思議なもので家から遠い土地で初めて出会った人とご飯を食べるだけでワクワクしちゃう。
それはそれは楽しいひと時…
ご馳走までしていただきました。ありがとうございますすぎる……

解散した瞬間に大変なことを思い出してしまった。
「えっ待って今日どこ泊ま…
『行くよ!駅の反対側!!!』

私が名古屋名物手羽先なんかを楽しんでいる間になんと隣のルートセッターはホテルを予約しておいてくれたらしい。

そしてホテルに着いてから少しだけ散歩をした。時間は夜の9時だったが、土曜日だったので街はめちゃくちゃ盛り上がってた。

知らん土地の散歩、めちゃくちゃ楽しすぎない?!

12時すぎ頃に帰ってきて秒で寝た気がする。もうなにもおぼえてないくらい秒で寝た。

人生最初のヒッチハイク、めちゃくちゃ楽しすぎた
往路があるということはもちろん復路もあるのですが、
なんてったって私は女子大生。レポートを書かなきゃいけないので復路は今度お会いしましょう。
復路になったらもうお食い初めでもなんでもない、ただのヒッチハイク日記になってしまいますね❗️

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