男性ブランコのコントライブ『ごまたのおろち』＠♾️ホール（2022/07/23）（配信）

あやもち

※配信期間中はネタバレバレの下記ご注意ください。

※本当にややネタバレバレしてると思います。すみません。



男性ブランコのコントライブ『ごまたのおろち』＠♾️ホール（2022/07/23）（配信）


男性ブランコの月一コント単独。7月の巻。
モチーフ動物はへび。東宝映画のようなビジュアルで、会場ではポスターも掲示されていたらしい。いいなぁ～。見てみたかった～。



開場中、配信では映画館で流れる鑑賞においての注意事項的な画面になっていた。凝ってる。幕間の映像でいくつかのヘビについての知識を得られるのも楽しい。



ネタ7本、一時間。今回は時間通りにキュッと収めたと、エンディングでお二人もほっとした感じ。終わった後の平井さんの表情がとても明るく見えた。上手くいったぞなのかな、無事終えたぜなのかな。そもそも気のせいかもしれないけれど。


ライブ中、とにかくずっと浦井さんがキレッキレだった。前回の【トコタツ】の時もすごいなと思ったけど、今回もまたすごくいい。なんだかんだで素直な息子も、会社終わりのサラリーマンも、おせっかいなおっちゃんも、作業着きて検分してる人も、どれも過剰さがなくてスッと入ってくる（最後の最後のネタは過剰さでもって面白い）
特に5本目、グレイヘアでおせっかいなおっちゃんがめちゃ好きだ。【てんどん記】の時も思ったけど、やっぱりどうしても柳家喬太郎さんがよぎる。浦井さんの落語聞きたいなぁ。絶対おかみさんが出てくるやつをやってほしい。


平井さんのワードとワールドにうっとりするのは、もがな、言わずもがな。料理をしているネタでは笑っちゃうワードがぴょこぴょこ出てきて楽しかった。
そしていつも優しい。笑えるだけで十分なのに、日々の中で磨耗する、ささくれだった心が平らかになるような一節を入れてくれる。なんでそんなに味方でいてくれるんだろうってくらい、平井さんは何かを救おうとしている気がする。平井さんも何かとても優しいものに救われたことがあるんだろうか。受けた優しさを巡り巡らそうとしている気がする。恩返ししようとしてるのか？あ、キツネか！！そうかそうか、パラレルワールドか～（何）



２月から始まった男性ブランコの毎月のコント単独。干支としりとりでつながった単独も次で最後。忘れっぽい私でも干支としりとりで全部の単独のタイトルを言えちゃうのすっごく嬉しい。2022年の忘れがたい思い出。


最後は『ちょいとそこのキマイラさん』。


色味を抑えてシュッとしたビジュアルがカッコいい。まだ登場していない干支たちが集合合体したキマイラ。そして『ん』で終わるタイトル。ビジュアルでは最後に『．』も打ってあって、おしまいだよを感じさせてくれる。かァ～～洒落てるねェ～～～。


次回は"フェイバリット"で、新ネタではなく、これまでやったネタを（今年のものに限らず）男ブラがやりたいネタをやるライブということで、どんなネタをやるんだろう。自分だったら何が見たいかな～とか、アンケート取ってくれたら何が上位になるんだろうな～って妄想もしてしまう。次回は会場のみ、配信なしということでソワソワするけど、きっと楽しいんだろうなということだけは今から思い浮かべられる。ふと、今年これまで見たネタを数えてみたけど、単独以外も含めると、しめて51個だった。かぶったのを除いて51個。全部違うネタで51個。……あの人たち本当にエゲぇ。。。



今回の配信特典は紙コップがポップコーン入れみたいな雰囲気になる飾り。かわいい。


配信期間延長！そしてダイジェスト映像！

ネタタイトルの答え合わせが出来て楽しい。5本目のみ、ぴったんこだった！1本目が『夜ふかし』なの嬉しいな。ここからしてパラレルワールドだったのかもなぁって思う。またあきおと母ちゃんに会えて嬉しい。さぁさんや易者さんにも会える日あるかな。


