グループ購入アプリ「hours」をリリースしたよ~ ぼくらのnewn retail ~
はじめまして、newnの代表をしている、あやたんと言います。
最近は忙しくなってきて、憂鬱な日々を過ごしています。
にも関わらず、グループ購入アプリ「hours」 を正式リリースしたので、お知らせです。※ Appstoreには、3ヶ月前にステルスで公開
このnoteでは、
・hoursってどんなサービスなの?
・何でhoursを創ったの?
・なんで今なの?
・なんでステルスだったの?ぶっちゃけ手応えどう?
・ソーシャルコマースのその先へ
といった部分を書いていきます!
hoursってどんなサービスなの?
商品を購入するグループを作って、友達を誘って人数が集まると、各自がお得に商品が買えるというグループ購入型のECサービスです。
例えば、シャインマスカットを買うには、購入グループを立ち上げ、SNSで友達を誘って、24時間以内に3人以上の友達を集めると、3000円相当するものが50%オフの価格で買えちゃう!という感じです。
https://apps.apple.com/jp/app/hours-%E3%82%A2%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%BA-%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E8%B3%BC%E5%85%A5%E3%81%A7%E3%81%8A%E5%BE%97%E3%81%AA%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%82%88%E3%81%86/id1514710794
名前の由来
Hours = hour(時間) + our(ぼくらの)+s(ale) (セール!)
ぼくらのタイムセール 的な意味が込められています。
ドメインは hours.sale です。めっちゃ可愛いですね。
なぜ、hoursを創ったか
hoursは、0から画期的な仕組みを発明をしたわけではなく、中国のPinduoduo(拼多多)という2015年の設立から1年で1億ユーザー、5年で時価総額10兆円を超えたグループ購入、ソーシャルECのお化けサービスの仕組みを参考にしています。
コマースという巨大マーケット、まだ全くといっていいほどソーシャル化されていない未開の地です。コマース以外はソーシャルになりトラフィックの構造の変革がおきて、ゲームチェンジがおきました。オフラインのショッピング体験って、誰かと選んで話したり、色々とエンターテインメントの要素が含まれます、ここがオンラインでもソーシャル化し、バイラルする仕組みができると、信じられない速度で、信じられないくらい巨大なプラットフォームにできるんじゃないか、、、と思っています。
グループ購入というとGROUPONと何が違うの!?と思われるのですが、hoursは購入者が、買い手が自らグループを立ち上げ、自分で友達を誘うという仕組みで、似ているようで、ビジネスの構造が全く違います。
僕がMERYというサービスで、やりたかったことは、モノと人の出会い方を変えるような体験でした。ブランドや価格という軸で選ぶショッピングから、自分とセンスが合う誰かが選んだ偶然の出会い、誰かと楽しむソーシャルコマースを実現したいと思っていました。
この2年、D2C、EC周辺で事業・投資をする中で、生産・在庫の問題、ロジスティクスにおける課題を痛感していました。
グループ購入の仕組みは、消費者だけでなく、セラーにもメリットがある仕組みで、まとまった数が担保され、需要の見積もりができる、先行販売、予約販売、クラウドファンディング的な側面もあります。この仕組みが、成立しさえすれば、多くの課題を解決するんじゃないかと思っています。
ただ仕組みがあっても実際に、購入者が友達を誘ってみんなで買う、という体験が実際に成立しないと絵に書いた美味しいお餅になってしまいます。
なんで今なの?
実は数年前から、PDDのグループ購入の仕組みがめちゃ面白い!と注目はしてたんですが、成功の背景で語られる中国の文化やwechatのミニプログラムといった特有のモノなのか判断がつかず、同じ仕組みが日本でも受け入れられるか不透明で、やりたいアイデアリストの一つとして、メモ帳の奥底に追いやられていました。
事業はタイミングがすべて、なんて言われますが、SNSの浸透によって小さな個人もエンパワーされ、口コミやバイラルの力がとんでもないことになってきていることをブランドやstandfmの経営で触れる一次情報から、今まさに日本でもグループ購入型のサービスが成立しうる土壌が出来つつあると、点と点が繋がり、線となって新しい流れができつつある感覚がありました。
ECの集客は広告費をぶん回すモデルが未だに多く、売上に対してのかなりの割合を広告費=ユーザー獲得コストにしてるので、そこを原資にすることで、ソーシャル化されうるか、友達にシェアするか、それが成立しうるのか、というバイラル性が、一番の検証すべき仮説でした。
そうして、ゆるゆると年明けから動いてはいたものの、コロナでフルリモート期間の真っ只中に、3月19日の事業立ち上げメンバー募集をし、本格的に動き出し、7月15日にひっそりアプリを公開に至りました。
なぜ、ステルスリリースしていたのか?
スタートアップ・ITな方々は、新しいサービスは感度とリテラシーが高い人が多く、SNSとの親和性も良すぎるサービスなので、初期から大体的にリリースすればバズってしまい、ノイズが増え適切な事業の仮説検証にならない、そうした水面下でも自然とジワジワ広がっていくような、バイラルするサービスであるどうかを見極めるために、ステルスでいくことを決めました。
そうしたステルス期間の中でも、可能性を感じる動きがありました。
ちょっとしたことで初めの火がつき、ジワジワ広がりました。
なんかバイラルしている、、、。
これは、ユーザーが招待して、招待されたユーザーがまた友達を誘った、実際の動きを可視化したものです。通常は、割り引く+安くした商品を知ってもらう広告費で、ダブルでコストを欠けていたり、特定のモール内のトラフィックを獲得するために、価格順で並び替えられた時の最上位を目指すための割引をやりますが、安く下からバイラルするという構造には普通のECはありません。その結果がコレ
ある人のtweetがバズって注目されてドカーンと売れる、とか、そういう形であれば、同じ数売れても何も思わなかったと思うのですが、小さな個人から生まれたバイラルからジワジワ広がるのを見た時、一番大きな検証すべき仮説である『わざわざ友達を誘って、一緒にショッピングなんてするのか』というのは、超えていけるんじゃないかと、PMF前夜祭や!となりました。
ソーシャルコマースのその先へ 『にゅーんりてーる』
コロナにより、オフラインからオンラインの流れは加速し、世の中にはある、ネットでまだ売られていなかった素敵なモノが、ECのお店作りを極限まで簡単にしたBASEやStoresによって、インターネットで販売されるようになりました。店舗の価値も倉庫として価値や、デリバリーのピックアップ拠点としての価値など、本当に大きく変化している。
uberEatsの配達員さんに代表される、ギグワーカーの増加、送ってもらわずピックアップしにいく文化、クラウド化される物流。アリババのジャックマーさんの言うオフライン・オンライン・物流の融合したリテールのコンセプト『ニューリテール』って、もしや『にゅ〜んりてーる』のことなのでは??と大きな勘違いをしているのですが、hoursでは、こうしたテーマに取り組んでいきます。もっともっと、モノづくりからインターネット的にできると思うし、インターネット的なeコマースをやりたいなって思ってます。
newnでやる事業のテーマの選定の要素は、時代の変化を捉えた、インターネットによって個人をエンパワーするようなもの、というのがあるのだけど、
これによって、ブランドを創る個人や、ブランドのファンであるお客様をエンパワーして、今、まだない新しい体験を生み出す、新しいサービスにしていきたいと思っています。
最後に
地球に巨大ロボットがやってきて15人の少年少女が戦うというよくありそうな設定に一捻り入ったことで、濃厚な鬱漫画に昇華された名作です。そういうのが苦手じゃない人には超面白くてオススメです。
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