幕が上がる2024

2024年4月9日火曜日

Hey!Say!JUMP
伊野尾慧くん主演

ブロードウェイミュージカル 「ハネムーン・イン・ベガス」の幕が上がる。

ちょうど9年前の4月25日に、私は同じタイトルのブログを書いた。
伊野尾くん初めての主演舞台「カラフト伯父さん」の初日だったから。

9年前はどうしても行けなかった伊野尾くんの舞台。悲しくて悔しくて気持ちの消化などずっとできなくて、だけど応援し続けていれば次はきっとある!と願っていた9年間。

事務所に色々なことがあって、ただ応援しているだけの一ファンの私ですら精神的に参ってしまった2023年、その年末のツアーの初日でありクリスマスイブイブの朝に飛び込んできたニュースに文字通り飛び起きた。

くそったれな2023年の最後に、心を救ってくれるとても素敵なお知らせだった。

翌週には、ツアーの東京公演の初日と2日目に参戦した。

東京初日のMCでは(おそらく名古屋でも)、すこしふざけてミュージカルの告知をした伊野尾くんを髙木くんが「本番で笑われちゃうよ?」って優しく諭してくれて、2日目は不安さや恥ずかしは残りつつも「お歌の練習から!」ってふざけないで頑張って話してくれて、それが本当に愛しくていじらしくて。

アルバムPULL UP!を初めて聴いた時に、今までよりも伊野尾くんの声の伸びがきれいで、ボイトレしてるのかなって思っていたので、ミュージカルのお知らせを聞いてなるほどー!ってなったし、コンサートでも気持ちいい歌声をたくさん聴かせてくれて、ミュージカルが決まってからの陰ながらの努力を感じるだけに、滲み出る不安や自信のなさみたいなものをまるっと抱きしめたくなってしまって、ミュージカルの成功を改めて強く強く祈った。

(烏滸がましいけど)自分に置き換えると、30代も半ばにさしかかると守りに入るしなるべく得意なことをしていたいしある程度積み上げた自信があるものがあればそこを強みとしていきたいし、そんな中であえて苦手分野にチャレンジする必要性もそんなになくなってくる。

私は伊野尾くんの声や歌声がとても好きだし、歌も下手とは思っていないけれど、それでも事務所内のいわゆる「歌枠」のポジションではないと思うし何より本人がそれはわかっていると思う。
出演を決めて走り出してしまったら、たとえお稽古が思うように進まずに間に合わなくても幕は開いてしまうし、中堅タレントとして恥をかくかもしれない、そう考えたら私がもし伊野尾くんだったら怖くてチャレンジできないな、って思う。
だからこそ、挑戦を選んだのはとてもかっこいいと思ったし、同じ社会人として心から尊敬している。

雑誌のインタビューを読んでいると、ミュージカルを決めた理由を色々話してくれていて、性格上も、やっぱり「新しいことに挑戦する面白さ」「新鮮さがなくなったら人生はつまらない」的なものが軸にあるのかなと思って、すごく「らしいな」って思っていた。(だいすき)

なのに、気心知れたwith様のインタビュー(これどーにか紙媒体として手元に置かせて欲しい。涙)で、「(決めた理由として)一番大きいのは応援してくださっているファンのみなさんのことを考えてってことですね。」って話してくれていて、これにはさすがにくらってしまった。
伊野尾くんは、物事を長いスパンでそして俯瞰で冷静に観ているからこそアイドルの有限性にとても自覚的なところがあり、限られた時間を大切にしてくれているのをとても強く感じていて。なのでファンのためってのは理由のひとつにはあるだろうけど、一番大きな理由だなんて愛を食らってしまって、もうほんとうにどうしていいかわからなくなってしまった。

「本当に辛い思いをしているのはアイドルが人生そのものの本人たち」と言い聞かせて、歯を食いしばり必死にポジティブな応援を届けたいと必死だった頃に、こんなに大きな挑戦を決めてくれていたなんて、、、こんな幸せがあっていいのかな。何も返せてないのに。

そんな重いビッグラブをくれたと思いきや、最後は「一つの理由で決めるわけではないし、他にも理由もあるけどね」とさらっと締めてくれるのもその距離感温度感が心地よくてすき。

あと個人的には、「やったほうがいいよ!という友達がいなくて、仲のいい友達がどうだろう?と思ってしまうということは観に来たときにおもしろいじゃないですか」というお話(+act.)が好きだった。
伊野尾くんて頭もいいしじっくり手堅く人生歩んでそうなのに、実は遊び心とめちゃめちゃ攻めの姿勢があるところ、ずっとめっちゃラブ。


インライのグッズ制作会議もすごく楽しかった。知ってたつもりだけどそれ以上のしごできビジネスマンぷりをくらって、息ができなかった。多数決とる?ってなったとに、「最終的な決定権は俺が持った方がいい」って発言、伊野尾担人生でのメロ発言トップ10に入る。


そんなこんなで、ミュージカル発表から今日まで、たくさんのワクワクをくれて、内側に入れてくれて、本当にハッピーだった。
インスタもウェブも伊野尾くんの息遣いが聞こえるような媒体になってくれて、今日は更新あるかな?次はどんなことしてくれるんだろう?って、間違いなく日々を頑張る糧になってくれていた。
伊野尾くんもお稽古を頑張ってるんだと思って頑張れたことが本当にたくさんあった。

ここまで連れてきてくれて本当にありがとね。

「愛と喜びと笑いに満ちたロマンティックな旅」

稽古場のスタッフさんがかいてくださった言葉だけれど、伊野尾くんを応援してる人生を表す言葉としても違和感がないくらいにぴったりで、胸にくるものがあった。

新生活の4月に、また新しい素敵な旅に連れていってくれるんだね。


ブロードウェイミュージカル
「ハネムーン・イン・ベガス」

初日おめでとうございます。
素敵なカンパニーの皆様と、旅の終わりまで怪我なく無事に駆け抜けられますよう、心から祈っています。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?