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薬屋のひとりごとを読んで、ひとりごと

最近、常に何かにハマってないと落ち着かない私。中毒の中毒ですな。今回は、アニメ「薬屋のひとりごと」を1話見まして、即、小説を一気読みしました。薬屋の女の子が宮中に入って色々頑張る話です。主人公がテンション低めなのが良いです。

アニメは普段は、まっっっったくのノータッチなジャンルなのですが、ONE PIECEを観てたからなのか、Netflixでオススメされて、目に止まりました。昔、「チャングムの誓い」という下人が宮中で料理人を経て医女へと駆け上る物語にどハマりした経緯があるため、こりゃ絶対に好物だ!とポチッと押したのがオープンザドアです。

主人公の女の子は、花街の薬屋で育つという特殊環境が故に、自分をシッカリ持つ賢い非キャピ子。花街、後宮、政治…などなど、いかにも面倒事だらけなところで、色んな事件に出会し、知識と洞察力でバシバシ解決していく。探偵要素がつよい。本人が非キャピだからか、正直な姿で接する周りの人もまたキャラが濃くて面白い。もちろん、色恋沙汰もあるんだけどもそこは進みが遅すぎるのも、逆にまた良い。物語の中心は、その女の子の色々奮闘記になってて、有能がゆえに色んなところに出張にもいく。そのため、色んな景色が出てくるのも面白い。舞台はむかーーしの中国で、東西を走る川を移動手段にしたり、遊牧民が出てきたり、英語を使うと思われる西の人が出てきたり、バッタの大量発生の蝗害が出てきたり、宗教の違いが出てきたり。島国の日本にはない悩みが出てくるのも新鮮。フィクションだから、実際がそうだったという訳ではないけども。あと、上手くことを運ぶための適材適所ってのを登場人物がそれぞれで考えてるのも面白い。ある一面では使い物にならない人を、別の場所で輝かしたり。本当にそれって凄いこと。他には、今ではタブーと考えるような夜の男女のお話をあけすけに話をしたり、謀反による一族サヨナラとか、処刑とかがサラッと語られるのも、今と時代が違うことの表現のひとつになってるのもなんだかをかし。

そんな感じで、知ってるようで新鮮な感じ…で、すこーしラブコメも入るミステリー物語って感じですな。

続き、気になります。

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