マシンガンズがきっかけで青春を取り戻そうとしている女の話
※今回の記事は私の記憶で書いているので一部記憶違いや時系列の誤りがあったら申し訳ありません。
あと長文ですし、めっちゃキモいです。すみません。
過去ばかり語るお笑い老害化する日々
どうも。あやねです。
私は小学生の頃からお笑いにハマりまして、約20年前の芸人のことを主に話す「baseよしもと黄金期 懐古垢」というのを運営しています。
baseよしもと黄金期についての説明は以下を参照してください。
そのbaseよしもと黄金期と呼ばれる頃がお笑いに対する情熱のピークで、そこからは時が経過するのに比例して、どんどん熱が落ち着いて今でもなんとなく今のお笑い界隈の情報は見ているが情熱は持てず、過去ばかり語るお笑い老害と化しておりました。
2023年5月20日「THE SECOND」決勝戦
「THE SECOND」とは芸歴15年未満というM-1グランプリの出場資格に対し、その出場資格を失った芸歴16年以上の漫才師達による賞レースです。
最初に開催を聞いた時は「まぁ、そういう賞レースもあってもいいよね」程度しか思っておらず、予選の結果をTwitterで見る程度の関心でした。
なぜかというとM-1が休止していた時代に2011年~2014年にフジテレビで開催していた「THE MANZAI(こちらは芸歴不問)」がM-1グランプリほどの成功を収めたとは言いづらいものであったため、正直あまり期待はしていませんでした。
しかし、THE SECONDの決勝戦をテレビ放送で見ると無駄な演出がなく、作り手の漫才師に対するリスペクト、真摯に採点に向き合う一般審査員と非常に素晴らしい大会で胸を熱くしました。
マシンガンズに心奪われる
そんなTHE SECONDを見ていて私が一番心を奪われてしまったのがマシンガンズです。
M-1では作り込まれたネタで勝負する傾向にあり、それをお笑い界隈では「競技漫才」と呼びます。
しかし彼らはそれとは逆に観客の空気を読み、速攻でそれをネタにしていくと言うライブ感を重視するスタイルであり、競技漫才が主流になりつつある賞レース界において個人的にそれが衝撃的でありました。
お笑い界隈に20年以上いるので、もちろん彼らの存在は昔から知っていました。
しかし主に彼らのテレビ出演はエンタの神様やレッドカーペットで、あの頃はショートネタブームのため、
彼らのネタの中の「怒り」「ひがみ」という部分を1分ネタに凝縮せざる得ないため、今回ほど彼らの魅力に気づくことができず、正直その頃は「あぁマシンガンズね、知ってる知ってる」という程度の認識でした。
あと個人的な思い出として、M-1グランプリ2008の準決勝・敗者復活で「関西人嫌い」のネタをして、M-1グランプリ後のネタイベント「M-1グランプリリターンズ2008」ではそのネタを大阪のNGKで大勢の関西人の前でやって爆笑をとっていたので「やるなぁ〜」と関心していましたが、
その頃も、まだ私の心の中心に、彼らはまだいませんでした。
しかし、今回見た6分間の漫才は既存のショートネタで見せていた「怒り」や「ひがみ」以外の観客の空気を読む即興力と速さ、今まで見てきた彼らのネタより落ち着き、円熟味を増しており、時折見せる人間らしさが本当に魅力的で楽しい漫才でした。
また個人的にはWツッコミでハイスピードのぼやき漫才というのが、私が愛した漫才師 ハリガネロック(1995年結成、2014年解散)を彷彿させて、より私の心は掴まれたのでした。
しかもハリガネロックは第1回M-1グランプリ準優勝、マシンガンズは第1回THE SECONDの準優勝というところにも不思議な縁を感じます。
滝沢氏ビジュ爆発事件からマシンガンズのアイドル化
放送中、Twitterがザワザワしていたのはもちろん試合展開についてもありますが、それに負けないぐらいにTwitterでは「滝沢さんが以前よりかっこよくなっている件」に関して言及されていました
(そして西堀さんは「ちいかわ」みたいで可愛いという意見も多く見られました)
20年前のお笑い界隈(base黄金期)であれば芸人に「かっこ良い」というのはガチの芸人ファンにとっては禁句な部分がありました。
「芸人ファンであればルックスではなく、その芸人の芸を愛せ」という風潮があったのです。
ライトなファンは「にわか」
ルックスだけでその芸人を好きになるファンは「顔ファン」
キャーキャー言ってるファンは「ワーキャーファン」という言葉で馬鹿にされる。それが20年前のお笑い界隈の風潮でした。
芸人としても「顔ファン」や「ワーキャーファン」に対して苦言を呈する人は少なくなく、人気絶頂の頃のネプチューンにおいてもその人気ぶりにおいて原田泰造さんは「俺たちはアイドルじゃねぇ、芸人なんだ!」と思っていたとしゃべくり007で話しておられましたし、
ルックスからアイドル視されている芸人が「もっと芸を見てほしい」と言ってるインタビューやラジオなど、たくさん聞いてきました。
なので、こんなルックスのことを言ったら逆に気を悪くするのではと思っていたのですが・・・
『THE SECOND』準優勝のベテラン芸人、46歳にして“顔ファン”爆増中 色気あふれるベッド写真にネットもん絶↓
自撮り写真を投下することでノリノリでこの波に乗ってくれました(ありがてぇ)
この自撮りとTHE SECOND後の地方イベント等で滝沢さんの対応が神対応だったというレポがTwitterに流れたこともあって、「滝沢さん」というキーワードがTwitterのトレンドに8日間居座る事態に(異常事態)
また自撮り写真の投下の許可が滝沢さんの奥様から出たり、
西堀さんも自撮りを投下したことで#自撮りおじさんというハッシュタグが流行して、
Twitterのお笑い界隈ではマシンガンズムーブメントが起きることになるのです。
そして決定打だったのが6/2にRadio Talkで生配信されたネガポジ
こんなビジュアルのことを言われてどう対応するんだろう??
