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「414カードっていうのがあるんだけど、やってみない?」ー414カードトライ振り返り

お父さんとお母さんと
414カード(良い死カード)をトライ。
 
ときはお盆の帰省中。
朝ごはんを食べ終わりのんびりしているとき
「414カードっていうのがあるんだけど、やってみない?」
「自分の最後のときに大切にしたいことを選ぶゲーム!」
と言って。

もとから、もしバナゲームの話をしたことあったりしたから
存在自体や主なニュアンスは分かっていたようだ。
 
お母さんが容易に参加してくれることは想像できたが
お父さんが「ああ、いいね」と言って
この話し合いをしようとは意外
であった。

でも前記事に書いたように、
思うことがあったのか
帰省中の娘と話をしたいだけだったのかは不明である。
 

47枚のカードを並べてみて
2人とも一言「すごい量だね、これ全部読むの」と引き気味。
だからもしバナゲームの要領で4つずつカードを出して
自分の持ち札と交換していく方針に。
 

お父さんの選んだカードは
1、最後のときを自分の選んだ場所で過ごしたい
2、他人に弱った姿を見せたくない
3、自分の仕事を次の世代に継承したい
4、自分が大切にしているものを大切にしたい

 
お母さんの選んだカードは
1、不安や怖いという気持ちを伝えられる人がいる
2、呼吸が苦しくない
3、いい人生だったと思える
4、大切な人に手紙を残したい

 

 
という結果だ。
 
お父さんは、出てくるカードに対して
・秘密を守る
・大切な人が別れを覚悟している
・自分にとっての死の意味について話せる
などいろいろ変えていて
娘的にこんなことを大切にしたいのだなあと、
知らないことばかり。

自分に誇りがあってそうゆうものを
大切にしたい思いが垣間見れた


おじいちゃんの死を体験して
実際自分はどうでありたいかというのが見えた気がした。
 
お母さんは、難しく考えてしまったみたいで
「最後のときに大切にしたいこと」というのが
認知症になってなのか、意識がなくなってからなのかと考えていたようだ。

でもその中でも、自分でいられるときに大切にしたいこと
という視点で考えてもらった。
介護職という視点もあり、
最後のときの意味合いがまた違うものだなあと知った。
 

2人に思いを話してもらっているとき
夫婦だからこそ、少し冷やかしな言葉も飛んだりしたが
イッツオーライ。

この場を設けることができて
2人が取り組んでくれようとする意識があることが嬉しかった。

 

ちなみにわたしは
1、大切な人にお別れをする
2、痛みがない
3、病気のことを相談でき希望を叶えてくれる医師や看護師がいる
4、人との温かい繋がりがある
だった。

「今のわたしの中で、
 自分がいなくなることを悲しんでくれる人がいるのはとても嬉しいけど、

 わたしが生きてるときにきちんとありがとうを伝えて、
 いなくなった後には
 悲しみに生きないで、その人の人生を楽しんでほしいと思う」な。


お父さんとお母さんにありがとうが伝わったかしら?

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