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有澤一華という人間(2)


もしも私に語彙力と文章力があったなら、もっと簡潔かつ的確に、有澤一華ちゃんという人間性の素晴らしさを伝えられたのだろう。本能で書きすぎて予想外にシリーズ化してしまった。
しかし、有澤一華ちゃんの物語はここからが更に面白いのである。もう少しお付き合いいただきたい。

2021年4月17日 初単独ライブ〜エピソードZERO〜

人は要点の分からない途方もない文章を見ると集中力が低下し、全く頭に入らないことが私調べで分かっているので、見所を凝縮して大きく3点にまとめてみた。




①チーム紅 
②誤爆〜We can't go back~ 
③実力診断テストの歌唱順抽選会


①チーム紅

研修生初の単独ライブが決定し、ハロドリではチーム対抗オーディションが行なわれた。
チーム分けはメンバーが好きな数字を選んでいきあみだ形式で決定するというものだった。結局あみだは全く交差しておらず、そのまま隣合った5名ずつが同チームとなるのだが、私がカイジだったらひっくり返っていたかもしれない。


私が言う前に抱きしめなきゃねはチームごとに個性が光り、有澤一華ちゃんの属するチーム紅は、間奏部分にオリジナルのダンスを落とし込んだ。贔屓目ではあるが、歌唱力・ダンス力ともに良い意味でフラットなバランスが取れており、誰一人悪目立ちせず、チームとして素晴らしかったと思う。それでいて、全体的に女性らしい愛嬌がたっぷりで、このままデビューしてカントリー楽曲でも歌って欲しいと思った程である。

惜しくも選抜はチームたまむしに及ばず、2公演とも披露することはできなかったが、ここで感じたことは彼女のダンス力にさらに磨きがかかっているということである。

ここで振り返るが、彼女はダンス未経験なのである。


とはいえ、彼女はバレエをやっていた経験があるようだ。(3月のコレ写に、お休みしていたバレエをまたやりたいと記載があった🩰どこまで天は彼女に才能を与えれば気が済むのだろうか。末恐ろしい程である。)
身体のしなやかさ・柔軟性と、圧倒的な音楽センスが、ダンス力の確実な向上に繋がっていると感じた。
ダンス経験を詰んでいる先輩メンバーの中にいても遜色のない、艶やかで力強いダンスに驚いた。3月の発表会では、元気いっぱい💪🏻有澤コーギー一華ちゃん🐕なダンスに釘付けになっていたため、このギャップと成長は非常に魅力的だった。

どうやらこの服はバレエの時の服なのだという。



赤いおリボンが可愛いがすぎる。顔面が強い。




②誤爆〜We can't go back〜 の素晴らしいフェイクと16ビート

ついに頭角を現したか、という気持ちだった。様々に変わる表情と歌の抑揚の付け方もさることながら、彼女はフェイクを担当したのである。力強い歌声をきいた瞬間は鳥肌が止まらず、泣きながら拍手をしていた。これほど立ち上がれないことを後悔したのも久しぶりである。尊さを噛みしめながら地面を踏ん張っていた。

これは後の2021年5月8日 tinytinyで語られることになるのだが(※下記参照)、中島卓偉さんや譜久村リーダーに、とてもダンス未経験には見えない・楽曲を音符で捉えており16ビートがしっかり取れていると至高のお言葉をいただくほどであった。
公演をこの目で見て、後の彼らの言葉がビシバシ身に響いた。

曲が終わった後、溢れ出る感情で静かに「好き…」と呟いたが、多分あの時点で魂を全部もって行かれていたのだと思う。
その証拠に、帰り道に中野のスタバで何かを無心で飲んだはずなのだが、何を飲んだのか全く覚えていない。


③実力診断テスト 歌唱順抽選会

まさかのトップバッターを引いた

神が味方していると確信した。有澤一華ちゃんがここで宝くじ買った方がええで!といえば根拠なしに無限回収する自信がある。
初登場でトップバッター。
流石にひっくり返るリアクションをとってしまい、近くにいた研修生オタが笑顔で拍手をしてくれた(あの時はありがとうございました)

モーニング娘。SONGS

選曲には驚くと共に、全私がスタンディングオベーションをして叫んでいた。そして、オタクとして熱量をかけて特に好きだった時期が、おそらく彼女と一緒である。なによりもつんくさん楽曲の選曲により、私は無我の境地に到達していた。流石にまじのまじで好きすぎる助けて(語彙)
プラチナの風を感じながら、翌月の実力診断テストの期待に胸をふくらませた。

おまけエピソードと有澤一華画伯

総じて彼女は上手に来ることが多かった。不思議な大人さんパワーで上手の最前方席にばかりいたわたしは、無事に彼女の愛嬌全開の爆レスをいただいた。実は、3月の研修生発表会でも、彼女があっ!と気づいたような表情を浮かべてこちらを見ていたり、軽く会釈をされた(今振り返ると笑ってしまう)という自覚があったものの、おそらく全オタクが己を見ていると思っていたはずだし、軽々しく公言し「ヴァーカヴァーカ、勘違いしてんじゃねえよB●Awww」と指を刺されたくもないので 、綺麗な秘密の思い出として胸にしまい、黙っていた 。
勘違いオタクでも幸せだからいいもんっ!🥺
という持ち前の鋼メンタルで挑んだ今公演だが、未来へ繋ぐ約束では確固としたゼロズレで弾ける笑顔で爆レスをくれ、思わず泣きながら周りを確認してしまった。ああ、こちらに気づいている。勘違いでもいい。
今、 私生きている 。
寿命が10年伸びた。

