南ヨーロッパに魅せられて〜私がカディスに惚れた訳〜
師走をあっという間に駆け抜け、2020年の終わりが見えてきましたね。
仕事納めに向けて皆さんラストスパートでしょうが、無理せずにどうぞご自愛ください。
改めまして、¡Hola! カディスタスの皆さん、そして世界中のサッカーファンの皆さん。
カディスCF日本公式アンバサダーの彩夏オッティ/Ayaka Ottyです。
私はいま那須高原にいるのですが、
落ちきってない紅葉と雪をぼーっと眺めながら、のんびりと過ごしています。
時間の流れがゆっくりで、何も考えずただひたすら素敵な景色を見ているのって、日常で疲れ切った心も頭も浄化されますよね。
我らがカディスCFのホームタウン、カディスには、そういうのんびりした穏やかな時間が流れているそうです。
実は私は、4年前から南ヨーロッパにはかなり惹かれていました。
青い海と空、強い日差しの下、ビーチ沿いで飲むビールと言ったら。
この上なくたまらないです。
アンバサダーに応募する以前、も今も、カディスとカディスCFについて常に調べています。
今回は、アンバサダーとして感じている、カディスの魅力を土地柄とサッカーという2つの側面からお話しようかなと思います。
Chapter3:ハイライト
8月にカディスCFのアンバサダーに応募した際、流石にカディスについて無知なのもまずいと思い、様々調べて知識を得ていました。
まずGoogleマップで Cádiz と検索してみたところ
ん、なんか見たことがあるような光景。
と思いました。
というのも、
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41427764/picture_pc_0f4c6d32633cde186768d42af1c2e701.png?width=1200)
Photo from Google Map
ここ
こちらの写真、とっても素敵ですよね。
けど何故か見覚えがあったんです。
そう、4年前に私が留学した先、
マルタ共和国
の景色にそっくりだと思いました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41427983/picture_pc_017c8ed06f684d99dc2a7c96a3daa0a2.png?width=1200)
(撮影:Ayaka Otty / 2016)
こちらの写真。
マルタ共和国にあるVallettaという、街全体が世界遺産の都市なのですが…
海の感じと、建物の感じが
なんかカディスと似ているなぁ
そう思い、緯度と経度を調べてみたんです。
カディス: およそ 北緯36.5度/西経6.3度
マルタ: およそ 北緯36度/西経14.3度
(出典:Google map)
ほぼ同緯度でした。
どおりで気候やリゾートな雰囲気も似ているわけで、と思った訳です。
さらにさらに、この経度と位置からもわかるように、カディスとマルタ、どちらにも共通することは
アフリカの文化が入り混じっている
ということです。
これは地理的な視点からの話になりますが、カディスもマルタも、アフリカ大陸のすぐ上です。
昔からアフリカの人々が行き来していたことから、建物や食べ物、文化が他のヨーロッパ地域と比べてアラビアンです。
シーフードやオリーブ美味しかったのはもちろん、豆とそれからできた粉を使っているところ、ヌガーのようなスイーツが有名なことなど、共通点が多く驚きました。
そしてまた、南ヨーロッパ特有の雰囲気があり、留学時はマルタの人々の陽気な明るさとポジティブな言葉に何度も救われました。
アンバサダーになって以降、カディスの方と実際にお話する機会を頂いたのですが、明るく陽気で、優しい雰囲気がマルタの方々と似ており、留学時の記憶が蘇りました。
なので、南ヨーロッパのあののんびりとした陽気な雰囲気と、そこで暮らす素敵な人々に魅せられた、というのが、1つ魅力としてあげたいところです。
もう1つ、私の思う、サッカーという側面からの魅力をお話させてください。
前シーズン(19年〜20年)はセグンダで闘っていたカディスCF、結果を見てみるとポゼッションは少なくて3割台、基本的には5〜6割は持っている試合が多かった上、かなりテクニックのあるゴールが多く見受けられました。
プリメーラに上がった今、相手のレベルもぐっと高くなり、闘い方も変わったかと思います。
ただその中で、皆さんもご存知の通り、カディスCF特有の
”驚異のポゼッションの低さ”
“その少ないタッチの中で生み出されるゴール”
が本当に素晴らしいと思います。
通常、サッカーの試合において、自分のチームがボールを持っている時間が長くなる方が安心しますよね。
ボールを持っていればゴールに繋がるパスを出せる、または自身がゴールを決めるチャンスがありますからね。
しかしいまのカディスCFでは、タッチが少ない中、一瞬のチャンスを逃さず、ゴールへ押し込む、というプレースタイルが多くみられます。
こういう闘い方をするチームはなかなか見ないので、思わず見入ってしまいました。
なので、カディスCFの試合を見ることを通じて、
“どのタイミングでボールを奪うか”
“その一瞬から始まるカウンター劇”
が楽しみになりました。
ここ数試合はずっと負け続けているけれど、プリメーラに慣れてきたところで、カディスの”勝ち方”が定着していくのではないかと思います。(ポゼッションの低さから相手チームに読まれているような気もしますが)
また、選手1人1人、とてもレベルとポテンシャルが高く、プリメーラに上がってきた”理由(ワケ)”がよくわかるなぁ、と思います。
そしてこの冬の移籍次第ではカディスがさらにパワーアップするのではないかと期待しています。
兎にも角にも、楽しみと、これからの期待がたくさん詰まったチームだと思います。
“いまはトップにいなくても、トップを目指し踠き努力し闘う過程を経て、トップ以上に価値のある場所に立てる。”
2021年もカディスCFのアンバサダーとして、謙虚にコツコツ頑張っていきたい所存です。
以上が私のカディスの好きなところでした。
これを読んでくださった皆さんも、カディスの土地柄や雰囲気も感じながら試合やTwitterに注目してみてくださいね。
関係者の方々、今年1年大変お世話になりました。
カディスタの皆さん、Twitter及びInstagramのフォロワーさん、就任から4ヶ月、沢山の応援とサポートありがとうございます。いや、むっちゃグラシアス。
来年はカディス人やマルタ人のように、おおらかで穏やかで、そして陽気に楽しく生きてみようかな、と思っています。
それでは皆さん、良いお年をお迎えください。2021年、共にパワーアップしていきましょう!
¡Hasta luego!
Ayaka Otty
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