広尾TC2021年募集馬「クエストフォーワンダー20」を血統分解から見てみるページ

クエストフォーワンダー20 牡馬

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サトノアラジン×クエストフォーワンダー 母父マクフィ
生産:パカパカファーム 厩舎:中舘英二(美浦) 遺伝子:CT

クエストフォーワンダーは生産パカパカファームですが広尾関係が所有権を持っているので、今後も楽しみな繁殖牝馬です。母父マクフィがまず日本じゃ珍しいですからねw

クエストフォーワンダーは19のウィンダミアなどでも説明しましたがとても良い繁殖だと思います。Danzigだったり、TomFoolニックス成分だったり、パワーと底力の源のハイインロー(Hyperion+Son-in-Law)にDonatelloだったり、ナスキロ成分もしっかりもっていたり。上記の通り母父マクフィは日本じゃ珍しいのでおもしろさもあります。

サトノアラジンはディープインパクトに母父Stormcat。キズナと同じ感じですね。キズナ母キャットクイルはStormcatにDamascusなのでStormcat成分を強めており、Fijiからドナペリオン(Donatello+Hyperion)で底力パワーを補充。先行して馬力を活かすキズナ産駒が多いのはここも関係してますね。
サトノアラジン母マジックストームはStormcatにミスプロ系FappianoにNijinskyという形です。Fappianoはミスプロにナスキロでスピードとキレを補完。NijinskyはStormcat成分を強調させるのでこちらも相性がいいですね。キズナに比べてよりスピード系という印象でしょうか。

そんなサトノアラジンがクエストフォーワンダーと配合。
キズナ産駒クエストフォーラヴと同様にStormcat成分をどれだけ増幅させられるかどうかをまずは見るのが良いでしょう。

要素1.NorthernDancer系ですがNijinsky1、Danzig1にLyphardが計3本も。

要素2.SirIvorが2本おまけにTomFoolが2本あります。SirIvor内のAtticaとニアリークロスしており相性が良いです。その他でも見受けられるニアリークロスがSirIvor≒Terlingua、Alzao≒ダンシングブレーヴなどバッチリハマってます。

要素3.ナスキロの観点でみるとMill Reef2本にRivermanがあってこれでもかというナスキロ!SirIvorとも合わせると凄い数!Shirley Heightsがあるのも良いですね。柔らかいキレもありそうです。

要素4.Man o'War成分もStormcatの持つ血統とニアリーするのであるといいです。ディープStormcatにInRealityが相性が良いのはInRealityがMan o'Warをクロスしているからです。
クエストフォーワンダーはなんとMan o'Warを4本も持っています。sugoi

これら3点の要素からディープ+Stormcat牡馬との相性がクエストフォーワンダーは抜群なんですよね。

それ以外にも、キズナと合わせるよりサトノアラジンの方が向いてるかな?という印象がありまして。
サトノアラジンのマジックストーム内にいるDrFagerはInRealityと黄金ニックスです。紐解いていくと結局はMan o'Warがクロスできるからです。
Man o'Warを4本持っているクエストフォーワンダーですから、こっちのが強みを得ることが出来そうです。

以上のことから、サトノアラジンとの相性は抜群といって良いでしょう。
よりスピードを活かした馬になってほしいです。
21年産駒もサトノアラジンで2年連続のようなので良い感じだったのかもしれません。


21年度募集馬まとめページ 随時更新していきます
https://note.com/ayasecharlotte/n/n3eed847322b8

また募集されたら頑張ります(´ω`)