見出し画像

24時間営業を辞めたコンビニ〜1月の経営数値の動向〜


 「無」


 皆さんこんにちわ、あやすけです。


 ・・・もう今日はですね、な〜んも沸かないんですよ(笑)


 良いことも悪いことも、な〜んも湧いてこないと言うか、私の心にな〜んも降りてきません。たまにそんな日が来ることが定期的にあります。でも悪いことも湧いてこないから、全然オッケーなんですけどね。

 

 だから今回は前置き無しです。あとはお酒を呑みながら、垂れ流される動画を只々眺めつつ、数少ない私の「お休みの日」は、終わりを迎えます。



 貧乏だけど何故か今日も生きていられる今の状況は、貧困や困窮ではない状態であり、そして多分それは、「幸せなこと」なのでしょう・・・なんせ呑んだくれて動画垂れ流しの一日を過ごせているのですから。



 それでは、1月の当店の経営数値の動向です。



1.経営数値

◯日販
・前年比106% ・コロナ禍初年度比92% ・24H営業時比84%
◯客数
・前年比105% ・コロナ禍初年度比78% ・24H営業時比73%
◯客単
・前年比102% ・コロナ禍初年度比117% ・24H営業時比115%
◯買上点数
・前年比97% ・コロナ禍初年度比106% ・24H営業時比103%
◯人件費 売上比8.9%
・前年度9.4% ・コロナ禍初年度8.6% ・24H営業時7.6%
◯廃棄額 売上比5.4%(売価)
・前年同月6.1% ・前々年同月6.7%
 ※参考 廃棄額原価 売上比3.4%
 ・前年3.9% ・コロナ禍初年度4.2% ・24H営業時4.3%
◯利益 29万円
・前年16万円 ・コロナ禍初年度31万円 ・24H営業時36万円

※当店における時短営業開始時はコロナ禍初年度です


2.項目別の分析

◯日販
・前年比106%(100%)
・コロナ禍初年度比92%(104%)
・24H営業時比84%(89%)
◯客数
・前年比105%(93%)
・コロナ禍初年度比78%(97%)
・24H営業時比73%(76%)
 ※参考 2021年度比105%
◯客単
・前年比102%(107%)
・コロナ禍初年度比117%(108%)
・24H営業時比115%(116%)
◯買上点数
・前年比97%(100%)
・コロナ禍初年度比106%(101%)
・24H営業時比103%(105%)

※( )内は前月の数値

 
 昨年10月の経営数値をもって決定した、現時点の当店経営陣の今後の数値の見立ては以下のとおりです。

「客数」・・・コロナ禍からの回復度合いは2021年並に留まる
「客単価」・・・上昇度合いの頭打ちから今後ゆっくりと数値が低下
「日販」・・・コロナ禍初年度であった2020年並に留まる→つまりコロナ禍         
      以前には戻らない

 転じて1月の経営数値を視ると、前月とは逆に客数は予想以上に上ブレ、客単価は頭打ちを経て低下したものの、その下降の度合いは予想以上に大幅となりました。結果として日販はコロナ禍初年度より8%減です。

 コロナ禍初年度であった2020年並にその回復度合いは留まると予測した日販は、予測した水準には全く届かない程度の回復度合いでした。原因としては、コロナ禍初年度の1月&2月は未だ「コロナ禍による日販への影響度合い」が低かったからかも知れません。

 さらに、客単価の上昇幅が低下し始めるタイミングが予想以上に早かったことも意外でした。上昇幅の頭打ちをいくらかの期間継続すると予想していましたが、頭打ちは既に終わって下降を始め、そして下降の幅も予想以上に大きかったです。
 
 
 「買上点数」の数値が前年比割れし始めたことを考えれば、客単価の前年比は今後再びその上昇幅を大きくすることは無いでしょう。2月の状況も今のところ大きな変化はありません。したがって、日販低下の大波は想定以上に早く来る可能性が高まったと同時に、その鍵を握るのは予想していた「客単価」低下のタイミングではなく、予想外の「客数」の好調さが今後どのように推移するか、となります。



 ・・・頼りねぇなぁ(泣)・・・予測できねぇなぁ(笑)



