自分の気持ちの整理

2020年5月に見つけた推しとそのグループのパフォーマンスを2年越しにやっと初めてこの目で見られる、それまであと1週間と少し、その矢先での出来事。

恐らくこれを読んで頂いている方は何の話か分かって頂けていると思いますので、説明は省きます。

この文章は、福岡、大阪、ラストの東京のDreamgateにこれから参加予定の自分が当日を迎えるための感情の整理のために書いてます。ただの自分語りで、全体的にあまりポジティブな内容にはならないと思いますので、先に謝っておきます。

トモ推しとしてここまで来ていますが、実はORβITと彼を常に100%の熱量で追えていた訳ではありません。

後追いで日プを視聴してトモ推しになったのが2020年5月。コロナ禍の真っ只中。私はそれまでGWや夏休み、年末年始などの長い休みには海外旅行を計画してそれを楽しみに日々の仕事を頑張っていました。仕事も、入社以来やりたいと思っていた海外営業に配属になったのが2016年。経験を経て定期的に海外出張に行けるようになって、大変ながらもそれをやりがいに頑張ってきた2018年&19年。コロナ禍によってプライベートでも仕事でも、楽しみ、やりがいを奪われて抜け殻のようになってしまっていた状態で出会ったのがORβITでした。

前にnoteでも書いたことがありますが、ORβITは本当に自分の理想のグループで、結成したての頃に出会えたのは奇跡だと思いました。グループに関する一挙一動に沸き立ち、動きの少なさに不満を抱いたり、外野からの野次に傷ついたりしながらも、その頃は自分の娯楽のほぼ全てがORβITしか無かったように思います。Lazuriteが公開された時は朝方まで寝られないくらいテンションが上がったし、OO発売の発表の時は本気で嬉し泣きしました。良くも悪くも、かなり依存していたと思います。

その後コロナ禍に世間が順応し始めて、段々と前の日常に近づくにつれて、自分の中でのORβITへの依存度は少しずつ下がり、自分なりに健全なペースで推し活をしていたと思います。

それが変わってしまったのが去年の夏です。ORβITには直接は全く関係ないのですが、オリンピックに関わるアレコレで心をすり減らしてしまいました。
当時私をフォローして下さっていた方の中には覚えていらっしゃる方もいるかもしれませんが、以前にに大好きで推していた方がオリンピックの開会式の演出を担当していました。しかし、開会式直前に過去の彼の仕事の中で差別的な表現があったとしてネットとメディアで拡散され炎上し、結局彼は演出担当を解任になりました。

悪意を持った人によって捻じ曲げられたものが、あたかも事実のようにあっという間に広がっていき、1人の人間の仕事や尊厳が一瞬にして奪われていく様子を目の当たりにし、本当にショックを受けました。

この出来事が起きた時、彼のことはリアルタイムで追っていた訳ではなかったのに、勝手に感情移入してしまった自分が悪いのですが、食欲が落ちたりよく眠れなくなったり、ふと気付いたら涙が出てくるような時期もあったくらいです。
同時に、今本気で応援しているORβITや推しが同じような目に遭ってしまったら本当に耐えられない、とも思いました。
多分、この頃から無意識に、自分を守るために、ORβITに入れ込みすぎないようにしよう、という防衛本能が働き始めたのだと思います。彼らの曲やコンテンツ、パフォーマンスは大好きだけど、以前と同じようなテンションで湧くことができない自分がいました。そしてそんな自分が申し訳ない、メンバーは何も悪くないのに、と常に思っていました。
これは推し活だけでなく仕事や日常でもそうで、なんというか全てに対しての熱量が以前の8掛けくらいの感覚で、単純に歳のせいなのか、その出来事のせいなのか、分からないままです。

先日のBluRayお渡し会も、初めてトモ、潤、駿弥に会えて、3人はめちゃくちゃカッコよくて、夢心地だったけど、やっぱり100%でテンションが上がりきらない自分がいました。悲鳴を上げたり涙目になりながら全力で喜ぶ他のEαrthさんが羨ましく、そうなれない自分にガッカリしました。

