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育休1日目 ~いきなり回想編 お盆休みと新婚当時~

2021/02/27
(本日の写真は、昨年12月、在宅勤務中の私のランチにパンケーキを用意している旦那氏の後ろ姿と猫のはるちゃん)

旦那氏、育休1日目である。
しかし最初に書いておくと、この日は戸建内別居している親父殿(私の実父)の家で、これまた戸建内別居の弟家族とともに出前パーティーだったので、特に育休の練習として特記するようなことはなかった。
なので、今日の記事はお盆休みの回想から入ることにする。

実はお盆の頃、私は謎の出血で自宅安静指示が出て、家事を全部旦那氏が担う10日間があった。
旦那氏はとても頑張った。
突然だったし仕事もしながらの慣れない家事の日々だったので、料理には手が回らずご飯はウーバーイーツやホカベンが活躍した。
そして10日目、旦那氏は完全にパンクした。
お風呂に入ると言って寝室を去った旦那氏は、それから一時間後もリビングにいて、パンツ一丁でPCの画面の前でぼ~っとしていた。
視線は何も捉えてなくて、リビングに来た私にも気づいてなかった。
そのまた一時間後、また様子を見に行ったときには、廊下でうつぶせになってこと切れていた。
(もちろんまだパンツ一丁)

旦那氏、家の中で行き倒れるの巻。

「旦那氏…。ありがとう…。でも育児ターンに入ったらもっと大変なんだぜ…多分…。」

と思いつつ、私はそっと寝室に戻った。

人のことは笑えない。私も、結婚したての頃は「家事に殺される…」と思った。
一人暮らしでも自分の為に一汁三菜の食事を作って掃除洗濯もマメにしていたのに、何故こんなに辛いのかと悩みまくった。
一人分が二人分になった量的辛さは二の次だった。
「相手の都合を考えながら、質・量・手数に最善手を打っていかなければ」というプレッシャーが我ながら激しすぎたのだ。
「ちゃんとしなくちゃ」という思いが行き過ぎていた。
相手の都合と自分の都合の重なるところで頑張ればいいのに、相手の都合が合わなかったら「私は人間失格だ~!!」と必要以上の罪悪感を感じてしまい、「帰るコール」が無くて帰宅後のスケジュールが予想と違っただけでも、なんだか自分の努力が塵と化した気持ちになって、旦那氏に「帰るコールくらいちゃんとしてよ!!」と理不尽なまでに怒っていた。

うわぁ…。もう…。。。
あの頃を思い返すと、恥ずかしくてジタバタする。
黒歴史は大人になってからも更新される。決して若い時分だけの話ではない。人生って怖い。新婚黒歴史ここに極まれりである。
あ~恥ずかしいなぁもう。

しかし、この「家事に殺される問題」は、時短家電の導入・自分への規制緩和・慣れ・職場のコアタイム制の導入などによってナリをひそめていった。

「夫婦に問題は必ず発生するけど、解決方法の無い問題は無い」のだ。(これは完全に受け売りです)

まぁそんな風に旦那氏に支えられて無事に安定期に入り、通常の生活に戻った。
産休に入ったタイミングで家事を旦那氏に任せるとお互いに話がついたものの、私が家にいるとついつい片付けてしまうので、本日から思う存分任せる決意を固めた。

そうは言っても、我が家の家事は家電に初期投資したおかげでまぁまぁ楽な方だと思う。
なので、「日々の食事の用意」が一番旦那氏のネックになっていくと思われる。
旦那氏からは「○○が食べたいってリクエストしてくれた方が良い」と言われたので、献立を私が決めて旦那氏が調理をすることに。
(なので、明日の投稿から「旦那氏の風雲!自炊編」が展開されます)

よく言われる『名もなき家事』的なことに関しては、そもそも旦那氏は全てに気がつかないので、私が逐一頼んでいる。
「加湿器の水入れて」がこの季節の代表格だ。
何故ピーって音がなるのに気づかないのか不思議だけど、気づかないものは気づかないし、「気づいてよ…!!」と言った先に解決が無いのは結婚生活の初期で学んだことだ。
しょうがない。

この日は検診のため、朝っぱらから旦那氏を起こして病院へ。
(私は車の運転が壊滅的に下手くそなので、いつも旦那氏に車を出してもらっている)
(しかし旦那氏はコロナで病院に入れないので、いつも駐車場でず~っと終わるのを待っている)
(ありがたいことである)
体重も変わってなかったので、「チートデーやっほ~♪」とばかりに二人でラーメンとチャーシューおにぎりを食べた後、私の運動のため二人で山をえっちらおっちらハイキング。
私を散歩に連れ出すのは、旦那氏の重要な役割だ。
私は筋金入りのインドア派で運動が大っ嫌いで、一人では絶対に散歩できない。
今までも旦那氏の休みの日には二人で散歩に行って1万歩くらい歩いて帰ってきていたのだが、アップダウンのある山はなかなかにハードな運動だった。
さすがにちょっとスパルタなのでは…と思ったけれど、私がリクエストしたことでもあるので頑張らねば。
当然だけど出産はもっと大変だ。

さて、前述した通り、この日は親父殿の家で、弟家族とともに出前パーティーだったので、特に育休ライフとして特記するようなことはなかった。
二人で洗濯物を干したくらいだ。

弟のところには4人の子供がいて、生まれた順番は「甥1 甥2 姪1 姪2」。
戸建内別居している弟夫婦は我が家とは全く違うタチなので、また別件で紹介する機会があれば紹介したい。
一言で言うと弟夫婦はどちらも体育会系で「The・拳で語り合う夫婦」だ。

明日からは本格的に旦那氏の自炊ライフが始まるのでどうぞお楽しみに。

明日に続く

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