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フリーランスになって失ったものと得たもの

自分の感情の見つめ直し

今年に入ってから何となく目指していたライターという道。
どうせやるなら、しっかり学んでからその世界に入りたい。
ライターアカデミーでノウハウを学びながら
数ヶ月、家族も仕事もこれまでの過ごし方を見つめ直す期間をしていた。

フリーランスの道を進んで気づいたらもう4年目。
整体サロンを運営しながら、個人事業主さんの事業サポートをしていた。
今思えば、すごくがむしゃらに動いていたのかもしれない。
「誰か以上にならなきゃ」とか「もっと成長しなきゃ」とか、
どこかで焦っている自分がいた。

もちろん収入を上げることにフォーカスしていたわけではない。
目の前のお客さまの健康をサポートすることへ焦点は向いていた。

だから結果はちゃんとついてきた。

月収何百万とかの世界ではないけど、
自分の中で目標を達成もできた。

だけどそこに待っていたのは
【夫とのすれ違い】だった。

夫婦で始めて経験したすれ違い

営業マンとフリーランスという
お互い数字が左右する仕事柄なのか
いつの間にかお互いの頑張りを数字で評価するようになった。

お互い頑張っているのに、
それそれが求めているものとは違って、
普段は優しい夫も感情的になっていた。

周りから仲のいい夫婦と言われるのもあって、
毎週のように喧嘩するのが辛かった。

このままじゃやばい。
離婚というふた文字が浮かんだのも事実。

失ったものはお互いの信頼関係だった。

そう思った私は、
友人から夫婦は陰と陽のバランスがあると聞き、
お互いが陽の位置で働いているからぶつかることに気づいた。

じゃあどちらかが陰にならないといけない。

どう考えても、
夫は営業という仕事は変えることは出来ないし、
仕事に誇りを持っているのも知っている。

私が働き方を変えよう。

サロンだけじゃなくて、
もう一つ自宅でできる仕事を増やそう。

いい意味で、自分が陰になろう。

そう思った私が見つけたのが【Webライター】だった。

新しい収入の柱

元々こうやって文章を書くことや思いを伝えることが好きな自分には、
ピッタリなのでは?と思い、即ライターアカデミーに参加。

もちろん夫とも相談して決めたこと。
夫も納得してくれて、引いてくれてありがとと言われたことにはびっくりした。

そう決めた途端、流れが変わった。
夫の営業成績が、去年一年間で売り上げた数字を半年で達成。

しかも本人は何も頑張っていない。
ただ目の前のことに集中していただけだと。

陰と陽のバランスとはこのことか!と実感した。
本当に友人には感謝しかない。

ライターアカデミーでサンプル記事を書いている時間は
本当に心地よくて、【言葉】と向き合う時間だった。

気持ちがソワソワせず、感覚的に優しい自分でいれた。

主人の帰りを待つ時間が、なんだか愛おしいと思うこともあった。

人生が豊かになるとはこのことか!という思いと同時に、
本当の自分に気づいてしまった。

【ちょっと疲れたな】

サロン運営をするにあたって、人の心と体と向き合うのは
想像以上に体力が必要だ。

だけどお客様に少しでも前に進んで欲しいと思って
正直、嫌われる覚悟でお伝えすることもあった。

だけど自分の本心は、
そろそろ自分の幸せのために動いたら?という言葉だった。

ビジネスは社会貢献が大前提。

そのためには自分を満たすことが第一優先。

これまで満たせていたつもりが、
想像以上にまだ満たされていないことに気がついた。

自分の本音がわからなければ、夫婦関係が良くなるはずがない。

だから私はサロン運営で新規のお客様は紹介制にすることを決め、
去るものも追わない選択をした。

私にとって大切なものはサロンの売り上げに左右されるのではなく、
夫と心地いい人生をともに歩むことだ。

それに合う働き方をしたらいいのだ。

まとめ

繊細さん気質がある私には、
サロンオーナーというポジションは少し苦しかったのかもしれない。

違う自分をまとえば、知識や思いをお話しすることもできる。
だけど今の自分の本心ではない。

もっと心地よい人生を歩むために、何が必要なのかを探している。
(もちろん今の環境への感謝が大前提)

違う自分をダウンロードしていても、
その先にある未来は本当に心地よいものだろうか?

起業という選択が当たり前になりつつあるなかで、
目の前の家族から目を逸らしたり、知識だけ無双していたり
本当の自分を見失う可能性がある世界だ。

だから自分軸とやらを探す旅に出かけるのです。

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