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マレーシア旅行3日目-クアラルンプール観光ツアー-


↑前回の記事に書いたように、午前にクアラルンプール市内の中国寺院、王宮、モスクを巡ったあとは、市外にやってきた。


バトゥ洞窟

ここはヒンドゥー教の聖地なのだが、すごくカラフルでポップな色使い。

町中でたまに見かけたヒンドゥー教の寺院も似たような雰囲気だったので、イスラム教のモスクと比較すると、テイストがだいぶ違うなぁと感じた。

一応聖地なので、服装についてはモスクほど厳しくないが、女性は膝が出るほど短いボトムスはNGのようで。

ショートパンツを履いた観光客の女性が複数人、階段前でスタッフに呼び止められていた。

猿があちこちにたくさんいて、動物好きの娘たちはキャッキャッ喜んでいた。

こなカラフルな272段の階段を登ると、洞窟の中を見ることができるのだが。

ガイドさんは、
今日は天気が良くてかなり暑い。子連れでこの階段を登るのはキツすぎるから、下から写真とるだけにしといたほうがいいだろう。
とアドバイスをくれた。

長女は階段を登らずとも、車から一歩外に出たとたん「暑〜い!」と文句を言うので、当然階段を登るつもりはなさそうだったが。

次女はなぜか、「のぼる!」と階段を意気揚々と登り始めた。

仕方ないので、長女は母にお願いして、次女を追いかける私。

半分くらい登ったところで、「大丈夫?一番上まで登れる?」と次女に尋ねたところ。

後ろを振り返ったら、結構傾斜がきつくて急な階段だからか、怖くなったようで。

「やっぱりおりる〜」と言うので、階段半分のところで引き返した。

バトゥ洞窟の前には、椰子の実や、小さいバナナ(猿のエサ)、鳩のエサがたくさん売っていて。

鳩に餌やりしてる観光客を娘たちが羨ましがっていたので、私も一袋エサを購入してあげた。

はしゃぎながら、鳩にエサをばらまく娘たち


そろそろお腹も空いたので、バトゥ洞窟すぐ近くのレストランで昼食をとることに。

ガイドさんが連れて行ってくれたのはインド系のお店。


おじさんが、バナナの葉っぱの上に選んだおかずを乗せてくれるスタイル。

どれがどんな味かよくわからないので、ガイドさんのオススメを参考に、適当にチョイス。

現地の人は手で食べるため、
お願いしないとスプーンがついてこない

焼きそばっぽいものも頼んだが、味はどれもそこそこ美味しかった。

お腹いっぱいになったところで、また車で市内まで戻る。


Tun Abdul Razak Memorial(元首相官邸)

元首相の官邸が、記念館となって保存されているところのよう。

観光スポットとしてはメジャーじゃないようで、私達以外には誰もおらず。

入場料もかからないし、スタッフも誰もいなくて、勝手に入って見る感じ。

元首相の愛読してた本や愛用していたゴルフグッズ、武器などが展示してあったが、建物は全体的にかなり簡素なつくり。

このお庭は、ジャパニーズスタイルと説明があったが。

まぁ言われてみれば、日本庭園のエッセンスを少し感じるといったところか。

ここを訪れたときのエリザベス女王の写真なども飾ってあり、2階までさらっと見て回り終了。


ムルデカ・スクエア(独立広場)

1886年開業で、今も使われているクアラルンプール駅舎の前を車で通り過ぎて、ムルデカ広場に到着。


マレーシアの歴史などをガイドさんに教えてもらいつつ、さくっと写真を撮って車に戻る。(暑いから出たくないと、子ども達は車内で待っていた)

そして、ここのすぐ近くにある川でまた車を降りて。

クアラルンプールはマレー語で「泥の川の合流地点」という意味なのだが、その語源となったクラン川とゴンバック川が合流する地点がここなんだそう。


KLタワー


子ども達が昼過ぎから観光に飽きて、暑い!はやく宿に戻ってプール入りたい!と連呼するようになってきて、ぐずりモードに。

KLタワーも写真を撮っただけで、もう展望台には行かず。


チョコレート土産ショップ

玄関にはカカオの木が一本ある

今回ガイドさんに唯一連れて行かれたお土産屋さん。

マレーシアでは自国で栽培したカカオで作ったチョコがあり、一応お土産の定番らしい。

しかし中に入ってみると、かなり高級で、日本のスーパーのチョコよりずっとお高い。

いろんなフレーバーのチョコを気前よく試食させてくれるのだが、正直味はごくごく普通。

チョコを買え〜みたいなプレッシャーも特になく、私達は何も購入せずにすぐ出たが。

チョコを食べたおかげで、ぐずってた娘たちのテンションが少し上がったのは助かった。


ツインタワー

ツアーはもう終盤で、娘達も正直そろそろ限界。(まぁ興味もない名所に連れて行かれても、子どもは退屈よね)

