入院は突然に?そして妊婦健診もラスト!@大阪日赤病院 予定帝王切開

帝王切開が確定し、オペ日も38週の半ばに決まって、残り2週間半、やりたい事をやるぞと、だらだら楽しんでいた私でしたが、最後の検診の前日となる37週と2日に、それはいきなり起こりました。
出血したのです。

胎盤位置が低い場合、出血が起こりやすく、これを警告出血と言うそうで、特に前置胎盤の場合は、大出血に繋がりやすいのだそうです。大出血すると、母体の血圧が一気に下がって胎児への血液循環(酸素供給)も低下してしまうため、胎児も危険な状態に陥ることから、前置胎盤では、いつ大出血が起こっても対応できるように、管理入院になる事が多いとの事でした。
私は低置胎盤でしたが、出血の可能性はそこまで高くないので管理入院にはなりませんでした。
しかし、出血した場合のリスクは同様にあるとの事で、出血したらすぐに受診するようにと言われていました。

そんな中で朝トイレに行くと、付けていた布ナプキンに生理の5日目位の量の出血があり、その後も出血が続いた為、悩んだ末に夜、産科病棟に電話。
入院からの出産になる可能性があるため、お産入院の準備を持参して、夜間救急に来るようにとの指示があり、うわわーっと慌てて入院バッグにまだ入れていなかった物をまとめ、眠っていた上の子を抱えて、ヘイ!タクシー!
(なお、私の住んでいる地域には陣痛タクシーはなく、普通に配車アプリで呼びました。産後はタクシー利用が増えるので、アプリ便利です)

あー、何だかお産が早まる気がして妙に焦る気持ちになってたんだけど、やっぱり予知してたんかな…などと思うも、深く考える間もなく、5分もかからず到着。ちっか!!!

夜間入り口がどこかよく分からず、一回普段の入り口で降りてしまうも、親切な運転手さんが真裏の夜間入り口まで追加で乗せて下さり、ひとまず到着。
入り口では産科へ行くためにやって来た事を伝えると、病棟から話が行っていたのかすぐに分かって下さり、少しだけ待ってから、やって来られたナースさんに病棟へ連れていって頂きました。
なお、到着してから警備員さんに、荷物持ちましょうか?歩けますか?とめちゃくちゃ気にして頂きました。そりゃそうだ、普通お産でタクって救急入り口に来る人は、陣痛や破水が起こった人で、荷物持って軽やかにスタスタとか歩けないですものね。

さて、いよいよ産科病棟へ!これまでオール外来で来た事が有りませんでした。この階は産科と小児科になっており、東側半分が産科です。

※参考:大阪日赤のフロア案内図
https://www.osaka-med.jrc.or.jp/aboutus/f03.html

エレベーターを降りて廊下に出て左側が産科になり、夫と子供は、廊下の椅子で待機となりました。コロナで面会制限となっており、病棟内までは基本入れません。
入ってすぐがスタッフオフィス(詰所)となっており、夜勤スタッフがおられ、その中に主治医の先生のお姿を見つけました。普段お世話になっている先生に診て頂けるということで、少しほっとし、詰所隣の診察ブースに案内され、診察台へ。
先生も、入院でしょうね~とおっしゃられながら診察開始。すると、あれ?という雰囲気。先生曰く、膣から出血していないのだそうです。胎盤からの出血であれば、必ず膣を通るため、逆に考えるとこれは中からの出血ではない。となると…

はい、外陰部に出来ていた血腫がつぶれて血が出ていたのでした。
実は私、妊娠すると外陰部に血腫が出来やすい様で、上の子の時も中期に出来たのでした。子宮の重みで、血流が妨げられるからとかなんとか。

じゃあ今日は入院の必要ないんで、帰ってねとなり、何だったんだ…と脱力。
しかし先生から、「ご家族(夫)が来ているので、よろしければ今、オペ前のご家族への説明と、ご家族からの同意取得を行ってもと思うのですが、いかがでしょうか」との有難いお申し出!
先の投稿でも書いていますが、元々は入院日の午後、先生のお仕事が終わってから行う予定でしたが、今やってしまえば、夫が前日に病院へ来る必要がなくなり、仕事を休まなくても良くなるのです。
勿論OK、むしろお願いしますと伝え、すっかり目を覚ましてしまった子供をなだめながら、眠い目をこすりつつ、家族で説明を受け、同意しました。

タクシーで帰宅しましたが、日が変わる時間帯になっており、へろへろ。
まぁ、前日の説明と同意が無くなって良かったね…と夫と話しましたが、結局ワタクシ、この時に睡眠時間が短くなったのが仇となったのか、この後風邪をひいてしまいます。コロナと疑われたくないとの一心で、気力で治しました。ひやひやしたぜよ…

また、もしこの日から出産まで入院になると、作成途中だったエンディングノートを完成させられなくなるので助かりました。

出血は次の日も続きました。冒頭でも書いていますが、次の日がお産前最後の検診で、診察前の検尿の時にかなり出血しており、それを見て万が一の万が一、診察後そのまま入院になってしまったら…と、一度帰宅して、入院バッグをセットし直してから病院へ。
(セットし直したのは、眼鏡など、日常生活で使うものは一旦抜いていたためです。)

なおこの日は主治医の先生とは別の先生でした(主治医の先生は夜勤明けですからね。でも、恐らく明けた朝、入院中の担当患者さんの回診はされてから帰宅されたはずです)。
診察室に入ってびっくり、扉の外に貼ってあった先生のお顔の写真と違いすぎて(笑)
先生は髪をまとめられており、眼鏡にマスク姿でしたが、外の写真は眼鏡はされておらず、マスクもなくダウンヘア。とってもふんわりした印象のお写真で、かたや診察時の先生は、もう少し落ち着いた雰囲気だったのです。そしてこの時、先週貯血を担当下さったのも、この先生だと分かりました(どなたなんだろうと思っていました。)

この日は使い捨てナプキンを使っており、採尿時に下着を下ろすと、前日と同じくらいの出血が有った為、そのナプキンは捨てたのですが、念のために写真に残しており、それを先生にお見せして、内診頂くと、やっぱりこの日も血腫からの出血で問題なしとの事でした。
(この様に、気になる異常があるも持ち込めないor再現できない場合は、撮影録音が役立ちます。これは産後も子供の下痢や、酷い咳、発作の際などに大変有用なので、是非習慣にする事をお薦めします。)

いよいよ健診が全て終わりました。助成のチケットも1枚余ってしまい、紹介されて初めて来た時が自費の診察扱いで高額だったので、健診扱いにして助成受けられる様にしてくれたら良かったのにとの思いが、また湧いてきました(そうもいかないのでしょうが)。

実は37週の方が、この日生まれたらいいのにな~って日が多く、いつ産まれてもいいんだよと中の人に発破をかけ続けたのですが、うんともすんとも言わず、結局予定通りの38週のタイミングで入院となりました。
焦った割に結局予定通りになったので、私には予知能力は無い模様。

さて、いよいよお産が始まります!

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