長妻怜央くんを応援する理由〈その2〉(2020/6/5)

前回からの続き。

「怜央くんを応援することが必要だ」という自分の気持ちをちゃんと信じてそれに応えようと決めた私だけど、まだ自分の中にもう一歩進められないというか躊躇するような何かがあったんだろう。7ORDERとしての初舞台「7ORDER」のチケットは、珍しく結構頑張ったのに惨敗だった。

私は個人的に、想いの力は強いと思っていて強く願っていることでその願いが叶えるのにふさわしい状況(自分自身の環境、心持ち等)が整っていれば割合スムーズに願いが叶っていったり、その流れにのっていけるという信条があって。だから名義を必要以上に増やしたり積んだり、グレー&ブラックゾーンな行動をとらなくても必要なこと・人とはご縁をいただけると思っているんだけど、この時は本当にご縁がなかった。ま、でもそりゃそうか、と。だってLove-tune時代、怜央くんのことは好きだったとはいえゆるゆるとした応援だったわけで。ほんとに行きたい?応援する気あんの?って落選通知がくる度に踏み絵されてるんだなあなんてあの頃は感じていた。

最後の最後で、3Fボックス席というある意味レア席をgetできたおかげで、無事彼らの初舞台を1回だけ観ることができたわけだけど、あの日感じた気持ちやチケットgetまでの日々は忘れないだろうな。

その7人での舞台の前、怜央くんは「ここはグリーン・ウッド」という舞台に出演していた。ステージに立つ怜央くんを生で見られるのは2018年3月以来。でも不思議と緊張はなくて、ただ初日を迎えるのを穏やかな気持ちで待ち望んでいた。

舞台序盤で早速ステージに登場して歌い踊る怜央くんを見た瞬間、

「うぉっ!スタイルお化け!足なっが!!」

と今更ながらに新鮮に驚いた。

そして忘れもしない、舞台の中盤、怜央くん演じる池田光流が客席に振り向いて満面の笑みでウインクする場面があった。

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この瞬間。

突如としてワーっと感情の渦が胸の内に沸き起こって、涙が出そうになったことにビックリした。謎に「おかえり」と心の中で呟きまくった。やっぱり、ステージ映えするなあ…選ばれた人なんだなあ…って。もちろんファンの贔屓目があることも事実だけど、他の俳優さんのファンだったとしても多分そう感じたと思う。私の推しはこんなにかっこいい人なんだなあとホクホクした気持ちになった。

この舞台を観るまで2.5次元の世界は全く知らなかったし、正直あんまり好みではないけれど、怜央くんの超人的なスタイルの良さ、ルックスは原作の世界を忠実に再現することが求められる2.5次元のお芝居では重宝されるのでは?と思った。

昨秋からの7ORDERの舞台俳優としての個々の活動は目覚ましく、目まぐるしくてそんな中私にとって本当に大きな出逢いだった舞台「DECADANCE」に怜央くんの出演が決まった。

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準主役、というか見方によっちゃ主役なんじゃ?ぐらいの、キーとなるような影響力の大きい役どころ。しかもパブリックイメージとはかなり異なる、陰が強い役。これはただただ猛烈に楽しみだったと同時に、夏の舞台で割合早々に喉をつぶした怜央くんが、長丁場で有名なディスグーニーの舞台を喉をつぶさずに乗り切れるかな?と少し心配もあった。結果、当初のそんな不安なんてすっかり忘れ去り、私はこの舞台で俳優・長妻怜央に惚れ込んでしまって、予定があいている回は全て観劇し、気が狂ったように六本木に連日通いつめ、挙句行く予定のなかった大阪に遠征するまで魅了されてしまった。あの日々は夢だったんじゃないかと今でも思うぐらい、デカダンワールドに、マリウスという役を演じる怜央くん一色の日々で、渦中にいた当初はまた、何やってんだろうな…と刹那的な気持ちになったりもしたけれど、振り返ると1mmの後悔もなく、強烈に幸せな日々だった。感情表現が苦手な私が日々、Twitterにありのまま感じたことをとにかく吐き出し続けた。「伝えたい」って気持ちが溢れ出てきたあの経験は、猛烈に豊かな経験だったし、そこまでにさせてくれた怜央くんはやっぱりすごいし、私にとって彼を応援することが何で必要なのかが腑に落ちた日々だった。

これ以外にも7人でのイベントや怜央くん単体の活動(モデルとかね!)、中止になってしまった初の座長公演についても語りたいことは沢山あるけれどそれは置いておいて、7ORDERとして再始動してくれてから私はまごうことなきヲタク活動に邁進してきた。正直今でもオタクな自分のことは好きになれないけれど。

それでも怜央くん22歳の誕生日の今日思うことは、

「長妻怜央くんの応援は、何物にも代え難い宝物=豊かな経験や気持ちをもらえる」

ってこと。

元来、自分の行動の対価をリアルに感じたり受け取りたい私からすると、虚無感を感じることもやっぱりあるし、自分のような人間の応援が怜央くんや彼らの力になんてなるのか?と常に思ってる。

でも、力になれなきゃ意味がないとか考える必要もなくて、ある意味それってすごく図々しいというかおこがましい気持ちだし、虚無感感じても別にいいし、なんていうか自由でいいじゃんって少しずつ思えるようになってきた。私の大好きな、数少ない貴重なヲタ友は、感情的になると自分を嫌悪しがちな私に

「〇〇ちゃん(私)は暴走してもさぁ、もっと自分に甘くしてもいいと思うよ。」

と言ってくれる。

前までは「とは言っても…」って気持ちの方が強かったけれど、最近はそれもそうかなとほんの少しだけ思えるようになってきた。

そんなこんなでただただ個人的な気持ちを長々と垂れ流してしまいましたが、22歳の怜央くんがこれからどんな飛躍を遂げていくのか、可能性しか感じないし楽しみでしかない。もっともっと自由に羽ばたく姿が見たいし常に全力投球で太陽のように明るい笑顔を無邪気に振りまく人たらしで優しい怜央くんの活躍を心の底から願う、そんな2020年6月5日の夜です。

保護犬シェルターに寄付させていただきます。