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【阪神大賞典2024】来ない人気馬にかけるくらいならコレ見て勝て!!

天皇賞(春)のステップレースにあたり、1着馬には優先出走権が付与される。昨年は阪神大賞典の1,5着馬が、天皇賞(春)でワンツーを決めた。大舞台へ向け、好発進を決めるのはどの馬なのか。過去10年分のデータを使用し、勝ち馬を見極めたい。

逃げた馬の成績は[0-0-2-8]。タフな阪神の長丁場だけに苦戦傾向にある。好走馬の内訳は2014年3番人気3着バンデ、2019年10番人気3着ロードヴァンドール。両馬ともに内枠からの積極策だった。

バンデの年は9頭立てと、対象期間中最も頭数が少なく、かつ1000m通過63秒2は二番目に遅いタイム。
一方、ロードヴァンドールの年は、1000m通過59秒3と最も速い。逃げ・番手が3番手以下を離し、当馬は番手から2周目に入るあたりで先頭に立つ苦しい形。ただ、例年ラップが加速する区間にペースを落としており、ヨコノリ騎手の好騎乗が光った。

そのほか、昨年のアフリカンゴールドは1000m通過64秒9と、対象期間中最も遅い流れを作り、10番人気ながら4着に粘っている。上がり最速馬の複勝率は100%、同2位は75%と、基本的に末脚に比重を置くべき一戦でも、極端に緩むとやはり逃げ馬は怖い。

阪神芝3000mは内回りを約1周半、コーナーを6度通過する。2コーナー付近からスタートすると、3コーナーまで約360mでの先行争い。初めのコーナーを過ぎれば、長距離戦らしく基本的には流れが落ち着く。
残り1200mに緩やかな下りがあり、残り800mから下りの勾配が急になる。このあたりでペースアップし、356mの直線で追い比べ。前がバテるペースだと4角2桁位置から差しも決まるし、4角までに徐々に位置を上げての差しも散見される。

逃げ馬に注目すると、3走前の目黒記念を逃げ、2着に粘ったディアスティマがいる。前走では、激化するハナ争いを制したものの、ペースが苦しく14着に沈んだ。
隣枠のジャンカズマも前走逃げているが、テン1ハロンは13秒2と遅く、必ずしも逃げというタイプではない。この面子と並びならディエスティマがハナを切れそう。この枠と鞍上なら、もう1度狙ってみたくなる。

◎ディアスティマ
直近2走は2桁着順も、前々走のアルゼンチン共和杯13着は、休み明けに加え位置を取れず。前走14着は、前述のとおり厳しいペースになった。敗因明確とはいえ、やや負けすぎの感もありつつ、内枠かつ強力な同型のいない今回は復活を期待する条件が揃っている。
瞬発力勝負がきついタイプも多く、その手の馬に早めに動かれると苦しくなるため、「競りかけないで」と祈る!!


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