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脳梗塞日記 88

トウフというシステム(2020/10/20)

私は小学1年~小学4年まで、
名古屋市港区の小学校に通っていました。

そのころ、
私の母は担任の先生に、
「娘は右手が不自由ですので、配慮を願います。」と言い、
担任の先生は、
「○さん(私)は、右手が不自由です。」
とクラスメイトに言っていました。

当時、
年齢の低い子と一緒に遊ぶ時、
その子は”トウフ”と役付けされ、
失敗しても、
縄飛びの縄を持ったり、
ゴム飛びのゴムを持ったりすることなく、
遊び続けることができる立場となりました。

私はクラスの中で、常に”トウフ”の立場でした。
右手が関係ない遊びでも、常に”トウフ”で、
私もその立場になりきるべく、
弱い庇護されるような人間を演じていたように思います。

小学4年生の3学期に引越しをし、転校しました。(家庭の事情)
その時私は、
”トウフ”をやめよう、積極的な子になろう、
と考え実行しました。

右手が不自由な事は変わらないので、
転校先でも”トウフ”でしたが、
トウフらしい人間を演じるようなことはしませんでした。
(因みに転校先では、”トウフ”ではなく”おから”という名称でした。)

中学生になってからも、
右手の不自由さは変わらなかったのですが、
親に担任の先生に配慮を求める事をやめてもらったため、
”トウフ”扱いされることは無くなりました。

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