過去形の本当の意味
noteの毎日更新を続けて1週間が経った。
最初の2日くらいは本当に苦痛で、Instagramに宣言してなかったらとっくに辞めてたなぁと思う。
急にnoteを更新しはじめたのは、1冊の本のおかげ。
日記だけではなく、文章を書くあらゆる人におすすめです。
この本を読んでいて、おもしろいなぁと思ったのは「過去形」の使い方。
端的にいうと、日記にネガティブな心情や誰かの悪口を書きたくなったときには、「……と思った」と過去形にして今の自分と切り離そう!ということ。
この一節を見たとき、遠い昔の記憶と糸がつながって「なるほど!」と思わずにはいられなかったのだ。
学生時代、英語の授業でこんな例文があった。
どちらも「助けてくれませんか?」という意味だけど、②のほうがより丁寧でかしこまった言い方だと先生は言う。
当時は、なんでCould(過去形)にするだけで丁寧なの?とよくわからないまま丸暗記していた。
それが約20年の時を経て、やっと合点がいった。
過去形が表しているのは、過去じゃなくて「距離」なんだ。
「わたしは昨日noteを書こうと思った」は現在の自分との時間的な距離を、「Could you help me ?」は自分と相手との距離(親しさ度合い)を表現しているわけか。
その「距離」をあえて作ろうっていう視点が著者の古賀さんらしくて、わたしは古賀さんを尊敬せずにはいられないのよね。
あぁことばの探究って未知の深海に潜ってるみたい!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?