好きな街を守りたい

みなさんこんにちは。内定者の松本彩です。

今回のテーマ『地方創生をめぐる現状と課題について』についてですが、
そもそも地方創生とは?
と比較的大阪にも近く地方都市である神戸に住んでいる私にはあまり実感のない問題でした。
ですが、そんな神戸市民も部外者の問題ではないこと、、神戸の危機に気づきました。

1.地方創生ってなに?

まず地方創生とは人口減少・超高齢化という、日本が直面している現実に対応するため、国・地方一体となって取り組み、各地域がそれぞれの特性に応じた「処方せん」を作成し、自律的で持続的な社会を創生するため取り組むことです。
簡単に言えば東京に人口が一点集中して地方が減少している現象に歯止めをかけて日本全体を元気にしよう!といった政策です。

2.人口の減少が最大の街

はじめに、述べさせて頂いた通り私は神戸で産まれ育ちました。比較的人口も多く、異文化情緒があり、お洒落といわれる「神戸ブランド」そんな地方都市である神戸に誇りを持っていました。

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(出典:総務省「住民基本台帳人口移動報告平成30年結果)

ですが、神戸市は日本人口が現象している都市第一位になっていたのです。

2018年10月の転出超過数は2331人で政令市最多であり、2019年1月の前年に比べた日本人人口の減少数6235人は、全国の市区町村で最大になっています。

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(出典:神戸市統計報告平成30年度)

神戸市の人口は2000年代に入って死亡数が出生数を上回るようになったが、2011年までは転入が自然減を上回り、人口増加を続けていました。しかし、2011年の154万4970人をピークに減少に転じています。

3.なぜ神戸ブランドは落ちた? 

神戸がなぜこのような人口減少におちいったのか。
この神戸ブランドという意識が人口減少へと導いたと考えられます。
実際、現市長の久元市長は川崎市福岡市に抜かれるはずがないという意識で危機感が薄かった。危機を訴えられていたのに「上質な街」ということに固執してしまったからこそ
量といった部分に着目が出来ていなかったのだろう。

4.これからの神戸

神戸創生戦略である「神戸2020ビジョン」によると、若者に選ばれるまち+誰もが活躍するまちをテーマとし、まちを活性化し超高齢社会が現実のものとなる中、高齢者が健康に暮らせるとともに、若者世代が歳を重ねても住み続けられるようなまちを実現します。施策は6つあり

①若者に魅力的なしごとつくり
若い世代による新たな起業・創業、新事業創出支援の展開、神戸で働きたいと思われるような、多様で魅力的なしごとづくりに取り組む。

②若者を惹き付ける魅力づくり
文化・芸術・スポーツなどの都市としての魅力を磨き神戸の多様な魅力を日本、世界へ向けて発信し、国内外から様々な人々が、神戸を訪れ、交流する取組みを進める。

③ 若い世代の結婚・出産・子育て・教育を優先できる社会システムづくり
結婚・妊娠・出産・子育て・教育に切れ目の ない支援、教育環境の充実、働き方改革の推進に取り組む。

④次世代の将来を約束できる環境づくり
都市インフラの強化と、暮らしや健康に関わる支援を行い、次世代 の将来を約束できる環境づくりに取り組む。

⑤ 安心なくらしづくり
あらゆる災害に対して強靭な行政機能、地域社会づくり、高齢者や障がい者など 誰もが地域で元気に活躍するための施策に取り組む。

⑥ 地域と地域の連携づくり
神戸市内における地域間の連携、圏域の中枢都市として近隣市町と の連携を図る。相互協力の関係をさらに深め、圏域全体の発展を目指す。

5.まとめ

神戸に住んでいる人は神戸が大好きな人がとても多いと感じます。
誇りのある街だからこそ、現状を見つめ2020ビジョンで人口減少に歯止をきかして神戸が生まれ変わって欲しいと思う。
そして、街が変わるにはわたしたち若者が活躍し、活躍しやすい街づくりを大人が作る。これが地方創生の大切なことなんだと感じました。

参考文献 

総務省|住民基本台帳等|住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(最終閲覧日2019年12月19日)https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/daityo/jinkou_jinkoudoutai-setaisuu.html

神戸市:神戸創生戦略(地方創生)(最終閲覧日2019年12月19日)https://www.city.kobe.lg.jp/a89138/shise/kekaku/kikakuchosekyoku/sousei/index.html

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