ネクストブレイク必至! 高橋文哉『仮面ライダーゼロワン』から待望の1st写真集『架け橋』まで「絶対に忘れらない1年」を振り返る

2020年12月1日 11:00 WHAT's IN? tokyo

主演を務めた『仮面ライダーゼロワン』に続き、連続ドラマ『先生を消す方程式。』へのレギュラー出演を果たし、役幅の広さが話題になっている大注目株・高橋文哉のファースト写真集『架け橋』が12月26日(土)に発売される。
18歳の冬に行った雪見風呂での撮影や、19歳の夏にプールや海で撮影した写真は、「カメラと一緒に旅した感じ」と高橋が語る通り、どれも自然の姿が切り取られている。幼い頃の秘蔵写真や、ロングインタビューも収録された写真集への思いや撮影エピソードを聞いたほか、大活躍だった1年を振り返ってもらった。

取材・文 / 望月ふみ 撮影 / 増永彩子

変化や成長を感じられる1冊に。冬と夏、18歳と19歳の”素”の高橋文哉を楽しんで。

ーー 冬と夏の2回にわたって撮影されたと伺いました。まず、冬はどんな撮影でしたか?

写真集を作るとなった時に、「何がしたい?」と聞かれて、直感で「雪見風呂!」とお願いしたんです。僕、温泉が好きなんです。昔1回だけ、雪を見ながら温泉に入ったことはあるのですが、お兄ちゃんと一緒で、雪のなかに埋められたという思い出しかなかったので(笑)、ちゃんと雪見風呂に入って、ゆっくり浸かりたいなと思ったんです。

ーー 念願の雪見風呂を実際に体験してみていかがでしたか?

泊りで行ったんですけど、最高でした! 純粋に楽しんでいるところ撮っていただいたので、普通に旅行して写真を撮ったみたいな、本当に自然体の写真になっています。久しぶりにスノーボードもしたんです。それもすごく楽しかったです。

ーー スノーボードはもともとするんですか?

家族がスキーをやるので、小さい頃から、毎年スキー場に行ってました。スノボも中学から始めて、ずっとやっていたんですけど、高校2年で芸能のお仕事を始めてからは、ケガをしたらよくないなと思っていたので、今回久しぶりに滑りました。でも、かっこよく滑っている写真が撮れるまでやろうという話だったんですが、1回でいい写真が撮れちゃって(笑)。もう少しだけ滑りたかったですね(笑)。

ーー 1回は少し物足りない気持ちになりそうですね。

でもすごくかっこいい写真を撮っていただけたので、満足です! 本当はそんなに上手くないんですけど(笑)、すごくかっこいいので楽しみにしていてください。


ーー 19歳になってから撮影した、夏の写真はどんな感じですか?

夏も冬と同じで自然体の僕を撮っていただきました。海の近くにあるプール付きのペンションに行って、夏休みのひと時を切り取ったような感じです。海にも行ったし、プールにも入りました。海での写真は、”異世界から来た未来の高橋文哉”がイメージです。

ーー 未来から来た?

衣装が奇抜だったんですけど、夕陽の前に立ったら、異世界から飛んで来たみたいな気持ちになって。

ーー どんな写真なのか気になります(笑)。

夕日をバックに不思議な少年をイメージしながら撮りました。それまでプールもバーベキューも温泉も、素の自分でしたが、ひとつは演じた写真が欲しいなと思っていたんです。時間が限られていたのですが、しっかり写真の仕上がりをイメージしながら撮影できたので、よかったです。そのほかは、冬も夏も、カメラと一緒に旅した感じで、本当に休みの日の僕です(笑)。


ーー 冬と夏の半年の間にも、変化があったのでは?

そうですね。冬は18歳で、夏は19歳。写真を見て、自分でも顔つきが変わったなと思います。18歳のときはすごく幼く見えますよね。でも……夏の写真も、今見たら、幼く感じますね(笑)。この1年は『ゼロワン』で主演をやらせてもらったり、自分の中でもとても変化の多い年だったんです。その変化や成長を感じられる1冊になったのかなと思います。

この1年を超える1年を、また作っていきたい。

ーー 写真集の中には、子どものころのプライベート写真も紹介されてるんですよね。

そうなんです。僕が選んだ写真以外にも、母が送ってくれた写真もたくさんあって。バレーボールをしていた中学1年生のころの坊主の写真もあります。そんな写真が残っているとは僕自身思っていませんでしたし、「お母さん、これを出したんだ」と思いましたね(笑)。やっぱり自分がいいと思う写真とは違くて。でも僕としては、全部母チョイスでもよかったくらい。もともとファースト写真集には、母の思いも入れたかったんです。

ーー ロングインタビューではお母さまのお話をされていますよね。

はい。子どもの頃の写真を見ながら、昔を振り返って話しています。当時の僕の夢とか、野望とか、小さい頃には何が好きで、どんな子だったとか。僕自身はあまり子どもの頃のことは覚えてなかったんですけど、今回、写真を見ながら、じっくり思い出していきました。今までしてこなかったお話をさせていただいているので、写真だけでなくて、そうしたインタビューも楽しんでほしいですね。僕自身も1冊の本になるのが嬉しいし、楽しみです。


ーー 野望という話が出ましたけど、今現在はどんな野望を持っていますか?

結構、毎日変わっちゃうんですよね。この前ふと思ったのは……「卵ぐらい有名になりたいな」と。

ーー え? なんですか??(マネージャーさんもスタッフも一同きょとん顔に!)

あははは(笑)。卵です! 卵って、知らない人いないじゃないですか。

ーー 卵……確かにそれは相当な野望かも!

そうなんです。「有名になりたいな」と思って考えてたら、パッと頭に卵が浮かんで。卵は和にも洋にも使われるし万能ですよね。でもなぁ、ちょっと有名すぎるかな……。そうだ! 柚子胡椒がいいな。僕、柚子胡椒大好きなんです。なんか程よくないですか? 柚子胡椒って。

ーー 確かに、知らない人もいるかもしれませんが、使ったらやみつきになりますね。私も好きですよ。

でしょうっ!! ハマったらなくてはならない存在。他には代えがたくて。でもいろんな顔も持ってて。うん、いいな。


ーー 元料理人らしい発想ですね!

こういうお仕事をしていると、将来の夢とか、よく聞いてもらえるんです。でもなかなか上手に答えられなくて。何かないかなと考えているうちに、「卵」が降ってきたんですけど、いま話していたら、ちょっと有名すぎましたね(笑)。うん、柚子胡椒にします!

ーー 最後に。今年を振り返るとどんな年でしたか? 『ゼロワン』も走り切って、ドラマもレギュラー出演して、年末には『ゼロワン』の劇場版も公開、そして写真集も発売です。

高橋文哉という名前を、多くの方に届けられた年だと思っています。これからもっともっとこうした機会を増やしていきたいです。これからの俳優人生のなかでも、絶対に忘れない1年になったと思います。毎日が濃かったし、自分としても飛躍できたと思える年になって、365日幸せでした。これからの人生のなかで何かあったとき、思い出すのは今年だと思うし、すごく大切にしていきたいと思っています。そして、この1年を超える1年を、また作っていきたいとも思っています。

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