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ねこのいる幸せ

 寿命が短いとわかっている彼らと暮らすには、未来の覚悟がいるものの、
それを凌駕する日々の幸せがあるから私はともに生きていたいと思う。
 私は犬もネコも動物全般基本的に好きです。
 犬と暮らしていた時は、可能な限りいっぱい勉強したし、犬と泊まれる宿に旅行に行ったりもした。
 犬を幸せにするには、毎日の散歩。群れで暮らす動物なので時々、下克上を挑んでくるので、これに勝たないとなりません。可愛いで飼い主が許してしまい、自分が偉いと勘違いすると、ボスとしての威厳を保たないとならなくなり、気を張るので、結果的に短命にしてしまいます。犬を幸せにするには下克上されても大丈夫な超小型犬にするか、大型犬には適切なマナーが必要です。これは犬種によって、また個体によっても様々なことがあるので、おおまかな枠な話になるかなと思います。
 頑健なパートナーがいるなら今でも犬と暮らしたいと思う時はある(笑)

 猫について、私は猫のビジュアルが好きで、猫雑誌を愛読していた頃もありました。短毛、長毛、色、柄で印象が違い、宝石みたいな大きな瞳が魅力的だと思いつつ、高いところに登れる、爪とぎをするなど、猫飼いさまの日々の暮らしを観たり、読んだりして尻込みをしていた。

 動物を飼うのが苦手な父と動物好きな母は、子育ても忙しいのもあって、初めは熱心にペットを迎えてませんでしたが…。
 子供達が大きくなって、手が離れると地域猫に熱心にごはんをあげたり、母の行動をみていると、猫が好きなのかな?と思えるようになりました。

 母が亡くなって、初めての肉親を失った喪失感に茫然自失となり、日々が過ぎていく中で、唐突に猫を迎えたい気持ちになった。
 日常的なことで尻込みする気持ちがあり、猫を飼っている友人に話すと、そう思うほどひどくはないよと教えられる。
 いくつものパズルのような組み合わせのエピソードがあり、これを書くにあたり思い出そうとしたら、もう忘れていたり、ひとつひとつは小さな出来事だったんだなぁと思った。それらのお陰で私は猫を迎えようという気持ちになった。

 一緒に暮らすなら白い長毛種の子が好いとなる。
 様々なご縁があって、歴代の猫を迎えてきた。
 迎えてみて、つくづくと私は猫との相性が良いのだと実感した。
 彼ら自身の命にかかわることでなければ、爪とぎも、マグカップをいくつ落とされて割られても、腹が立たない。
 暮らしてみないとわからない猫のいるしあわせを満喫している。
 
 
  
 

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