バーイベが走馬灯になった話 Part2
2023年がもう終わってしまった。
物心つき、オタクという生き物になってから、時の流れが早すぎる。
2023年12月23日、有澤一華ちゃんが20歳の誕生日を迎えた。
2020年12月の研修生発表会光で、「大阪府出身、16歳、有澤一華です!」(12月初旬だったためまだ16歳)と震える声でステージにたっていたあの日から、もう3年も経ったのか。信じられない。
この3年間、私が達成したことといえばなんだろう。
・一華ちゃんへの愛を貫く
・そのために全力仕事
・酒
・結婚
・大好きなオタクと酒
・酒
・酒
⋯私、なにか成長できたのか?
どう考えてもオタクと飲む酒がいちばん美味しいし、まあそれなりに仕事も頑張ってるからええか!そもそも、毎日起きて息してるだけでほんまに偉い。未来の心配は今してもしゃーないので、今日を全力で楽しんだるで!
2024年もこのような超・ハッピー・ポジティブマインドでお送りしていきます。
サンタさん、いかがお過ごしでしょうか。来年こそは素晴らしい語彙力をくださいね。お願いします。ほんまに。
2024年1月15日 有澤一華 バースデーイベント in 飛行船シアター
今年は1月の開催となった。
飛行船シアターは初めていくということもあり、早めに上野駅につく。
上野には、アメ横(※)に飲みに行く以外の目的で訪れたことがないので、ものすごく新鮮だった。
若かりしあの日、上野で立ち飲み3件ハシゴしていたらよく分からないノリの外国人にナンパされ、Where do you live!?と聞かれたので、I live in TOKYO❣️と大声でクソデカ概念を答えたら苦笑いされたな。
そういえば、知的探究心を満たすために猛毒展や人体の不思議展を見に、国立科学博物館には行ったわ。意外にちゃんと真面目に東京を楽しめていた、安心した。
故郷の大阪に恥じない人生を送っていきたい。
(※)アメ横には私の大好きなカドクラ、大統領、おとんばという三大大好き居酒屋があるので是非酒好きなオタクは訪れて見て欲しい。
そして、徒歩7分ほどで飛行船シアターへ到着した。
ーーとにかく寒い。突き刺さる寒さである。
開場まで外で待つしかなく、ビルの谷間ということもあり、強風同士で手を取り合いタッグを組んで、どこまでも追い詰めてくるタイプの地獄であった。
メンタルはダイヤモンドのためこの程度ではへこたれなかったが、オタクは常に神に試されていると思って生きていく方がいいかもしれない。
開場時間まで一華ちゃんのオタクと周辺を彷徨い、「えっスカイツリーめっちゃ大きく見えるやん!!すげー!!ガハハ!!!」と、初めて東京来るんか、くらいの勢いで𝑬𝑵𝑱𝑶𝒀して笑っていたので、心は非常に穏やかだった。これだからオタクの柔軟性は好きだ。
ほんまに皆さん、風邪ひかないように気をつけてくださいね。
冬場に飛行船シアターに行く場合は、めちゃくちゃ厚着して行った方がいいです。
わたしは調子に乗って超・薄着でいったので、さすがに骨格ガンダムの生まれじゃなかったら倒れていました。
このライフハックは、是非後世へ残していきたい。
この先は、バーイベの詳細について触れていきます。ネタバレも含みますので、お気をつけください。
まず、初手のUnfair babyには度肝を抜かれた 。
昨年は無限クライマックスのイントロで白目を剥きかけたのだが、今回はまた一味違う、一気に会場のボルテージあげるような選曲だったと思う。
声出せ!拳上げろ!といった煽りに、こぶし組の私は泣きながら拳を上げ、ぶち上がっていた。
なんだこの疾走感のあるスタートは。
ビリビリと痺れるようなめまいに近い感覚と高鳴る心拍数で、体温が急激に上がるのがわかった。
さすがにここで倒れるわけにはいかないと、ぐっと地面を踏ん張った 。
改めて感じたが、有澤一華ちゃんとつんくさん楽曲の相性はやはり素晴らしいの一言に尽きる。
16ビートがしっかり取れているということももちろんだが、声の質感や息の抜き方・間のとり方が絶妙である。自分の声の魅せ方を理解し、十二分に生かせている。
それは、彼女自身が力を入れて熱烈にオタクをしていた頃の思い入れのある楽曲にモーニング娘の楽曲が多いということもあるだろうが、それだけでは語れない技量の高さがあるのだ。
去年よりも確実に、何もかもが成長している。
そして、会場を支配し一体化させる、圧倒的なパワーがあった。
Wonderful World (2023 10th Juice Ver.) のバイオリンは、始まりの深い海のような音色に思わず息を飲んだ。
去年演奏を聞いてから、なぜ彼女のバイオリンがあんなに人を引きつけるのかということをしばらく考えながら観察していたのだが、やはり技量もさることながら、スウィングの技法が大きいのではないかという結論にたどり着いた。(有識者の方いかがでしょうか⋯ご教授いただけると助かります)
