明日の私3

パンの焼ける香りで目が覚める

なんて幸せな朝だろう

ホームベーカリーさんを迎えてから
朝が心地よい
焼きたてのパンの香りって
なんとも言えない幸福感をもたらしてくれる

本当はご飯党の夫は
しぶしぶパン朝食に付き合ってくれる
だからなるべく満足してもらえるように
朝から豪華なサラダやスープを添えて
とってもリッチな朝食になる

そういう訳で
ご飯にお味噌汁だけの簡素な朝食よりも
パンに豪華サラダ(時には生ハムも添えて)とスープ(またはスムージー)がついてくる
このパン朝食の方がいいかもしれない
と思ってもらえている

自分の好みを通すには多少の努力が必要なのだ

朝は苦手な方だが
このちょっと贅沢な朝食のために
少しだけ早起きをして
少しだけ頑張れる

この小さな頑張りが
ちょっとだけ豊かな生活を醸し出してくれる

朝陽が差し込むダイニングで
焼きたてパンの香りに包まれて
ああ、なんて素敵な一日の始まりなんだ☆

そうしてゆっくりしていると
結局時間がなくなってしまい
いつも通りバタバタと出掛けることになる

駅までの道が遠い!
自転車で行きたいところだが
駅の駐輪場も遠い!
なんで???

だから今日も走る!!!
走る!!!
走る!!!

改札を通ってホームに着くと
発車ベルが鳴っている!

車掌さんと目が合って会釈して
電車に乗り込むと同時に
プシューっとドアが閉まる

セーーーーフ!!!!!

真冬の電車内で汗だくになって
暖房を恨めしく思いながら
息を切らして上着を脱ぐ

なんとか呼吸を落ち着かせて
汗が引いたころに目的地

改札を出るとき
「大吉」のポップが目に入る
今日もいい日になる

そんな駅員さんのお気遣いに
ほっこり暖かい気持ちになる

いつもありがとうございます

寒い冬の朝
上着を手に姿勢を正して颯爽と出勤する

さあ
今日も素敵な一日にしよう


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