思い返してみれば、前にももクロを推していた頃、推し活のメインはライブへの参戦で、特にCDやグッズを集めるのが好きな訳ではありませんでした。
むしろ、ファンに沢山CDを買うことを推奨するような、いわゆるAKB商法に対しては自分は当時否定的でした。
ORβITの推し活では、コロナのせいで対面の現場はなかなか無く、CDやグッズを買ったりすることでしか応援が出来なかったし、オンラインサイン会やトーク会にもできれば当選したい、友達にも布教したい、という思いからCDも複数買っていたけれど、やっぱり自分のモチベーションは、いつか現場で歌とダンスを見たい、そしてその現場が段々と大きくなっていくのをファンを続けていく中で体感したい、それが1番だったんです。

多分こんなことを考えてライブに臨む人は少ないと思いますが、Dreamgateで実際のライブ会場でのパフォーマンスを見て、心を動かされて、また前みたいな熱量と感覚に戻れるかも、という期待がありました。仮に戻れないとしても、定期的にライブに行って楽しむ、CDやグッズは自分が本当に欲しい分だけ買って、接触系のイベントはラッキーで当たれば参加する、そんなスタンスで行こうかな。それを確かめたい、自分のORβITというグループや推しへの向き合い方を考え直す良い機会でもあるな、という気持ちでした。

Dreamgateの開催が発表されて、初日の羽田は仕事の都合で応募自体を諦めました。今思えば無理をすれば調整できたと思います。でも、福岡と大阪の参戦が決まり、追加公演の東京最終日のチケットも取ったし、またそのうちライブがあるだろう、これからいくらでもチャンスはある、そんな気持ちでした。
東京と札幌の公演が無事に終わり、Twitterでの反応から完成度の高い、本当に楽しそうな現場であることが伝わってきて、トモの歌もすごく良かった、と言っている人を沢山見て、さて次は自分の番だ!!と思っていた矢先。

最初にTwitterで記事を見つけてしまった時、嘘でしょ?!何かの間違いでは?というのが最初の感想。詳しい内容には触れませんが、本当に信じられませんでした。

もちろん最推しのスキャンダルなので相当にショックでしたが、勝手に自己防衛していた成果?なのか、意外と冷静な自分もいました。なので、全力で100%で推してきたトモ推しの方とは少し違った感情だと思います。すごく辛いです、もちろん。でも、自分よりもっと辛い方が沢山いるだろうなと思います。

「週刊誌なんだからどこまで本当か分からない、Eαrthもそういう媒体に結成時に散々苦しめられたのだから、全てを鵜呑みにする人は少ないだろう」と私は考えました。

その後公式からの説明文と本人のメールを読んで、あの記事に書かれていることと本人の認識が違っていて、真っ向から対立か、なかなか厳しい戦いかもしれないけれど虚偽の情報を世間にばら撒かれたのであれば訂正されるべきだし、真実を知りたい、そう思いました。

公式と本人、両方の文章の内容や書き方に対して思うことは色々ありますが、あのタイミングで記事の内容の一部を否定することは今考えても必要だったと思います。ただ、特に公式HPの方は、かなり危ういというか、今後を考えると心配になる内容ではあったし、今もそう思っていますが、個人的にはあの速さで出たのは良かったのではと思っています。内容がより精査されていれば、と思ってしまいますが。

ここまではまだ、面白がって色々野次を入れてくる外野に対して、もちろん色々な感情がありつつも、騒ぎを広めないようにしようと努めるEαrthが大多数だったと思います。自分の見えている範囲での話ですが。

そして、多分次の日かその次の日だったと思いますが、トモ推しを自称する方が相手女性を特定したとツイートし、Instagramから過去の写真で匂わせ疑惑が発覚し、Eαrthの中でも批判の声が大きくなり始めました。
自分のツイートでも書きましたが、タイミングと内容がとても不自然で、本当のファンがやったことなのかどうか疑問です。真偽は分からないし、いずれ他の誰かが特定して広まっていたかもしれませんが、本当にファンがやったのだとしたら何してくれたんだ、の気持ちです。

