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旦那氏の育休はじめ の前に…

2021/03/02現在、出産を控えて全くもって頭が回らないので、私は日々獣のように過ごしている。(予定日は2021/03/10である)
自分の寝食と生まれくる子供と家族のことにしか興味がない。
いや、正直子供はまだ私の体の一部に属しているので、自分の寝食にしか興味が無い。
奥行きのある思考ができなくなっていて、このポンコツ状態から抜け出せなかったらと思うと不安である。

嘘だ。

「まぁそれはそれで新しい人生だな~」と思って不安にもならない、という楽観的なポンコツ状態である。
どうせ地獄のような痛みと共に生み終えたら、妊娠のときよりも厳しい食事制限とともに、痛み三昧な授乳生活が待っているらしいから、今はこのポンコツ状態を存分な花畑思考で楽しみたい。

しかし…。
正直、産休前ラスト4ヶ月くらいは人が何を言ってるかどんどん理解できなくなっていった。
理解が頭の上っ面をつる~っと滑っていく感じ。
得た情報に対するリスクマネジメントが出来ないので、仕事がどんどん空洞化していったし、ミスも多かった。
同僚には本当に申し訳なかった。

そんな私を尻目に旦那氏が今むちゃくちゃ頑張っている。
生まれてくる子供のための積立NISAについての調べ物とか、2ヶ月とった育休を有意義に過ごすための家事全般とか。
特に投資・資金運用に関しては、私も産前に調べようと思ってたのに、自分の頭がポンコツすぎてどうしようもないと判断して
「お願い…。積立NISAについて調査を…お願いします…。」
と投げたが最後、ビックリするくらいの時間と労力をかけてお勉強の日々を過ごしている。
私はたまに旦那氏の頭の整理のためのアウトプットを聞き流しているくらいである。

正直ここまで猛烈に調べ物すると思っていなかった。もっと手軽に調べてくれるイメージだった。
未来のことなど深く考えない「いつか野垂れ死ぬんだろうな~…」とぼんやり今を生きる演劇人だったのに、なんかすごい世帯主感がある。
すごい。すごいぞ旦那氏。

そしてある日、投資や資金運用について目下お勉強中の旦那氏がふと
「我が家に将来お金に変換できるようなコンテンツが結構転がっていると思うんだ…」と言い出した。

・旦那氏のDIY
・私の日々のお料理
・かわいい猫
・投資始めてみた実況

というトピックが旦那氏から提案されたコンテンツである。
しかし旦那氏のDIYは年がら年中やってる訳じゃないのでコンスタントな発信はできないし。
私の料理なんて単なる「マメな食いしん坊」の域を出るものではないし。
かわいい猫は、ただかわいいだけだし。
投資については私がノータッチすぎて、生来マメではない旦那氏がマメに発信するとは思えない。
それに加えて、上記は全部既に似たような発信をしている人が沢山いる。

そこで私が旦那氏に提案したトピックは

「旦那氏の育児休暇の過ごし方について」だ。

3月10日が予定日だけど、旦那氏は2月末~4月末まで育休を取得してくれた。
今は夫婦二人生活のフィナーレであるとともに、旦那氏の育休の生活の練習時間となっている。
育休をがっつり取る旦那さんはまだまだ少ないので、ロールモデルも少なければ参考になる話も少ない。
そんな中で、我が家から発信できるこの報告たちが、誰かの参考になったりならなかったり、笑いのタネになってくれたらそれで良いのかなと思ったので、私から見た旦那氏の育休について記録していこうと思う。

最初に育児期間をどう過ごすのかを話し合いした時はいつだったか…。
もう覚えてないけど、旦那氏は
「育児頑張るよ」と言ってくれた。
その瞬間、心の中の全私がツッコんだ。
「いや当然やろ!!!」

しかし、当然では無いかもしれない。
「育休をとった夫が育児はするけど家事を手伝ってくれない」という内容の育児コラムは結構な量見かける。
普段家事を主体的に担っている人は「アホか??アホなのか??」と肩を揺さぶりたくなるかもしれない。
だけど、それだけ『育児休業』=『赤ちゃんの相手をするための休業』と思ってる人が多数いるということだ。

私は
「育児はもちろん、ふたりとも不安が無いようにしたいけど、、、それって当たり前だと思うんだよね。」
と言った後、
「今ある普通の家事をある程度できるようになってほしい。それにプラスして育児のスキルもつけてほしい。」
とリクエストした。

「家事をできるようになる」というのはふわっとしてる割に膨大すぎる課題で、しかも家々によって基準も違う。
家事なんて産後に出来なくっても気にしなければ良いという説もある。
だけど、私は汚い部屋で授乳してたら気が滅入ると思う。
ただでさえコロナで他人に頼りづらい中、整備されてない家の中を見たら、私は「タスクが溜まった仕事の山」にしか見えないと思う。

そう。
旦那氏には家を回して、私の心の健康を守って、子供の成長を助けてほしいのだ。
そんで、自分の健康もちゃんと守って欲しいのだ。
そんで猫の健康も守って欲しいのだ。
要は家族全員で健やかに生きていたいのだ。
そういう旦那氏へのリクエストなのだ。

しかし、なにせ出産したら生活がどうなるかは分からない。
日々の覚書になるかもしれないけど、育休の間の過ごし方を練習する旦那氏についてくらいはちゃんと克明に記録していくつもりです。
どうぞよろしく。

明日に続く。

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