逃げるは恥だが役に立つ。 呪いを解く魔法

私が虚しさを感じることがあるとすれば、あなたと同じように感じている女性がこの国にはたくさんいるということ。

今あなたが価値がないと切り捨てたものは、この先あなたが向かっていく未来でもあるのよ。
自分がバカにしていたものに自分がなる、それって辛いんじゃないかな。

私たちのまわりにはね、たくさんの呪いがあるの。
あなたが感じているのもそのひとつ。

自分に呪いをかけないで。

そんな恐ろしい呪いからはさっさと逃げてしまいなさい。

逃げるは恥だが役に立つ。の中で石田ゆり子さん演じるゆりちゃんが語っていたシーン。

数年前には響かなかったこの言葉も
今は痛いくらい突き刺さる。

このドラマには女性が強くなれる魔法の言葉が
たくさん詰まってる。

お伽話ならきっと王子様が呪いを解いてくれるんだろうけど、リアルな私達はそんなもの待っていられない。

毒りんごを食べた本人が
糸車で指を刺した本人が
ガラスの靴を落とした本人が

毒りんごを吐き出し
自力で眠りから目覚め
呪いを解いて
それは私の靴ですと声をあげて
自分で幸せをつかみにいかなくちゃいけない。

時にしゃがみこんだり
涙が止まらなくて
立ち止まったりして
長い長い時間がかかっても

胸を張って生きる女性になってこの言葉をリアルに伝えていくために。

私達はお伽話の主人公達よりもずっとずっと強いんだから。

今ここから変えて行こう。