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初☆公式戦出場!

今回はイギリスに来てから初めての公式戦までの道のりについてです


一言で言うならば、こちらの競争は日本の120倍くらい激しいです

毎日がサバイバル〜

すみません、盛りました

でも、冗談抜きで

それくらいの衝撃を受けた

って話ですよ!

どのクラブも大体30-40人程度の選手を抱えていて、私の所属するクラブでは代表選手がBKのスターティングメンバーをしめています

この間テストマッチしてたよね?

TVの向こうで大活躍してトライとってたよね?


って選手が翌週のクラブの試合で大活躍してるような環境ですから、代表ではない選手はたまったもんじゃないですよね

ちなみに私のポジションは現在または元代表の選手を私含めて4人いる

まさに、サバイバル状態でございます

そんな私がイギリスに来て1ヶ月後、チームの諸事情により先発13番で出場する機会を得ました

10個下の選手に毎回ムーブのコールと私のするべき役割を教えて!

とお願いして、セットプレーは全てミスがないように毎回確認

うざがられても毎回確認!

それも自分の責任だからね


とにかく英語がわからないから、わからないことは練習後に確認しないと、日本人のように親切にサポートしてくれる人はほとんどいないので、甘ったれの私は相当苦労しました!

日本のように上下関係がない分、私は新人のようなもので、それが新鮮でもあり、甘酸っぱくもあり…

って恋してるみたいな文章ですね。笑


改めて日本では環境や人に、そして自分自身に甘えていたんだなぁと痛感する毎日です

(日本でお世話になってたみんな、本当にありがとう!いつもごめんね!愛してる!)



待ちに待った試合は、素晴らしい経験になりました

マンチェスターまで4時間のバス移動後、サウナとジャグジーにかなり癒されました

海外生活の許せないところは、お風呂につかれないところです…ジャグジーでもなく、あつーい、あつーいお湯につかりたい!!!



試合週のセレクションではキャプテンからその日のMVPに選んでいただき、タックルを褒めてもらえたのが自信になっていました


チームとしても低いタックルをフォーカスしていて、日本人として低いタックルを褒めてもらえることに誇りを感じました

そして、言語がわからなくてもタックルは関係なくできる

指導者を目指している私がこんなことを言うのはなんだけども、タックルは正しいスキルと勇気が大切だと思っています


速くてでかい相手に行くのは誰だって怖いけど、いま私が低く体を当てることにフォーカスしているのは、まずは仲間に認められるためです

はっきり言います。

どこの馬の骨かもわからない、言語もわからないやつを認めてはくれません

パスをくれないんです

何度、舌打ちしかけたことか


でも、それは私が認められるようなプレーをしなくてはいけません


はじめて一緒にプレーして、手取り足取り親切に教えてくれるのは日本人くらいじゃないでしょうか


毎回のプレーがセレクションだからこそ、自分のポジションを掴むことに必死だし、できない奴は試合に出場することはできない


そんな当たり前の現状がそこにはありました

この痺れるような感覚、みんなにも伝えたい

本物がそこにあるからこそ、燃えるやつ

小さい頃、自分より大きな相手に立ち向かう時、絶対負けないってメラメラしたあの気持ち


待ってたよ。笑

おかえりこの感情



だからこその勇気です

おもいきって、相手の懐に入り込む、密着する、ぶちまかす

そんな勇気が必要ですよね


まずは、低いタックルを何度も繰り返し体を張ることで、仲間に認めてもらう必要がありました


私はグラウンドの中で、ちっぽけな存在を認めてもらえる何かを残さなくてはいけなかったんです


そしてゲームがスタート

何回か弾き飛ばされながら、とにかく自分ができることに集中してプレーしていたら、おそらくラグビー人生で1番タックルをした試合になったんじゃないかなぁって思うくらい


試合は無事に勝利!

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みんな基本さっぱりしてるけど、いい人たち

今更だけど、このチームの一員になれて最高に幸せです!

https://youtu.be/N8bm9VMhI48
Sale Sarksの試合の映像張っときますね

皆さんの気分がいいときにでもみてください


試合後はチームメイトや周りのスタッフに褒めていただきました

新人に労ってくれてる声かけだとわかってるけど、褒めてもらえるのはこの歳になるとなかなかないもので、嬉しいものですよね

日本にいた時は昨年の12月から怪我を繰り返していて1年ぶりの試合だったこともあって、満足いくパフォーマンスではなかったけれども

何かしらを残せたんじゃないかなぁーと感じていました


だがしかし、本当の競走を体感したのは

その翌週のセレクションでのことでした

次回はイギリスで体感した競争についてお話しします


みてくださってありがとうございました!

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