AI時代と私たち

最近よく耳にする「AI」そもそもAIとは何なのか。
本当に人の生活をプラスに変えることができるのか。便利になると耳にするとともに、AIと検索すると予測変換で必ずでてくる「仕事 なくなる」と言うワード。沢山の人がAIに期待とともに危機感が有るのが窺える。
便利になる世の中でどのように人とAIが共存していくのか。必要不可欠になりつつ「AI」とどう生きていくか考えたい。

AIとは何か

AIとはArtificial Intelligenceの略であり、人工知能の定義は、専門家の間でもまだ定まっていないのが現状です。さまざまな専門家がそれぞれの定義をしており、統一的な定義は決まっていない。

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出典:松尾豊 人工知能は人間を超えるか KADOKAWA

13人のAI研究者によるAIの定義をまとめたものである。研究者によって少し定義が違うのがわかる。

そして、AI(人工知能)には2つの種類がある。

特化型人工知能

一つ目は特化型人工知能である。

特化型人工知能とは、一つのことに特化した人工知能を指す。

例えば画像認識や音声認識 といった技術や自動運転技術やPONANZAなどの将棋AIも特化型人工知能だ。現在では、人工知能関連の研究のほとんどがこの特化型人工知能の研究になってる。

汎用人工知能

二つ目の汎用人工知能は、簡単に言うと、「なんでもできる人工知能」です。

特化型人工知能は一つのことしかできない。汎用人工知能は与えられた情報をもとに自ら考え、応用することができる人工知能のことを指す。人そのもののようなふるまいをする、といったイメージである。

汎用人工知能が完成した時、シンギュラリティが起きるといわれており、汎用人工知能が人間最後の発明になるとも言われている。

このシンギュラリティとは「技術的特異点」であり、人間を超える知能をもつ人工知能が発明された時のことである。 シンギュラリティは2045年には到達すると予想されており、2045年問題という。

AIと仕事

AIによって失われていく私たちの仕事。小売店販売員、会計士、一般事務、セールスマンなどが挙げられている。
販売員も接客をするのではなく、Eコマースの発達により販売員の仕事が減っていくと予想されており
1つの作業を繰り返す業務は、人間が行う必要がなくなってきている。人間はこれから複雑な仕事をする役割を担っていかなければならないため、さらなるスキルアップが求められる。

AIとどう生きていくか

すでに世の中で活用されているAIだが、これからもっと研究も進み成果を上げ、さらに私たちの生活に入り込んでくると考えられる。最初に述べたように
AIが浸透する=私たちの職が失う
ではなく、単純作業や人がやらなくて良い仕事をしなくて良くなるとポジティブに向き合うことが大切になるのではないかと思った。
そして、人の暖かみや思いやり、人の気持ちを動かす仕事。AIでは成立しない仕事がまだまだあると思う。そして、私はそこは失って欲しくないと願っている。AI時代で人である私たちが活躍するには人の気持ちに寄り添うことが大切なのだと思った。

参考文献

松尾豊(2015)『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』KADOKAWA

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