見出し画像

作品について_1

漆器のこと

<木材>
鹿児島県産 杉
特に産地こだわりはなく、たまたまご縁があったので鹿児島県のものを現在は使っています。
さまざまな産地のものを今後は使っていきたいです。


<色>
漆色→そのまま漆のみの色

黒色→松の煤(松煙(しょうえん))と漆を混ぜた色

燻金(いぶしきん)色→金継ぎの要領で真鍮粉を蒔き、漆で接着した後、漆で2回ほど磨いたもの

錫(すず)色→金継ぎの要領で錫粉を蒔き、漆で接着した後、漆で2回ほど磨いたもの

箔張り→漆で銀箔と真鍮箔を接着した後、漆で磨いたもの


<制作方法>
①角材をボンドで接着(圧着)する
ボンドはタイトボンド3という耐水、耐食性のあるものを使用しています

②木材を加工する

③漆を塗る


<漆器を長くご使用いただくために>
現代の生活で便利に使えるものは基本的に漆はまだまだついていけません。
長くご使用いただけるために下記内容に注意してご使用いただけますと幸いです。

”使えないもの”
・食器洗浄機×
・電子レンジ×
・オーブン×
・冷蔵庫×
(1時間くらい放置する分には別に大丈夫です)
・熱湯を急に注ぐ×
※熱いものを急に入れると漆が変色することがあります。
一度ぬるま湯などに通して、急激な温度変化を避けることをお勧めいたします。
(私は一度も変色したことはありませんが、よく漆器のお取り扱いに書いてあるので念のため)
・水につけっぱなしにする
※漆を塗ってもまだ木が呼吸をしているため、木そのものが傷んでしまいます。
(つけっぱなしやあまりに多い水分量の水溜りがあると割れる可能性はあります)


”使えるもの”
・中性洗剤
※ざらざらの強いスポンジで洗うと傷がつく場合がありますが、通常のネットスポンジなどは強い力で擦らない限り基本的に大丈夫です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?