十七回忌

ちょっと前のことになってしまいますが…。

父の命日、3月1日。善光寺に行ってきました。十三回忌と十七回忌をいっぺんに執り行って頂きましたよ。
びっくりするほどの陽気となり、外国人観光客の中には半袖の人もいたくらい。

ところで以前、父に買ってもらった腕時計のことを書きました。どうしても十七回忌に着けていたいのだと。

あれから延々と悩み、友人の「車と時計はメンテにお金がかかるもの」という言葉に後押しされ、47万円でオーバーホールを決心。時計を預けたのです。すると後日連絡があり『正式な金額が出ました15万円です』
いやいやいや、なんでそんなに下がるのよと聞いてみたところ
もう製造していないバンド部分の小さな部品を修理していくと47万になってしまう。いっそのこと、バンドをまるっと付け替えてしまえば安く済む。という結論に達したのだそう。
だからこれまでとは若干形状が変わってしまうけれどそこは了承頂きたいという提案でした。
なので結局15万で済み、時計も身に着けて法事が出来たんです。

修理の方が仰るには、バンド交換が15万という金額は破格。それは老舗ブランドの威信をかけた対応だったのだと思います、と。
これからも大切にしていきます。