「そんなこと言われても、俺たちは芸人だからな〜」と苦言の一つでも出るんじゃないかなと思っていたのですが
苦言が出るところか嫌な顔せず、めちゃくちゃこのノリに乗ってくれてる・・・!!!むしろこの状況を楽しんでいる・・・!!
このネガポジを聞いて感動から書いたツイートなんですが、これが1400いいねつきまして、みんな顔ファンとかワーキャーに対するネガティブ感を払拭してくれたことに感動したんだなと実感しました。
6月5日に開催されたツーナッカンとのイベント「二組だけの勝手に二次会」でも「思ったよりキャーがない」とお二人とも言っていたので、これは迷惑にならない範囲でしたらキャーキャー言っていいんですよね?
青春を取り戻したい
先述のように私はbase黄金期からお笑いに対する熱のピーク。
base黄金期当時は小学生でして、小学生よりお小遣いが上がったり、活動範囲が広がる中学生に上がった途端にbase黄金期のメンバーが一斉に卒業してしまい、
青春のど真ん中である中学生、高校生の頃は
オリエンタルラジオブーム、AGE AGE LIVEブームやパンサーブーム、お笑いフェスのLIVE STANDなどワーキャーがありそうなイベントにはなるべく足を運んでいましたが
base黄金期ほどの熱狂も得られず、ワーキャーや顔ファンは悪という価値観を持っていたので、私は学生時代に誰かにキャーキャー言った経験がありません。
また私たちの頃は「ファン」と言っていたのも、気づけば「推し」という言葉に代わり、「推し活」なる文化が出てきていました。
店頭に並ぶたくさんの推し活グッズを見ながら「これがbase黄金期にあれば楽しかったのに。でもお笑いイベントでこういうグッズは使うと怒られそうだな〜」と悶々とする日々が続いていました。
弟がファンクラブ3つ掛け持ちするぐらいのジャニーズ推しなので彼がアクスタを購入して推してる姿を見て、心底羨ましいと思っていました。私もアクスタ買って誰かを情熱的に推してみたい。
しかし、先述のネガポジでマシンガンズのアクスタを作る計画について話が出ました。
え!!!!!!私の夢だったアクスタが!!!!
出るんですか!?!??!!?
20年間、鳴りを潜めていた情熱がけたたましく音をあげて燃え上がる感覚に陥りました。
キャーキャー言われたいマシンガンズ、キャーキャー言いたい私。
需要と供給が完全に一致しました。
これは推すしかありません。
そこから毎日マシンガンズのことを考えています。
素敵写真がSNSにあがったらスマホに保存して(行動が中高生)
仕事辛くなったらそれを見たり、
何年間もお笑いイベントにはすっぴんでTシャツとジーパンで行っていたのですが、
いつ単独イベントやチェキ会などの接近イベントがあってもいいように
髪のトリートメントに力をいれ、高いヘアブラシを買い、体を絞るため毎朝運動をし、プロテインを飲み、数年振りに香水を買いました。
まつ毛パーマにも興味があります。
また、お二人の肌の綺麗さを見ながら「負けてらんねぇ!」と一生懸命スキンケアに取り組んでおります。
あと滝沢さんがゴミの清掃員をやっていることもあり、ゴミの分別に気を遣って生きています!!!
今までだいぶネガティブだった労働に対する姿勢も「これからアクスタとかチェキ会とかたくさん貢ぐから頑張って働かないと!」と徐々に前向きな姿勢になってきました。
これが推しの力なんですね!!!知りませんでした!!!!!
辛いことあって消えたいと思うことも最近あったのですが、これからYouTubeとか、イベントとかやっていくらしいから生きて生きて生きまくるぞー!
ということで私の近況でした!毎日楽しい!!!!!!
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