最後にツインタワーが綺麗に見える穴場に連れて行ってあげる!とガイドさんに連れて行かれたところは…とあるホテル。

外資系の有名ホテルでもなく、中堅どころのごく普通な感じのホテル。

なんでここ?と思ったが、エレベーターで上層階の、プールサイドにあるバーのソファ席に案内された。

そこからは確かにツインタワーが綺麗によく見える。(上の写真はそこで撮影)

「僕はちょっとお祈りしてくるから、ここでしばらくゆっくり景色を楽しんで。今はハッピーアワーでバーのメニューも半額だからお得だけど、注文はしてもしなくてもどっちでもいいよ。あとで1階のロビーで会おう。」
とガイドさんは去っていった。

ツアープランは全ておまかせだが、最初私はてっきりツインタワー登るのかと思っていて。

そうではなく、綺麗に見えるところってどこに連れて行かれるんだろうと考えていたが…この場所はやや想定外。

KLCC公園もよく見えた

ロケーションとしては確かに悪くないが、なんせ室内プールのすぐ横にあるバーエリアなので、めちゃくちゃ湿度が高くて蒸し暑い。

モワッと息苦しい感じで、とてもリラックスして長居はできない感じ。(泳いだ後ならまた違うかもしれないが)

バーのスタッフもオーダーを取りに来る気配もないので、我々は写真だけ撮って、早々にロビーへ降りていった。

数分後にお祈りを終えたガイドさん(2回分のお祈りを1回にまとめても良いらしく、彼は1日に3回お祈りしてると言っていた)と合流し、宿に戻った。


最後に彼は、ラマダン中でご飯を食べてないから、最後の方はスタミナが足らなくてごめんなさいと謝っていた。

確かに午後は少しあくびをしたりすることもあり、ややお疲れな様子はうかがえたが。

まぁでも熱心に解説してくれて、いろいろと気遣いも感じたし、明日は予定をまだ決めてないと言ったらあれこれ提案もしてくれて、全体としてツアーには満足した。
(最後に連れて行かれたスポットだけ微妙たったけど)

「もしよければ、GoogleMapに日本語で口コミを書いてくれないかな?他の日本人にも参考になるように」と最後にお願いされたので、「もちろんいいよ!」とその日のうちに書いてアップした。

そしたら感激した彼から、お礼がWhatsAppで送られてきた。

イスラムちっくなスタンプが新鮮

前回の記事にも書いた、両手のひらを上に向けたポーズだ!と思いながら、信心深いイスラム教徒はお礼を伝える時にも神様をからめてくる感じなんだなぁと思った。



チャイナタウン

ようやくツアーから開放された子ども達は、大喜びで宿のプールに直行!

1時間ほど泳いだあとは、チャイナタウンへ夕食を食べにGrabで移動。

二人とも1枚を1人でペロリ

長女が香港で食べてから大好きになった、バブルワッフルをさっそく発見したので購入!

私が子どもの頃に中国でよくかじってたサトウキビもあった。

懐かしくて、搾りたてのサトウキビジュースを買ってごくごく飲んだ。(少し青くさい味がするからか、子ども達には不評)

屋台で買った豆乳と豆花も美味しかったな。


車が行き交う通りで食べる


私と母は、クレイポットチキンライスと中華スープ、葡萄牙焼魚(魚をアルミホイルで包んで蒸し焼きにした料理)などを食べた。

母に葡萄牙はポルトガルという意味だと教えてもらったが、この焼魚の味付けはごく普通に中華だったので、調理法がポルトガル風ってことなのかな?

好き嫌いの多い娘たちは、ここでは魚を少し食べたくらいでほとんど手をつけず、結局他の屋台で買った鶏のフライとフライドポテトを食べていた。

マレー料理やインド料理に比べたら、中華はかなり子どもにとっても食べやすい方だと思うのだが…好き嫌いが多い子どもは、本当に旅では親にとって悩みのタネになる。


そんなこんなで、充実した3日目も終了。

明日はクアラルンプールで過ごす、丸一日フリーデー。どこに行こうかな?


つづく↓


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