リアルテキスト塾レポートNo,2 ~生きるということ~

「今日のテーマはそうだな、『人はなぜ生きるのか』だな。」

いきなりの深いテーマに、思わずゴクリと息を呑んだ。

「まず、花はなぜ咲くのかわかるか?種の情報を次の世代に伝えるんだよ。」

ホワイトボードに、種子の絵が書かれる。遺伝子の象徴だ。

一体どんな展開が始まるのか。橘川さんの言葉に、どんどん引き込まれていく…。

5月24日土曜日。
待ちに待った『第二回リアルテキスト塾』が開校された。

天気は良好、それだけで自然と気持ちが高ぶる。
いや、良すぎるのか、日頃の運動不足のなす所業か、駅から少し歩いただけで汗が止まらない。
手を扇ぎつつ、高揚した気持ちで教室に入った。

既に、受講生の皆さんが顔を揃えている。
前回の課題を通じて、互いの内面を垣間見れたのだろう、
なんだか今まで以上に親近感が湧いているのは、私だけだろうか。

何より、20歳と思えない豆乳スープ好きのキャバ嬢、朱美の正体が知れたのは、心からスッキリであるww

さてさて、そんな和やかなムードで、橘川さんの講義が始まった。

ここからは、頭の活性モード。

出欠確認とともに、自分の『いま、会いたい人』を発表する。

会いたい人物は、今の自分の理想を投影している。10年前と現在と比べてみると、変化が面白い。

ちなみに私の場合、15歳の時に会いたい人物は『リップスライム』、現在は『さまぁ〜ず』である。進歩がないww

そして、恒例の『言葉の1000本ノック』。
ここで吐き出したものが、自分の全てである。

商品でも人でも、ファーストインプレッション。

カッコつけるのはやめて、在りのままの状態でユニークな自分でありたいと願う。

よし、今回もウォームアップはばっちり。

いよいよ、橘川さんの講義が始まった。

テーマは、『人はなぜ生きるのか。』

動物は生まれながらに、役割を持っている。
経験した情報を、次世代に伝えるということ。

私たち人間もそうだ。
見て経験して感じたものを次世代に残す。

ふと、自分の30年後を想像する。

そうそう、将来は『面白いオバちゃん』になりたいのである。
未来の子供達に、人生ってこんなに楽しいんだよと思いきり伝えられるような。

そのためには何でも経験して吸収したいし、成功体験を重ねたいし、
世の中にインパクトを残したい。

自由にカッコよく生きるオジサン、リップスライムもさまぁ〜ずも、然りである。

しかし、現実の自分はどうだろう。

私は、日頃から自分が自分に制限をかけていることを自覚している。

既に存在するものから産み出すサービスや商品、そこに如何に個性がのせられるか…。

橘川さんの言葉で、凝り固まった脳みそがパカッと開いたのを感じる。

「意識は可能性だ。無限だ。
何を考えてもいいのに、多くの人がそこを制限している。
想像力を広げるか広げないかは、表現者の最大のポイントなんだ。」

想像するのは、どこまでも自由。
想像することが、自分の枠を広げること。可能性を広げることである。

ふと、企画部に移ったばかりの頃、
一番身近な先輩である西尾さんに言われた言葉を思い出した。

「おまえ〜、休みの日は、『妄想』しろっ‼︎」

「え、『妄想』ですか…⁇(笑)」

当時、仕事効率も悪く、家に帰っても休みの日も作業をしていた私は、

「この人はまた何言ってんだ、あなたが仕事のやり方教えてくれないからでしょ、全くそんな暇ないから‼︎」

と反応的になったのだが(笑)
今なら言わんとしていることが分かる。

小さな枠に収まるな、目の前の物事にとらわれるな、可能性を広げろ。

そんな愛あるメッセージだったように思う。

今回の講義で感じた、視野が開けた感覚。

でも、これはあくまで一時的なもの。

これからは自分でこじ開けられるように、開きっぱなしの状態を保てるように。
『妄想力』を鍛えていきたい。

話を始めに戻す。

動物は、次世代に情報を伝えるために生まれてくる。

人間が唯一他の動物と違うことは、『言葉を持ったこと』だ。

自分の遺伝子以外のところにも、情報を残すことができる。

昔は、一部の特権階級だけのものだった『表現すること』。

しかし、インターネット時代の到来とともに、今や誰でも簡単に情報発信ができるようになった。

まさに、『枠にはまるな』である。

まずは、今の自分に表現できることからでいい。
人との出会い、ささやかな日常、旅の記録、食、アイデア。

『瞬間』を形に残そう。

アンテナをはろう。

第三のプラットホーム、noteを最大限に活用していこうと思う。

その中で、
『自分の内側から溢れるものを表現したら、最高に良い文章が出来てしまった…‼︎』
この成功体験を重ねていきたい。

自分の言葉が価値あるコンテンツになるのも、夢じゃない。

うんうん、だいぶ頭の妄想力が鍛えられてきたなと感じつつ、
今回のレポートの締めとさせていただく。