これが伝説のSUN(Hi)である。

やはりいちさくが尊い


2021年5月29日 実力診断テスト

コロナの影響で、延期の上、無観客配信となった。本当に心から悔しかったが、有澤一華ちゃんはもっと悔しかったのかと思うと胸が痛みつつ、全力で応援しようと意気込んでマツエクとアイブロウサロンとフットネイルと美容院を済ませた。突然の美容詰め込みプランに彼氏は浮気を怪しんでいたが、有澤一華ちゃんというと伝わった。

2週間程延期された間にいつもの佐川急便のおじさんがグッズを届けてくれ、安定に推しを自引きした。この頃になると、彼氏も有澤一華ちゃんの名前を覚え始めた。グッズ開封の儀を見ながら「ものすごく好きそうなタイプだね。」と一言、ご名答すぎる。


今回の作品も画伯の鋭い感性が光る🍎


グッズを凝視しながら、やはり有澤嗅ぎ分け一華ちゃんはコーギーだったのかと確信すると同時に、これから柔軟剤はりんごの匂いにしようと思いを馳せる。推しのことを思うと愛情が大気圏を突破し、頭のおかしなツイートが目立つようになってきた。

グッズに湧き散らかしている間に、配信の日がやって来た。12月に久しぶりに研修生現場に現れたにも関わらず 、3月のYELL公演で優しく声をかけてくれた研修生オタの皆様と鑑賞した。1人だったらひっくり返っていたと思うので、本当に助かった 、恩に着る。
事実、推しのトップバッターを思うと徐々に口数が減り、名物のハニトーを食べることも忘れていた程である。(アイスは溶けていた)

青春の1ページである


正直なところ、トップバッターは不利だと思っていた。どうしても次々に記憶が上書きされてしまうからである。
しかし、配信が始まり、数秒前までそんなことを考えていた自分をぶん殴って道とん堀に沈めたろかと思うほど、衝撃を受けた。


彼女は、一瞬にして場を有澤一華の世界観に引きずり込んだ。

うっかり息を吐くのを忘れていた。
艶っぽい表情と言葉ひとつひとつの歌い回しに驚いた。こんな表現もできるのか。
ステージを大きく使ったパフォーマンスは、圧巻だった。その堂々たる姿からは、去年の冬 、声を震わせて歌っていた彼女を微塵も感じさせなかった。

人ってこんなに成長できるんだ

と、純粋に努力に敬服した。
結果発表までの時間、気が気ではなかったが、西チームの

正しい青春ってなんだろう
Say! Hello!

も大変素晴らしかった。彼女にはソロ割が多く、正しい青春ってなんだろうでは
\最後までついてきてねっ!/
を任されていたのである。最後までついてきてねっ✩ではなく、最後までついてきてねっ?(きゅるん)(困り眉)というところに彼女のセンスとあざとさが大噴火を起こしてた。流石にマグマを塞き止めきれず感嘆が漏れた。
どこでそんな表情を覚えたんだ。全俺が一斉に財布を取り出している。
そんなんどこまでだって、一生ついて行くに決まっとるやないかい……

最後までついてきてねっ?(じゃないと嫌だよ?)
という顔に死んじゃった。魅せ方をわかっている。


ミニライブは一瞬で終わり、それでは、結果発表にまいりたいとおもいます、というアラケン氏の言葉で我に返った。
みんな素晴らしかったが、彼女の受賞もあるのではないかという期待が高まるばかりで、大学受験の合格発表並に緊張で張り裂けそうだった。なんなら合格発表の時の方が、まだ開き直ってリラックスしていたかもしれない。

初登場でディレクター賞

後ろの小野田先輩の優しい笑顔が好きすぎる

彼女自身が1番驚いていた。このリアクションであある。
信じられない、といった表情を見せたが、彼女の中にも確かな手応えはあったように思う。最初はおどけてみせた彼女だったが、事実、努力が報われ、このような形として認められた栄誉に、滅多に泣かない彼女が泣いていた。
彼女の素晴らしいパフォーマンスが受賞という形になり、私までひっくり返って大号泣しそうになったが、研オタの皆様の手前、ぐっと堪えた。


豊かで繊細な表現力と基礎力があるからこそ、自分の世界に楽曲を落とし込めたのだ。
“ プラチナ風の歌唱”をするのは容易だが、それを自分のものにし、より多くの観客を引き込み、より多くの賞賛を受けるパフォーマンスをすることは、並大抵の努力では叶わない。
きっと有澤一華ちゃんはこの受賞を更なる飛躍に繋げて行くのだろう。
もしかしたら、私はとんでもない軌跡に立ち会っているのかもしれない。

改めて有澤一華ちゃんとの出会いと、今この時を応援できる幸せを噛みしめ、同時に彼女自身の幸せを心から祈った。


宮本佳林ちゃん先輩にお肌がセクシー
といわれ照れる有澤一華ちゃん。


帰宅後は上機嫌で、お気に入りのスプリングバレー豊潤と小川軒のレーズンウィッチという、お上品な品目で、彼女の栄誉に乾杯した。
(牛丼大盛りを外食してきたはずの彼氏は、訳が分からぬまま共に乾杯し、夜食に出汁うどんを作って食べていた。)

生きるのたのしーーー!!!!

推しの幸せを願って飲むビールは、今日も最高に美味しかった。


to be continued (まだ続いた)

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