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インド精神の最も重要なテーマは 「自己と宇宙の同一性の経験」


患者さんから教えてもらったインド哲学から
ちょっと本を読んでみた


 
インド精神の最も重要なテーマは
「自己と宇宙の同一性の経験」
 
 
そもそも哲学ってなんじゃろ〜と思うけど


「わたしである」「わたしがある」と
いう自己意識を生んでいるのはなんだろう。

 
この認識作用を可能にする
自己の中核がどのようなものでも、
その中核が存在することは確かだ。
 

そしてそれは、
決して変わることのない
「実体」ではナイ!
 

わたしたちは
自分の身体を中心に周囲の世界を
意識の中で捉えていて、

一種の心的空間としてあわらしている。
(自己空間)

 
プラネタリウムみたいに
ドームの内側にいて
ドームの底からスクリーンに
映された映像を見ている
のが

わたしたちの自己意識のあり方と
言える
のだと
(もうわかんなくなってきたね笑)


例えば
毛皮をまとうことでの自己の変容や
部屋のインテリアを変えることでの
自己の変容がある。
 
だから、自分を着飾ったり
自分の住む空間が
散らかったり整ったりする
のも
自己空間の変容ってことよね。

 
身体や部屋に基づいて感じられる
自己は空間的にあらわれている。
 

つまり自己は
小さなもの
であり
その自己を包み込んでしまうカタチで
宇宙あるいは世界がある
のだ。

 
自己は
自分よりはるかに大きい宇宙に
くるまれつつ
時として巨大化してそれと同一
になる。

 
時間という観点からすると、
人間は生まれ、成長し、やがて死ぬ。

わたしたちは
自分の身体が
未来になくなることを知っている。


身体がなくなれば「自分」という観念や
意識もなくなる
と考えられる。

 
身体がそのまま自己でないとするなら
身体とは別に「霊魂」とでも呼べる
真の自己が存在して

それが身体に許されて
時間を超えて存在し続けるのかもしれない。




 
インドの哲学的思索と言えるのは
第2期に出現した
ウパニシャッド(奥義書)にて始まる。

ウパニシャッドは
「汝(個我)はそれ(宇宙原理)である」

自己(個我、アートマン)
宇宙原理(ブラフマン)とが
同一であると明言している。


 
インド哲学の基本テーマは
ここに確立している。
 

インド精神が一貫して求めていたのは
自己と宇宙(世界)との同一性の体験であった。
 
世界を超越する創造神を認めないインドの人
求めた「神」は世界に内在する神、あるいは世界という神である。

自己も宇宙も神であり、
「聖なるもの」
である。

自己と宇宙の外にはなにも存在せず、
宇宙が自らに対して「聖なるもの」としての価値を与える。
 
すなわち「聖化する」のだということを証明したい
という努力の過程がインド哲学の歴史ということだ。
  
 
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インド精神史
  
紀元前2500年
第1期 インダス文明の時代

紀元前1500年
第2期 バラモン中心主義の時代

紀元前500年
第3期 仏教などの非正統派の時代
 
西暦600年
第4期 ヒンドゥイズム興隆の時代

西暦1200年
第5期 イスラーム支配下のヒンドゥイズムの時代
 
西暦1850年
第6期 ヒンドゥイズム復興の時代
 

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宇宙と自分がひとつだってこと。
バンバンぶつかってくるね。 

こんな神やら宇宙やら
意味わからんとか怪しいとか思うかもだけど

ないものじゃなくて
ただたんたんと、あるってだけなのだ。

よりお勉強


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