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言えるのか、気づけるのか。

ちょっとした一言、たった一言で、実は剣道人口増えるんじゃないかと思った話。

言えるのか、気づけるのか。

最近、稽古のたびに見学の剣士が来てくれていて、ありがたいことにその全員が今も剣道を続けてくれているのですが…実はそんな同時期に入ってきた低学年剣士たちの2人に1人は妹がいるんです。

年齢は2歳〜4歳くらいで、お父さんやお母さんと一緒に、お兄ちゃんの稽古が終わるまで待っています。

その時です。

集中してないとか、よそ見をしているわけではないんですけど、その時私はある視線や想いを感じています。
私がもともと他人(ひと)の目や、その人が考えていることを必要以上に気にする性格というのもあって、余計に感じているのかもしれません。

ラダーや早打ち競争、新聞紙斬りなど
ワイワイ楽しみながらやっていると、ジーーとこっちを見てる妹ちゃんたちの視線が…。

座って見ていたはずが、いつの間にか立って目を輝かせていたり、「やりたいなぁ…」って思ってそうな顔が…。

それをすごく感じるんです。
「目は口程にものを言う」とも言いますしね。

4歳の女の子は、「4歳でも全然できるので、よかったらどうですか?」とお父さんに声をかけてみると、入ってきてくれました。

3歳の女の子は、「せんせーといっしょやってみる?」って、しゃがんで手を差し出したのが参加のきっかけです。

(私のおかげで、私の力で…とは、全く思っていません。あの子たちの勇気や好奇心、見守って下さる保護者の方のおかげです!)

みなさんは剣道を始めるきっかけって、何だと思いますか?

勿論それは人それぞれだと思うのですが…、私が今一番いいな〜と思っているのは、「やってみたい」「やりたい」「面白そう」と思った時に始めてみることです。

最初は「始めてみる」でいいと思っています。

私は「剣道やらないなら一緒に練習しないで」「剣道は遊びじゃないから」…みたいなのがどうも苦手なんです。

これを突き放すような言い方で言われたら、剣道をやるどころか、その人たちの剣道に対する印象も絶対に悪くなるんじゃないかと思ったりしてて。

特に感性の鋭い子や、大人しい子は、大きなダメージを受けてしまうのではないでしょうか。

大事なのは、自分の視線・世界だけでその子を見るんじゃなくて、その子の視線・世界を考えてあげることなのかなぁと考えています。

全く同じレベルに立つことは不可能ですが、「もしかしたらこう思ってるかも?」「言わないけど、本当はしんどいのかな?お父さんも「頑張り屋なんです」って言ってたしな」…と考えることはできる。

そういう指導者になるぞ!

※もちろん、指導者の人数や稽古場の広さ、方針等が第一優先です!
例えば、「今日は先生少ないから、小さい子たちは今日はお母さんのところにいようね」「ここからは高学年の試合稽古だから、初心者は見学していようね」など。そこを譲ると、最悪怪我人が出たり、会場に迷惑がかかってしまうので…。



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