シンデレラも、ベルも、オーロラ姫もフランス生まれです
女子なら一度は憧れるプリンセス代表、
「シンデレラ」
あの、ガラスの靴を履いてかぼちゃの馬車に乗った有名人です。
ディズニーの初期の作品です。
読書好きで父親想いの娘が、野獣に囚われの身となりながら、徐々に心を通わせていく物語、
「美女と野獣」
ディズニーの代表作です。
これら2つ、実はフランス生まれとはご存知ですか?
美女と野獣は、フランスの、ヴィルヌーヴ夫人によって1740年に書かれた物語です。その後、フランスの魯山人、はたまた、海原雄山的存在の、ジャンコクトーにより、映画化されたりして、広く知られるようになったようです。
シンデレラは、フランスの詩人、シャルル・ペローに書かれた物語集に収められている作品です。彼は、他にも、「長靴を履いた猫」「眠れる森の美女」「赤ずきん」などもまとめたそうです。あれ?赤ずきんってグリム童話では?
そうなんです。
ヨーロッパでは、民間伝承の物語を、何人かがまとめたものが今にも伝わっているのです。
ただ、ペローの作品がグリム童話よりも早く出されました。
ディズニーを通して、更に色鮮やかに、蘇った童話たちの生まれ故郷。
ブルトイユ城。
シャルル・ペローのお城。子供には塗り絵をチケット売り場でもらいました。
恐ろしい殺人鬼の話「青髭」も描かれていて、本当は怖いグリム童話風。
ちなみに、グリム童話とペローの童話は、同じような話が多いです。これは、童話を創作したわけではなく、両者とも、語り継がれた話をまとめたからだそう。日本でいう「遠野物語」です。
森の中で語り部が、お話をします。
フランス語なのでよくわかりません。
お城の敷地内には城を含めて色々な建物があります。馬小屋や、納屋や、地下室の扉を開けると、童話の世界が……
完成度の低さは、このお城が個人のものだからでしょうか…
それにしては、大がかりです。 音楽と台詞付きの3分ほどの寸劇をしてくれます。
迷路もあります。
お城には遊具のある公園も隣接していて、子供たちが満足できるお城です。
実際、辺鄙な場所にあるにもかかわらず、沢山の人で賑わっていました。それもほぼ全員子連れ…
こちらはジャンコクトー。
1757年に書かれたお伽話を、約200年後に、映画として蘇らせました。
しかも、このメイクはジャンコクトーが映画製作の数年前に訪れた日本で見た、尾上菊次郎の鏡獅子からヒントを得たとかなんとか…
芸術の世界はまさにボーダーレスです。
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