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企画メシ2021の話

正直、参加締め切りギリギリまで、
企画メシ2021に応募するかぐるんぐるん悩んでいました。

両親の癌が見つかった去年、「もし一人になったら」を沢山突きつけられていたように思います。

ちゃんと地に足つけてご飯を食べていける力をつけたい、まだ心を元気にするリハビリ中だけど、頑張りたい。そんな思いで企画メシ2021の参加理由を書いていました。

でもデザイナーという仕事柄、バタバタしがちだし両立できなかったらどうしよう。いやでも、今年やらなかったら、絶対後悔して自分を責めちゃうな。そういった感情ラリーの末に、応募、参加が叶いました。

それにしてもこの半年、やっぱり仕事の両立はなかなかなものでした。深夜から朝までの作業が基本でやっていた企画メシの課題。参加理由に「プレゼントできる人になりたい」と掲げている以上、そう感じてもらえるまでのものを出さないと…!と毎回もがいていました。

私は正直、とても悔しいけれど、自分がセンスに長けたタイプのデザイナーではないのです。それをすごく自負しています。ADCを見て毎回死ぬほど凹みます。本当に道を極めていく人のアウトプットはすごいです。
ADC→https://www.tokyoadc.com/new/

だから企画力を伸ばしたかった。そもそもビジュアル作り自体が企画でもあるのだけれど、下地になる企画がバネのような「ビジュアルが跳ね上がる、心を打つ企画作り」をできるようになりたい、そうふつふつと社会人4年目で考えていました。

少し話が脱線しちゃいましたが…そんなわけで毎回もがいていて。そして締め切り後に上がってくる皆さんの企画を見ながら、あーこういう視点もあるのかパンチを喰らってました。

そして感動メモを見て、自分の名前を書いてくださってる方の文章を拝見して元気を取り戻していくというのがルーティーン。

本当に書いてくださった方々、感謝ばかりです。仕事で打ちのめされている時とんでもなく元気を分けてもらいました…

解釈代理店ロゴ

一番印象に残っている課題といえば、やっぱり「チームの課題」、解釈代理店でした。とにかく面白いメンバー、そしてそれぞれがもつ魅力的な才能に刺激をもらいまくっていた場所で。ただ解釈代理店については、話したいこと山積みなので、また別のnoteに…

自分の企画

最後の課題「自分の企画」では、A4サイズの紙で渡せる自分なりのプレゼントを作りたい、課題を渡された時すぐに思いました。それにプレゼンの機会をいただけるなら印刷して渡せるやないか!と。そして卒業と感謝の意味を込めて「花束」を作ることに決めました。

丸めると花束に

本当に皆さんの熱量や、発信力、シェア力、企画力に学ばされることばかりで。私は皆さんのおかげで元気になれた。企画をしていく軸ができた。私なりに多くの感謝を対面で伝えたかった。

企画メシの最終回、やっと対面で皆さんの前でお話ができて、そして直接お渡しができて、すごく嬉しかったです。

皆さんの手元で花束になった自分の企画を見て、少し「プレゼントできる人」に近づけたような、そんな気持ちになりました。

それにしたってこの半年間、阿部さんが皆さんの熱意をとんでもない熱意パワーで撃ち返してくれる姿を見て、本当に阿部さんは「想像以上に阿部さ
んだ」と感じていました。笑
あと、寄り添う力もすごい、凹みそうな時にグッと上に押しだす言葉を放つ。本当になかなかできないことです。

ご自身も日々、いろいろなことに奮闘されてるはずなのに、ここまで撃ち返してくれるっていうのはそうそうたる覚悟がないとできないことだし、本当に「企画への覚悟」「企画の場づくりへの覚悟」がすごい、そんな方の元で学ぶことできて本当に嬉しかったです。阿部さん、本当に素晴らしい機会を、場をありがとうございました。

最後に。ちょっと昔話で〆させてください。昔、卒業前に大学のゼミ展をやって。教授が来る日に何故かわたしは行けなくて。そしたらゼミ生に私宛で、ある伝言を残していたんです。

「なめるなよ」

最初は動揺していました。え、それだけ?てか怒ってるのか?怖過ぎやしないか。でも色々教授のこれまでのやりとりを踏まえて、絶対違うな。そうじゃないなと。自分なりに再解釈して、おそらくこうじゃないかと思いました。

「自分自身の力も、まわりの力も、なめるなよ」

普通なら「なめるなよ」だけってショックを受けちゃう言葉ですが、教授と私の間柄、その言葉はまんまの意味ではないはずで。再解釈してくれると分かっている関係だから、いってくれたのだなと思っています。勝手に。笑

この言葉を反芻しながら、今日も「プレゼントできる人になる」を実現すべく精進して参ります…!

いつか皆さんにまた、仕事でもプライベートでも、プレゼントさせてください!本間はいつでも待っています!

ではまた!

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