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同世代の総裁選出馬会見を聞いて

先日、同世代の政治家の総裁選出馬会見を見た。
政治の話は全くしたくないのだが、会見を聴きながら思ったことは
やっぱり、同じ時代を同じタイミングで生きてきた故の価値観というのがあるんだな、ということだった。

今のところではあるけれど、私の中で結構乗り越えるのが難しいなぁ、と感じている多様性の1つに「世代」というのがある。
性別、子育て、教育、経済、などなどの考え方で、生きてきた時代のズレを強く感じることが多いのだ。
今私が40代というちょうど真ん中世代だというのもあると思うが、
70・80代の人たちが私の年齢だった時はすでに40年前であり、
私が生まれた時に、今の私くらいの年齢だったということだから、
そりゃぁ、全然違うよなぁ、と素直に思うことは多い。
10代の人たちが好むエンタメなんかにももう全く興味を持てなかったりするから、ほんと、「真ん中」にいるなぁ、と感じる。(私に子どもがいないのも大きいと思う)

どっちが正しいとかそういう議論は本当にしたくないし、不毛だから、
経験が違うから価値観が違うのは当然だよね、っていう感じで話したいけれど、なかなかそれで「オチない」ことも多い。
特に、選択的夫婦別姓のこととか、同性婚のこととか、男性の育休の話とか、そんな話題はなかなかの難しさを感じていて、自分の親世代の人たちにも色々な価値観を持っている人たちがいることはわかってはいるけれど、「ああ、違うんだなぁ」と思うことが多いから、よっぽどの時じゃないと話題にしたくなくなっている。(よろしくないねぇ)

そんな中、先日の同世代政治家による総裁選出馬会見は、70代の政治家の話より、「話題」として扱われるテーマに共感ができたのである。

これは、結構自分的には「気をつけなきゃな」という気持ちにもなっていて
自分の理解できるテーマで同調できてしまうことばかりで進められてしまうということは、それこそ多様性が失われるからだ。

でも、私には色々な視点で議論できる同世代の友人がいるし、世代の違う友人も少しはいるから、常に客観性を持てるような環境に自分を置けたらなぁ、とは思う。
と同時に、もっともっと若い世代の友人もつくらないと危ないな…。

先日父を亡くし、ここ2年ちょっとで両親を亡くした。
これもこれからの私の価値観に大きく関わってくる気がしている。

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