幼いころ、流れていく雲を、古くからの友だちのように感じていたことを思い出しました。 そらは、生きているのかもしれません。
詩の朗読をしてみました。
パプリカの 白い花びら どこまでも柔らかく 混じりけのないしろにに染まった はなびらは ゆったりと 穏やかに 過ぎていくときを受け止めています 花びらの中では 深緑の…
「知りませんでした 夏の夕暮れが こんなにも 美しいものだなんて 頬を撫でる夕風が 優しく手を振る樹々の葉や 柔らかな草がこんなにも 愛おしいものだなんて 道路の隅…
いつの間にか雲は 薔薇色の夕日に照らされて やさしい藍色をした影になっていました そらが いびつな形の雲を映した 1枚の影絵になっています 影絵の色彩や模様は 刻一刻…
2020年8月15日 友だちの口から とんでもなく貴重なことばが さらりと出てきました 「生きていてくれてありがとう」 硬く 冷たく 滞っていたこころに うわっと 血が通うの…
透き通ったやさしい 緑色の皮をまとっている まだほんの幼いとまとを そっと手の中におさめたとき 私はなぜか トマトのなかに ひろびろとした草原が続いているのを 感じて…
something_good
2020年12月20日 16:57
2020年12月9日 11:28
2020年12月6日 11:46
2020年12月1日 07:29
2020年11月29日 13:10
2020年11月27日 17:59
2020年11月25日 15:05
2020年11月21日 10:59
2020年11月9日 07:17
幼いころ、流れていく雲を、古くからの友だちのように感じていたことを思い出しました。そらは、生きているのかもしれません。
2020年10月27日 07:36
2020年10月12日 18:40
パプリカの白い花びらどこまでも柔らかく混じりけのないしろにに染まったはなびらはゆったりと穏やかに過ぎていくときを受け止めています花びらの中では深緑の小さな実が体を硬くしてただただときが経つのを待っています自分の真ん中で育ち始めた実を花びらは何より愛おしいものとして抱きしめているように見えました花びらは何処かで感じているのでしょうかほろ苦い香りを少
2020年8月31日 13:14
2020年8月19日 20:34
「知りませんでした夏の夕暮れがこんなにも美しいものだなんて頬を撫でる夕風が優しく手を振る樹々の葉や柔らかな草がこんなにも愛おしいものだなんて道路の隅で仰向けになって初めてそらというものを感じたいまバラ色に燃える夕陽がその力強く優しい光で私のことを焼いてくれたら…私も街を見守る太陽の一部にしてくれたなら…きっと今日までの7日間一瞬だって無駄になった
2020年8月17日 21:20
いつの間にか雲は薔薇色の夕日に照らされてやさしい藍色をした影になっていましたそらがいびつな形の雲を映した1枚の影絵になっています影絵の色彩や模様は刻一刻と変わっていきます私はこの謎めいた美しい絵を食い入るように見つめていました目には見えない誰かの筆が本当に楽しそうにのびのびと動いているところを思い浮かべながら
2020年8月15日 21:45
2020年8月15日友だちの口からとんでもなく貴重なことばがさらりと出てきました「生きていてくれてありがとう」硬く冷たく滞っていたこころにうわっと血が通うのを私は感じましたそして決めました自分の大切な人にそして自分自身になん度でも伝えていこうと「生きていてくれてありがとう」75年前の今日私が住む国でやっと許されたこのひとことを
2020年8月13日 17:13
透き通ったやさしい緑色の皮をまとっているまだほんの幼いとまとをそっと手の中におさめたとき私はなぜかトマトのなかにひろびろとした草原が続いているのを感じていました 柔らかく繊細なみどりの葉に埋めつくされたその場所で私の心はいつの間にか吹く風を心地よく全身で受け止めていましたほんの一瞬顔を出しただけの幼いとまとが自分だけの大切な草原に私を入れてくれた…私にと