 とはいえ、今後当店が取るべき戦略には前月から特に変更はありません。予想を上回る「タイミング」と「スピード」で低下し始めた「客単価」を、少しでも長い期間下支えすることが主たる目標です。

 一方で、それはあくまで下向きの力を下支えするだけの事であり、「数値が低下する」というトレンドを変えることは出来ないでしょう。だからこそ、昨年8月から経営方針を変更して取り組んでいる「廃棄額の適正化」&「経費のスリム化」にも、同時に取り組む必要があるのでしょう。


◯人件費 売上比8.9%(7.2%)
・前年度9.4%
・コロナ禍初年度8.6%
・24H営業時7.6%

※( )内は前月の数値

 「売上比7%以内」という現在の当店の方針を、前月に引き続き今月も達成出来ませんでした。というか、もう方針とは言えませんね。「理想」と言ってもいいかも知れません。

 目標未達の要因は前月と変更ありません。1つ目は今年度の最低賃金の上昇に伴う人件費の増加分を売上の増加分で賄い切れなかったこと、2つ目は経営陣の健康面を原因としたシフトの減少、となります。

 上記2つの要因に対する対応方針も変更ありません。1つ目は、目を瞑ってこのまま行きます。2つ目は、必要経費という認識を基本として内部留保してきた資金を充てます。

 上記の方針を継続する期間は、契約更新までのおよそ1年間です。その後は手持ちの武器が2つ増えますので、それを活用します。1つは経営陣交代による人件費減少、もう一つは更新に伴うチャージ率の減少です。



 ・・・恐らく、1年後に手持ちの武器が2つ増えたとしても、現状を打破することは出来ない可能性が高いでしょう。それでも、可能性が0では無いのであれば、やるしかありません。私にとっての大事な「趣味」を、捨てるつもりは今のところありませんから。


◯廃棄額(売価) 売上比5.4%(4.9%)
・前年同月6.1%(5.2%)
・前々年同月6.7%
  ※参考 廃棄額(原価) 売上比3.4%
  ・前年同月3.9%
  ・コロナ禍初年度4.2%
  ・24H営業時4.3%

※( )内は前月の数値

 8月から経営方針を一部変更し、廃棄額(売価)を「売上比4%以内」を目標に徐々に減らしていく事とした当店ですが、今月も目標には届きませんでした。前月より数値は悪化していますね。

 当店の立地はロードサイド100%であり、1年の中で冬場に日販が大きく低下する傾向がありますが、それに併せた発注数量の調整が上手く出来ませんでした。特に年始を含めた前半部分で読みが外れた事が大きかったです。

 予算額を超えた分類は「スイーツ」、「フライヤー」、「ペストリー」です。特に大きかったのは「スイーツ」と「フライヤー」ですね。

 どちらの分類も販売額の前年比は上向きですが、廃棄額の予算は超えている状態です。「スイーツ」については、2月に入ってから売り込みを掛ける新商品の品目数を減らすことで対応しています。「フライヤー」については、クリスマス商戦において在庫が残ってしまった高単価商品の品揃えを一旦止めて、通常通りの品揃えに戻しています。

 一方で過去数年間の数値を視ると、少しづつではありますが、目標数値に近付いている状況ではあります。しかし目標とするゴールまでの距離は遥か遠くにあります。

 売価で「売上比4%以内」という目標達成には、まだまだ時間が掛かりそうです。すぐに達成できる特効薬のような改善策は、今のところ思い付きません。過去数年間の同月比較の数値が少しづづ改善している限りは、現在の取り組みを継続したいと思います。


◯利益 29万円
・前年同月16万円
・コロナ禍初年度31万円
・24H営業時36万円

 「29万円」です。それ以上の意味も、それ以下の意味もありません。

 経営者が満足できる、あるいは我慢できる、その相反するせめぎ合いの金額が、「あなたにとっての」適正と言える利益の額です。

 この金額が良いか悪いかは、皆さんで好きに決めて下さい。私も自分の好きなようにその善悪を決めます。


 これもまた前回までの記事と同様です。私の自己満足を満たすだけの「趣味」であるこの仕事は、まだまだ先の長い道のりの途上です。ただ単純に「利益を上げる」ことは、いつでもすぐに出来ますから・・・



 それでは今日はこの辺で。

 このクソッタレな世界で戦う皆様と明日もともに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?