ホログラフフィー
最近、
わたしのキーワードとなっているホーリズム(全体論)。
ホーリズムとはって知りたくて、今回はホログラフィーについて。
脈や足の裏、手のひらといった体の一部分に、全身の情報が映し出される。
この「部分」が「全体」を表現する、というのは、
ホログラフィーの理論と同じである。
ホログラフィーというのは、
光の干渉を利用して、立体像を再生する技術のことだそう。
ディズニーランドの立体画像などで、すでにおなじみ(らしいけどわたしはよくわからん)。
その立体像を映し出すホログラフィーのフィルムには、
不思議なことがある。
普通ならフィルムが欠けたら、画像も欠けて不完全なものになるけど
ホログラフィーの場合は、フィルムが欠けても立体像が不完全になることはないのである。
フィルムが半分になっても、四分の一になっても、
もっとずっと小さくなっても、像がぼやけてはきますが、全体像はちゃんと映し出される。
ホログラフィックな考え方を最初に提唱したのは、
ロンドン大学の量子物理学者、デイビッド・ボームと、
スタンフォード大学の神経生理学者、カール・プリプラムの二人。
どんなに小さな部分にも、
全体を映し出す情報が含まれており、全体はすべての部分に帰結できる。
仏教には「一即全全即一」という言葉がある。
ここにも、部分が全体であり全体が部分であるという
ホログラフィックな考え方が示されている。
どんな小さな部分にも、全体が反映し、その情報が内蔵されている。
私たちの細胞ひとつとっても、そのことが言える。
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1つの細胞にある遺伝子情報は、
身体からしたら本当に小さい一部分だけど、
わたしという全体を構成できるものだってこと。
うーん、ホーリズムだね。
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