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最近我が家によく来る子〜水子霊の碧ちゃんのお話〜

【最近我が家によく来る子
   〜水子霊・碧ちゃんのお話〜】


先日のセッションで、

お客様より
「10年前に死産になった水子さんと話がしたい」
とご依頼を頂きました。


今から10年前、
ご夫婦の間に男の子ができましたが、

その妊娠により
奥様に子宮ガンがあった事が発覚。


当時お医者様からは

「若いから進行が早い。
すぐに手術しましょう」

「母子ともに危険な可能性がある」

「お子様は諦めて頂く方向で…」

とお話があったそうです。


奥様は体にリスクがあっても、
出産する事を望んだそうですが、

ご主人様は最愛の奥様を
亡くすことを恐れて

結果的に夫婦での話し合いの結果、
ガン治療の為に
死産にすることを選択したそうです。


ご夫婦は

「その子が今どうしているのか、
何を思っているのか知りたい」

とのことでした。


その子は10年経った今もなお、
成仏せずに

現在もパパとママのお家にいました。



そのご家庭にはもう1人
お子さん(男子の大学生)
がいらっしゃるそうですが、

その子はご家族のことが大好きなのと、
生まれてこられなかった事への
無念があまりにも強すぎて

今世のお家を離れられず、
成仏できていないとのことでした。



本当は成仏しなければいけない期間を
もちろんとっくに過ぎています。



成仏しないと
基本的には強制的に行かされます。



でも今回の彼は、
幼いのにあまりにも無念が強くて。



可哀想だからと、特例的に
創造主からお咎めなしにされていました。



彼はとても寂しがり屋さんな性格。


パパやママと一緒にいると
とても幸せな一方で、

自分の声が届かない事は
とても寂しく…。



ママにもお兄ちゃんにも
気づいてほしくて
一生懸命ラップ音を立てているけど、

音が聞こえても、
目が合わないのもとても寂しく…。



彼が特に一番悲しいのは、
「みんなで囲む食卓に
自分の席がないこと」。


彼はこの10年間、
それに慣れることも
諦めることもできず。


それを目の当たりにする度に
寂しがり屋の彼は
2日に1回くらい
1人で泣いてしまうそうです。


そして彼が泣いてしまう度に、
昔その家で飼われていた
わんちゃん(成仏済み)が
天界から降りてきては、

1人しくしく泣いている彼の傍に
そっと寄り添っているそうです。



私から
「パパとママに何か伝えたいことはある?」
と聞いたら、

「大好きだよ。
 生まれてはないけど、ずっとそばにいるよ。
 ずっと一緒だよ」

と言われました。



それをお伝えした所、

「なんて可愛くて、いい子なんだろう」

と、お客様も涙を流されていました。


お客様からは、
「自分達が彼の為に
今世で何かできる事はあるのか?」

とご質問を頂いたので、


彼本人に「何かしてほしい事はある?」
と聞いた所、


返ってきた答えは、

「ごはんやおかずは何も盛らなくていいから、
食事の時には毎回、
僕の分のお皿とフォークを用意してほしい」

「自分の席が欲しい。
 みんなの仲間に入りたい」

と言っていましたので、
それをお伝えしました。


彼の一番の願いは、

「家族みんなで楽しそうな場に
 自分の居場所を用意してほしい」

のだそうです。


そのため、お客様には

「ラップ音が聞こえたら、
音が聞こえた方を向いてあげて下さい」

「今はそこにいるんだね、と
 彼に声をかけてあげて下さい」

「今日は天気が良いね!とか、
 今日は仕事でこんなことがあったよ!
 と何でも良いので彼に話しかけてあげて下さい」


彼は目が合わなくても、
自分の存在を想ってくれて、
家族のみんなが話しかけてくれることが
とても嬉しいそうです。


お客様は
「死産の決断をした自分達を
 その子が恨んでいるのではないか」と
思って、苦しい思いを10年間していたそうです。



お客様としては
子供はもちろんすごく欲しかったそう。



でもそれ以上に、奥様が命を落とすことだけは
どうしても避けたいという思いがあり、

ご夫婦で涙ながらに
何度も何度も話し合って、

断腸の思いで
死産にすることを決断したそうです。



でも葬儀と火葬が終わってもなお、
なぜか「お墓にこの子はいないのではないか」と
思ったそうです。



そのため

「本当はいけないことは分かっているんだけど、
お骨はまだ自宅に置いてある」

とのことでした。



このままではいけないよね、
と思いつつも、

お墓に彼をひとりぼっちで入れる事の方が
よっぽど可哀想に感じ、

どうしても抵抗があったそう。


私がご本人に
「お骨はどうして欲しいの?」
と聞いたら、

「1人ぼっちは嫌だから、
お家に置いておいてほしい」

「パパやママのどちらかが亡くなる時が来たら
1人じゃなくなるから
その時になったら一緒にお墓に入れてほしい」

と言いましたので、それを伝えました。


お客様は、

「そうすることにします。
今日は10年分の引っ掛かりと罪悪感から
一気に解放されました。

今回、セッションを
お願いして本当に良かったです」

と涙を流して、とても喜んで下さいました。


お客様は、
「これからは
 家であの子の席を用意するだけでなく、
 お出かけでも
 車の中にあの子の座席を用意します」

「どんな時でも気配を感じたら、
 あの子に話しかけます」

と涙を流しながら、とても嬉しそうでした。


「死産にする前、まだ彼がお腹にいた時に、
お腹を撫でながら、夫婦二人で
あの子の名前をつけました。

性別も男の子だともう分かっていたので
碧(あお)と名付けたんです」

と仰っていました。

本人も「カッコイイ名前♡」と
とても気に入っているそうです。


彼は亡くなった時は水子さんでしたが、
今は3歳くらいの
男の子の見た目になっていて、


ぱたぱたと走り回ったり、
大人しく椅子に座ったり
しているのが見えました。


そして、まさかのセッション中に、
碧ちゃんが我が家に来るという(笑)。


碧ちゃんは、
「自分の思いを伝えてくれた」と
嬉しかったのか、

私をとても気に入ってくれたようで。
(昔から子供にはよく好かれるww)



実はそのセッション以降、
ほぼ毎日我が家にも来るようになりました。



さっきまで
我が家の座敷わらし(女の子)と
仲良く追いかけっこをして遊び、

今も私のベッドでねんねしてます。


「みんなが待っているから、
お夕飯の時間になったら、
お家に帰りなね」

と声をかけたら、
とても嬉しそうにしています。


とても不思議な話ですが、
座敷わらしちゃんが
2人になったような気持ちで
我が家でくつろぐ子供たちを
見守っています。


日本大会に向けて
Beauty Japanの衣装を選んでいたら、

2人でわらわらと
スマホの画面を覗き込んできました(笑)


「キラキラしてるね」
「きれいだねぇ」と
子供ながらの素直な感想を
呟いている2人。

なんだかほんと、可愛いです。


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