スウィングは裏拍起点のため、いわゆる「躍動感」「グルーヴ感」が生まれやすい技法である。一つ一つの音が生き生きと踊っているようで、まさに〝生音の魅力 〟をありありと感じられた時間だった。
彼女の歌うような、ジャジーな魅力溢れる演奏を聴きながら、走馬灯のように色濃く過去の記憶が駆け巡り、さすがに泣きすぎて横のオタクをビビらせてしまった。本当にかたじけない。
涙腺がザルなので、毎回泣いてはいるのだが、
今回ここまで泣くのには理由があった。
・My Days for You
2020年12月の研修生発表会光(一華ちゃん初参戦)の選抜曲。中山・豫風で披露した。
・会えない長い日曜日
2021年3月の研修生発表会Yellでオーディションを勝ち抜き選抜され、大阪公演で披露。
・SONGS
2021年春の実力診断テストで披露。初登場でディレクター賞を受賞した。これが彼女にとって最初で最後の実力診断テストとなる。
上記3曲を、まさかバーイベに組み込んでくるなんて誰が予想できただろうか。前が見えなくなるくらい涙が溢れてきてしまい、必死にこの日のために用意した超吸水タイプのタオルで目元を拭っては、必死でサイリウムをふった。
そんな5列目で爆泣きをかます私を見て、一華ちゃんがえへへ、と微笑んだ姿が忘れられない。
こんな幸せなことがあっていいのか?
一華ちゃんに出会ってから、沢山の幸せをいただいて、私はなにか返せているのだろうか?
様々な思いが溢れ出しては目の前が霞む。涙腺もさすがの過重労働、そろそろ労基に訴えられるに違いない。
この寒空を吹き飛ばす、太陽のような笑顔のパフォーマンスを見て、心が驚くほどに浄化された。
今回の彼女のMCで、忘れられない言葉がある。
研修生の時のMy Days for Youの選抜のオーディションを振り返って話す彼女は、真っ直ぐに前を見てそう話した。
正直、鳥肌が止まらなかった。
音楽に対しての向き合い方はもちろん、
音を音らしく届けてあげられなかったと振り返る姿は、まさに表現者だ、と痺れたし、改めてその生き様に敬服した。
20歳のため2部では母からの手紙もあり、タオルを握りしめて拝聴させて頂いた。
とても温かく、深い、愛のある手紙だった。
近くで一華ちゃんを見守り続け、自主性を尊重し、沢山のことに挑戦させてあげたんだろうな、と僭越ながらも邪推し、親目線(誰)で胸がいっぱいになった。
彼女は「関西人だからもっとおもろいこと書いてくれるとおもった!お母さんって本当に文章を書くのが上手いんですよ!」と笑いながら、
わたしは言語化がとても苦手で、こんな変な子に 「じゃあいっちゃんはこっちをやってみようか」って色んな表現の場を教えてくれた。父と母にはとても感謝している、と話した 。
こんなことを真っ直ぐに言える子がいるだろうか?
一華ちゃん、そんなふうに親の愛情を素直に受け止めて、感謝できるのは素晴らしいことだよ。
あなたには、言語を超えた表現力や凄まじいパワーがあって、ストレートに伝わってくる。
それも含めて人間としての魅力が溢れているんだよ。だから自信をもってこれからも突き進んで欲しい。温かくしてゆっくり休むんだよ。ご飯もちゃんと食べてね。
私の心の中の母が、そう泣き叫びながら嗚咽をもらしていた。
この3年間、有澤一華ちゃんを全力で応援できて本当に良かった。
彼女のひたむきに音楽に向き合う姿は、強烈に周囲を魅了する。
2部は2階席まで埋まるほど、ホールにひしめくライトブルーの光を見ながら、改めてこの世界は捨てたもんじゃないと思えたし、今日まで生きていて良かったと幸せを噛み締めた 。
サーカスのように、沢山の表現の場を作りたかったと語る、
〝 有澤一華〟を壮大に体現した20歳のバースデーイベント。
今回、沢山の一華ちゃんのファンの方やJuice=Juiceファミリーと交流ができた。1部で引くほど泣いて会場出て、また話してるうちに思い出して泣いてを繰り返しても、共に分かち合える仲間がいること、改めて感謝いたします。
私にとって、ハロープロジェクトに出会って得た仲間や感動は、勉強だけでは得られなかったかけがえのない宝物です。
今後も沢山の感動を共有していきましょう。
これからも〝 表現者〟 有澤一華ちゃんに
一生ついていきます。
Our journeys will continue...…
最後までお読みいただきありがとうございました。
PS
事務所様へ
有澤一華ちゃんのパパが2部落選したとの事です。MCで聞いてひっくり返りました。
さすがに次回はどうにかしていただけませんでしょうか。ご検討頂けますと幸いです。
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