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詩、詩のようなもの

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自作の詩をまとめました。 詩と名乗るにはおこがましい、 文字を使って描いた絵のようなものです。
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#ポエム

【詩】遷移

おんなじところを ぐるぐるたどっても 新しいところには たどりつけないんだよ こわくても 軌…

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【詩】サップグリーン ひと色展

肩がこってはいませんか 目がつかれてはいませんか ぐるっと肩をひと回し ゆっくり首をふた回…

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[詩]バチダーブルー ひと色展

  あたたかいミルクが わたしの内側から あたためてくれるように いつでも一番  わたしの…

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やっと言葉にできた

ずっとずっと ことばにならなかったこと やっと言葉にして手渡せた 相手を信頼して なげられて…

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ひとやすみ

子どもの寝顔は いとしくて 高貴だ 眠っている間は 生まれる前の場所へ行き 天使たちと作…

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近道はない

手っ取り早い近道なんて 結局なかった こつこつ 1ミリずつでも 今日に足していけばいい な…

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りすです。お手紙です。

わたしは小さい 自分を守る鋭い牙も とげもない だけど 大きな目でよく見て たしかな耳でよく聴いて いろんなことを知ってるよ あのね きみが欲しいもの 秘密の場所に貯めてある かわいいリボンを つけたなら 届けに行くよ 待っててね このりすさん、うわの空さんに。 うわの空さんは、いつもみんなの欲しいものをよく見てて、聴いていて こんなふうに、 こんなふうに、 かたちにして、届けてくれる。 いろいろできない私ですが、このりすさんを贈ります。もらってください!

自分いろに

自分いろに咲く できるのはそれだけ 色も匂いも 他と同じになんて お願いしたって 無理な…

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木の実

木の実の色のなかに 葉っぱの色も 花の色も そのままにある すべてが重なり あわさることが…

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ワスレナグサ

私を忘れないで、という花言葉は 贈られた人にとって 重すぎやしないか たまに思い出してく…

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手のひらの上の小さな森

両手で持てるぐらいの小さな森には 色も かたちも 同じものなんてひとつもない くっきりと…

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[詩]しあわせな祈り〜ガンボージノーバの気持ち〜ひといろ展

知らなかった あなたを思うだけで 私のこころのまんなか まぶしく灯る光 こんなにも私をあたた…

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かなしみ解放区

ここでなら いくらでも泣いてもいい ここでなら もう会えない人を 過ぎさった時を 思い出して…

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ととのえる

ととのえる ととのえる 日々の自分を ととのえる 欲するものは じゅうぶん与え いらないものは 取り除く 見てやり 聞いてやり  じっくりと 時間をかけて 手を動かして もしもばらばら こぼれても あせらず あきらめず ひとつひとつを 拾い集めて もう一度 はじめから ととのえる ーーーーーーーーーー 子どもの高校受験出願、高校からの塾申し込み、食糧購入のためのネットスーパー、すべてwebですむのはいいのですが、同時に取り組むとごちゃごちゃしてしまい、今の私はばらばらと