すごく正直な自分の気持ちを書くと、このあたりで本人の言っていることを信じて良いのか?嘘をついていないか?と不安にはなりました。実際、交際していることを事務所に秘密にしていた訳で、それはファンやメンバーへの裏切り行為と言われても仕方の無いことです。そこは本当に本人に非があると思いますし、擁護する余地もありません。
ただ、自分は憶測で決め付けはしたくないので、今は彼のメールの内容を信じたいと思っています。

この数日の自分のTLは、このアカウントを作って以来最大に荒れているなと感じます。脱退もしくは活動休止して欲しい、ドリゲに出ないで欲しい、もう顔も見たくない、なと色々見ましたし、そう思っても仕方ないよね、と感じます。とても肩身が狭く、他のメンバーや他ペンさんに申し訳ない気持ちしかないです。自分が申し訳なく思ったところで何も変わらないのですが、思わずにはいられない。

ただ、今の雰囲気の中で、本人がやっていないこと、否定したいことまでもが、ファンの中での共通認識として、事実として定着していくのではないかと不安です。
このタイミングで騒ぎを大きくし、ファンダムを分裂させ、ORβITやドリパスの基盤を揺らがせることにメリットがあるのは誰でしょうか。
否定的なことは何も言わないで、批判しないで、と言っているのではないです。
今回の発端は週刊誌で、そこに掲載されている全てが事実かどうか分からない。その後のお相手と思われる方の特定からの、掘り起こしも、誰かに仕組まれたものかもしれない。それに踊らされているかもしれない。
例えそこに事実が含まれていたとしても、彼らを貶めたい誰かに加担しているかもしれない、そう考えて冷静になって欲しい、私はそう思います。トモ推しだから言っている訳ではなく、もう悪意ある人によって傷つく人やファンを見たくない。ヒチョやヨンフンが戻ってくる場所が壊れて欲しくない。
きっかけが週刊誌であることも自分の中では大きいです。信用できないメディアによって捻じ曲げられたことが事実として広まってしまう。去年もそれを体験しているから、またこれか、と思ってしまう。

とはいえ、本人にも非があるのは事実で、これからの展開次第では、トモをずっと応援し続けられるか自分でも分かりません。でも、コロナ禍で何も楽しみを見いだせない中、生きがいを与えてくれたのは間違いなく彼で、そこに対しては本当に感謝しています。

ここまで書いてきて改めて思ったのは、私はORβITというチームが好きで、やっぱりいつか7人のステージをこの目で見たい。トモがいたから推し始めたようなものだけど、今では全員のことが好きなんです。

今更言っても仕方ないけど、意地でも初日の羽田に行けば良かった。何も知らない、まっさらな状態で、トモの歌声を聴いてみたかった。これ書きながら泣けてきた。

トモがいてもいなくても、福岡、大阪、ラストの東京公演には予定通り行こうと思っています。名前入りのうちわを作ろうと思っていましたが、正直迷っています。一応、シブツタカフェで名前入りのタオルを買ったので、それは持って行く予定です。
当日までにどんな心境になっているか分からないけど、現場で感じたことによって、自分の身の振り方を決めることになるのだろうな、と今は考えています。

あまりネガティブなことは書かない、というのが自分のポリシーなのですが、今回はまず自分の感情を大事にしたいのと、色んな人の意見に触れることで自分の考えが整理されるものだな、というのを身をもって感じたので、こんな風に考えている人もいるよ、くらいのつもりで記事を書いて公開します。
実際これを書いてだいぶスッキリしました。

本当は次に記事を書く時は、「ドリゲ参戦してモチベーション完璧に戻った!」ってのをやりたかった。実際にそうなったかは分からないし、言っても仕方ないけれど。

過去最大のお気持ち垂れ流しの駄文ですが、ここまで読んで下さった方ありがとうございました。


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