今、思うこと。

医療従事者が本当に頑張ってくれている、昨今。

それは重々承知だけど、飲食業界もなかなか凄いのでは!と私は感じる。今日ニュースで流れていたのがラーメン店や、もつ鍋屋さんのテイクアウトでお客さんの鍋持ち込みのテイクアウト!!

コロンブスの卵もそうだが、最初に考え付く人って本当に偉大だと思う。確かに、鍋やラーメン、どう考えても鍋で持ち帰れるのはありがたいし、保温の面でも素晴らしい!!(…しかも、お店にもよると思うが、鍋のない方には貸出までしてくれるそう!!)

緊急事態宣言が出てから、私の住んでいる区域でも昔ながらの老舗と言われる、毎週は行けなくても、お店がそこにあるだけで、ホッとするようなお店も閉店せざるを得ない、という残念な情報も多々、耳に入ってくる。

そんな状況の中でも、今まで全くテイクアウトなどしてこなかったお店ですら、3-4週間前くらいからテイクアウトに切り替え、テイクアウトも先が見えたら、鍋テイクアウトとかいろんな方法を編み出して、何とか売り上げを少しでも上げていこう!と奮闘している飲食業界に私はエールを送りたいと思う。

思えば、生まれてこの方、飲食業界にはずっと支えられてきたなあ、と思う。

最初のアルバイトは学校が厳しかったので、友人のパスタ屋さんの厨房でクリスマス時期にこっそり働かせてもらったり、こんな天ぷら食べたくないよなあーと思いながら、うどん屋さんで海老天揚げてみたり、

上京してからも、中華レストランや、バーでアルバイトの時には厨房の人と仲良くなり、味見という名のつまみ食いを何度もやらせてもらったり。

学生の時にたまに行っていた新宿サブナード地下の今も大好きなお店に、12年ぶりくらいに久々に来たんです、今日。と言ったら全然常連じゃないのにデザートをおまけしてくれたり。そういう商品は食べ物なんだけれど、その時のコミュニケーションで生まれる形がないものを求めて人はついつい、そのお店に通ってしまうんじゃないかな。(別に奢って!って言ってるわけではなくて、そういう粋な計らいをしてくれる心遣いが嬉しかったのです)

お客さんとして食べに行く楽しみもあるけど、アルバイトで働いたときに皆でテーブルを囲んで、食べる賄いの味や雰囲気とか、家でピザとコーラを飲みながら洋画ドラマにどっぷり浸りたい夕方とか。

今、色々と前より東京は不便になっているけれど、今まであった当たり前のことが、当たり前ではなかった。としみじみ感じている。

こんなにいろんな人々に支えられて、毎日を過ごせていたんだなあ~ということに気づけたことは、本当はこんなこと皆、経験したくなかったけれど、やむを得ず、経験したことで気づけた貴重な経験だと思う。



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