（2022/07/31追記）


【ごまおろ】の配信期間が終了。



配信期間中、朝、起き抜けに再生して、｢めっっっちゃ朝！！！！｣とともに起きるのは、しっかり目覚められる楽しい日々だった。。ありがとう、ごまおろ。ありがとう、あきお。全編通して浦井さんがキレッキレだなーと思ったけど、この一つ目のあきおのつっこみと動きがすごく好きだったんだなぁって、何度も見ながら実感した。最後の表情がまたいいわぁ。ダイエット企画参加中の浦井さんの身を思うと、『刺身～』の最初のセリフもいいな。結局、やっぱり全編通していいな。


足袋のすべりを使って踊る平井さんもすごかったな。バランス崩したりしないんだもんな～。内見でのドタバタも、うまいことドタバタしてて、ネタ中にたまに見れる、平井さんが何の造作もなくやる動きに体幹の強さ（？）とか身体能力の高さみたいなのを感じてうっとりする。やりたいことを体現できる身体うらやましい。



【てんどん記】の『夜ふかし』の二人が再び。名前は一緒、でも内容は違っていて、前にやったネタの設定を持ってくるということを男ブラはするんだ、このパターンの男ブラは初めて見たぜ、と思っていたら、ライブを最後まで見ると、まさに一つ目のこれがパラレルワールドをあらわしていたのかも、とか考え出す。違う世界線の彼ら。【てんどん記】を見た思い出がある人には、再会の嬉しさを添えてくれて。また｢アリウープ｣って聞こてしまった私の耳は全然成長していない。



『ヘルクッキング』と『内見』では、どちらもスリッパを履いているけど違うスリッパで、『内見』の案内役の彼は白い靴下が鮮やかで、まさに例のおみ足っぽかった。平井さんは全編通して白靴下（足袋）だったのかな？『刺身の～』と『心に～』では配信だと足元があまり映らなくてよくわからなかった。現場で見れた方々、いいなぁ。
最後の彼の学ランは不思議な感じだったな。ボタンの色が飛んでて。あれも彼の世界の学ランなのかなぁ。転校すると制服って前の学校の着たりすることあるし、18才なら卒業まですぐだし、というか18才であって高３とも限らないよなぁ。パラレルパラレル……。



とりとめないけど、【ごまおろ】、とても好きな単独だった。
私は一足お先に男ブラさんの毎月単独を見納め（8月のチケット取れなかった……キマイラさ～ん）終わってみればどの単独も会場で見ることは叶わなかったし、勝手に日程予想してる範囲では、優勝するところも生では見れなさそう。どうにもご縁が薄い……。それなのにこの執着っぷり。怖い。配信してくれて本当にありがとうございます。年末の（？）どデカ単独（？？）は見に行きたいよ～～と今からソワソワしております。


フェイバリットライブ行けないけど、今年見てきた中でどのネタが好きかな～とか思い浮かべて、一番に浮かんだのは【ぼりサー】の『景色』。平井さんって海か山かでいったら海の人だと勝手に思っているけど（海洋生物がお好きだし）コントの舞台には時々山が出てくる。『景色』とか『おじピク』とか『シロツメクサの冠』とか、『内見』も山を感じる。山でリラックスしたり、心通わせたり。山寄りの自分としては嬉しい。そして最終的にどっちもどっちな登場人物だと、なお好き。『長い渋滞』も『来ました』も『デニム』も好き。『親子』も好き。山関係なくなってきた。。



【てんどん記】からこっち、好むと好まざるとにかかわらず人は変化する、遠くを思いながら身近な人を大事にする、というのが男ブラのコントの中にずっと流れている気がして、日常生活の中でもなんとなく考えてしまう。秋にどんな結果を得ようとも、例えば全国ツアーとか海外公演とかが待っている未来はあるかもしれないけど、この2022年のような"毎月コント単独開催"というような日々は、男ブラの歴史の中で今後訪れることはない時間のような気がする。男ブラがそんなことをしていた日々があったんだって、いつか懐かしく思い出すのかな。


以上、蛇足でした。


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