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シャドーイングの効果を最大限にするには①

上級への壁を突破する「一生モノの英語勉強法」

では、オリジナルの学習法である「学習シークエンス」をお伝えしています。
そしてそこに含まれているのがシャドーイング。

先日、学習シークエンスを3週間程続けたクライアントさんからこんなコメントを頂きました。

「シャドーイングをしっかりやった方が次のリスニングでより聴き取れることが分かりました。毎回シャドーイングをしっかりやってから次に進みます!」


そうなんです!
シャドーイングっとっても有効な勉強方法の1つ。

最近では、ネットでも本屋さんでもシャドーイングがよく取り上げられていますね。


その効果として挙げられているのが

①英語のリズムが身につく
②発音が良くなる
③リスニング力が上がる
④スピーキング力が上がる

といった感じ。


どれも間違いではないと思います。


ただ、ひたすらシャドーイングを行っていても
上記のような効果は得られません。


シャドーイングをする時にはいくつかのコツがあるんですね。
確実に上記4つの効果を出すために、1つ1つ見ていきましょう。


①英語のリズムを身につけるには【強弱の位置をきちんと理解する】

例えば
I went to Tokyo to meet my client this time.
「今回はクライアントに会うために東京に行きました。」

と言う文があったとします。

一見シンプルな内容ですが、会話の内容によってこの文の中で「何が重要な情報なのか」が変わるのです。

例えば、
A:たくさんのクライアントを抱えていて日本全国を出張して回っている人なら
「今回は東京」と言いたいわけですし、

B:出張が多いけど毎回東京という人。会う相手がクライアントから業務委託先、同業者の集まりなど色々な場合があるとしたら
「今回はクライアント」ということになるわけですね。


そうすると、
I went to Tokyo to meet my client this time.
という同じ文であっても、強調される単語が変わってくるわけです。


①の場合なら
I went to Tokyo to meet my client this time.
と “Tokyo” が強く発音されますし、


②の場合なら、
I went to Tokyo to meet my client this time.
と “client” が強くなります。


この程度のシンプルな文であれば
①と②の間に大差はないかもしれませんが、

英語のリズムを決めているのは強弱の位置です。

そしてその強弱の位置を決めるのは
文の構造だったり話し手のニュアンスです。

内容を深く理解せずに、
ただ闇雲に繰り返していたのでは、

いざ実際に自分が話す時に
英語のリズムが身についていないことになります。


シャドーイングをする際には、
まずスクリプトを読み込んで内容を理解し
【強弱の位置を理解する】ことを意識してみて下さい。

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