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“未来を生き抜く力を磨く”ことにはどんな力が必要なの?

今日は、1ヶ月前に受講した“学生相談に必要な面談技術と心がけ“の振り返ってみました。

社会人の相談者よりもはるかに難しい条件を背負っている

学生は社会人と違ってみんな働いた経験を持っていない。そこには信頼関係ではなく上下関係ができてしまう傾向があります。

上下関係をもとにした支援が続くとCL(学生)に不安・依存・隠し事などが生じてしまって主訴や問題の把握が困難になってしまいます。

一方でフラットな信頼関係をもとにした支援は、CL(学生)に安心・信頼・開示が生じて主訴や問題の把握がより正確になります。

学生は働くことの経験や判断材料が乏しいため、これが学生特有のリスクであることをキャリアコンサルタントは意識しているでしょうか。
相談者の学生が自己決定する機会を奪っているというリスクをキャリアコンサルタントはわかっているでしょうか。

学生との相談で常に意識しておくことは「安心感」。この安心感を生むため、普段の相談で、本当に自分が一言一言を大事に思って関わることができていたか、常にチェックしていきたいですね。

学生が未来を生き抜く力を磨くこと

キャリアコンサルタント(40歳代後半~50歳代中心)自身が過去に経験したことと、彼ら学生がこれから生きていく社会は50年から100年も離れているのが現実です。
この現実から過去の経験や価値観に基づく支援は価値提供していると言えるでしょうか。

これからのキャリア・就職の支援の対象は“学生が未来を生き抜く力を磨く”こと。不確定で変化の激しいこれからの未来を行きる学生にはいったいどんな力が必要となるのでしょうか。また、その力をつけるためにキャリアコンサルタントにできることは何があるでしょうか。

私自身に重すぎるテーマですし今後の大きな研究テーマです。もちろん正解はなく、社会でとして探索していくことが必要です。しかし、いかに時代が変わろうとも普遍的な真理を探究していく心や教養を高める機会を自主的に獲得していくことではないだろうかと現時点ではおもっています。

「未来への適応」を、相談者と一緒に考えていける支援者を目指したいですね。

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