「自分の痛み、人の痛み。」

打たれたら痛い


剣道で初めて面をつけた頃
誰もが身をもって体験したはずだ。

小学生の時、
今までずっと打たせてもらっていた
初心者が初めて元立ちになって
相手を打たせてあげた時や、

初めて試合に出て力一杯打たれたり
体格差で転がされた時、、

実際に打たれる立場になって
初めて知る、

「痛み」

そしてムキになって
「やりやがったな!こっちも思いっきり
打ってやる!吹き飛ばしてやる!」と

力一杯相手に打って、あるいは
体当たりで吹っ飛ばして
それが決まった時、

その対戦相手がいつまでも
赤く腫れた手首(小手)や足をさすりながら
泣いているーーなんてところを
体験するか、見たことがないだろうか。

自分が叩かれても、
相手が叩かれても痛い。

私たち剣道人は剣道を始めた頃、
自分の痛みと同時に

"人の痛み"

も体験的に学んでいるはずだ。

だからこそ

体罰は絶対に許してはいけない。


体罰指導は私もこの身で体験しているし、
私の前の世代や、先生方は
当たり前のようにあったという。

故にこういう言葉をよく聞く。

「今はいいよな、昔はもっと厳しかったよ」
「手出さないから生徒がぬるい、根性がない」

はっきり言って 昔がどうだったとか
ボコボコに手出されてたんだよとか、、

何の自慢にもならない。

暴力が教育?暴力は暴力です。

剣道でもどんな競技でも、、
いやまず社会において

「正当化されていい暴力」
なんてないから。

「体罰根絶」が目標になってる
時点でちょっと辛い。

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