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忘れものをとりにいく

立春がきて、春の気配が漂いはじめました。

きのうは、家から歩いて15分ほどの材木座海岸へ。
昼の海は、太陽がキラキラと輝いて、波間には宝石のような光が溢れていました。

夕方、帰路の途中で立ち寄ると、空と海が描く柔らかなグラデーションが美しすぎて、一瞬一瞬の変化に、目を離せない時間となりました。
「春灯」(はるあかり)という季語があるそうですが、私にとっての「春灯」をみつけたような、特別な時間になりました。



西の方面にみえた、一番星は何星だったのかな?

私は、自分の店 ( moln.jp )
で“星よみnote..”というイベントを企画しているくらいなので、星占いがだいすきです。

いま、1/31〜「水星逆行」という星の動きで、

・コミュニケーションや情報が混乱する
・電車や交通機関が乱れる
・機械が故障する

etc、ひとすじなわに事が進まない星まわりといれています。

水星逆行中は、慎重にコミュニケーションをとったり、早め早めに行動したり、すこし気をつけながら日常を送るのだけど、
悪いことばっかりでもなくて、水星逆行中は

・過去との縁が深くなるので、ご無沙汰な人に連絡をとってみたり、意図しなくても再会する

・なくしたものが戻ってきたりする

とも言われています。

2020年、COVID-19の影響で、内面と向き合う時間が嫌が応にも増えて、
私のなかに湧き上がるいろいろな感情は、過去のいろんな出来事が原因だときがついてしまいました。

過去に我慢したり、抑圧した気持ちはずーっと残っていて、似た出来事がおこると、その時の感情に戻ってしまう、というおそろしいループ!

私は、学生時代に、ある傷ついた出来事があって、その時に友達に自分の気持ちを伝えたかったのだけど、仲が悪くなりたくないから、言えずにいました。
だけど、20年経った今も、その時の感情は消えずにいたことをコロナ渦で気が付いてしまい、この水星逆行を利用して、あの時の私を迎えに行くことにしました。

過去の自分の気持ちを回収するって、なかなか勇気がいることです。

相手には、そんな昔のこと忘れたよ!とか、めんどくさいと思われるかもしれないとか、ネガティブな想像が膨らんだけれど、勇気を出して友達に聞いてみました。

そしたら友達もそのときのことを覚えていて、率直に説明してくれて、謝ってくれました。

そしたら、こだわってた硬くなっていた気持ちが、みるみるうちに、小さくなるのを感じて、
「我慢しても、失いたくないくらい大事な関係だった」とか
「好きだから仲良くしていたかった」の方が本当はずっと大事な私の気持ちで、疑いの気持ちは裏側にあったことにきがつきました。

信じるってことが、わたしにはいつでも少し足りないのかもしれません。
いつでも疑うことの方が、ずっと本当みたいに、みえてくるから。

だけど、わたしが経験したい感情はいつだって「愛」ある方で、
そこが安心して、自分でいられる場所だってほんとのほんとは、わかっています。

結局、20年も時間がかかちゃったけれど、死ぬまで心の中に仕舞い込まないで、よかった。 

これからは過去の視点ではなく今のわたしのまっさらな目で、まっさらな心で、世界をみつめていたいな。

そんな春のはじまりです。

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