ユーザー獲得と収益化【#FMC2018】
モデレーター
杉山 信弘(フラー株式会社 執行役員CMO)
パブリッシャー
金子 泰章(リミア株式会社 代表取締役社長)
菅原 健一(株式会社Moonshot 代表取締役CEO)
多湖 大師(株式会社フリークアウト)
アプリビジネスって本当にダウントレンド?
金子
いろんなサービスが乱立していて、時間の食い合い。
アプリにこだわらず、ネット全体でどうやって網を張るかが大事。
よりコアなユーザーがアプリに流れる方向にある。
(滞在時間はアプリのほうが5~10倍滞在時間が長い)
菅原
あまり気にしなくていい。
インストール導線がない場合は、競争がキツイ。
Webで導線を作れている会社は、あまり気にしなくていい。
競争が激化してるので勝てるかどうかが大事。
多湖
「余暇をつぶす」「検索をする」の二極化が、アプリとブラウザで進んでいるのでは?
メディアの収益化に、どのようなポジションで関わってきた?
金子
ユーザーに指示されるメディアをつくるのは第一。
そのうらで、どういう企業と取引したいかを考える。
社内でコンフリクトするのは、あるある。
DAU×アンプラグの最大化が大事。
菅原
いろんな会社のアドバイスを今はやってる。
収益化に困っている会社は、サービスがまず追いついていない
純広告で高い広告をとれないと、プログラマティックでも勝てない。
会社でひとつの大きい目標を決めて、それを達成するために部署単位の指標を決める。
北極星となる指標を定める。1個の会社でどこに向かうか決める
多湖
プログラマティック側にいるけど、順序が逆。
メディアがメディアとして価値をあげていることが前提。
そこからのプログラマティックではないか。
収益化とユーザーの定着化って概念が相反するけど、
どうやって数字は追っていくの?
金子
共通の目標をつくる。
プロダクトを作る側の人間に、ビジネスイメージを理解してもらう。
▲理解しているかどうかでUIやコンテンツが変わってくる
菅原
まずは指標を決めることが大切。
ページビューは、サービス満足の指標にはならない。
(少数がいっぱい? 大人数が少し?)
「ひとりあたりがどれくらい満足してるのか」という指標をもつ。
ボリュームが多くなると有名になる気がするけど、それは誤解。
ボリュームで勝てるは永遠にない。
自分の媒体の強みを見つけて、最小の単位で売ることから始める。
価値をギュッとまとめて高く売る。
コアなユーザーをデータ化したものを収益化にするのってどう?
菅原
データは、お金にならない。
売ろうと考えるくらいなら、自社サービスに活かすべき。