#ひとりのときにきづくこと
かれこれ16年以上『お母さん』を、8年以上職業『専業主婦』を、やっている。
『お母さん』および『専業主婦』経験をこれだけの年数重ねてくると、プロフェッショナルとしての能力に磨きがかかってくるものだ。
専業主婦』の業務である、料理洗濯掃除といった家事遂行能力はまあそれなり。磨きがかかっているのは
自分の家庭を円滑に運営する管理能力。
家族各自の心身の調子、日々の予定、その結果生じる様々な必要。未来の見通しとそれにまつわる準備。
彼らの必要に対する察し力と、予知能力。まるで専任の占い師みたいなものだ。
実際にやっていることは、寒くなる前に冬用の寝具を干す、大きな買い物が出そうな時は、さりげなく夫にアピールする、
娘に、彼女のお父さんの考えを話して、仲を取り持つなど。
ところで、
主婦に限らず対人援助に一番大事なことは、私が思うに、のめり込み過ぎないことだ。
あなたのためを思って、というやつ。
いわゆるエゴが入ってしまうことを、出来るだけ避けたいのだ。
私の選択の方がうまくいくなあと思っても、彼らの選択を尊重する。
一応、私の選択を掲示するけれど、選ぶのはあくまでも彼ら。
主婦は自分の家が職場だし、家族が対象なので気持ちの切り替えがむずかしい。
役割が自分になってしまう。
自分の時間、自分の選択が大変重要だ。
そこで私が大事にしているのが、朝、家族を送り出した後の、ひとり時間であり、最大の楽しみであるお昼ご飯。
こういう、カフェごはんの時もあれば、
カップラーメンの時もあり、
豪華なおやつのこともある。
もちろん、写真が残っていないだけで、TKGオンリー、とか、残り物で地味にすますお昼もけっこうあるのだけど。
自分が本当に食べたいものを正直に感じて、出来るだけ実現する機会を持つ。すると、人に合わせたものでない、自分の気持ちをしっかりと見つめられる。
ひとりのときにきづくこと、それは、役割でない、他の誰でもない、自分自身である自分。
読んでくださって本当にありがとうございます☆