見出し画像

東京と地方のラブホ街は全く別の生き物である

前置き

note大好きで一生懸命書いていたのですが有難いことにフリージンさんにてコラム「文系恋人放浪中」を連載させて頂く事になった際にnoteの更新はお休みする予定でしたが、

フリージンの方に活動のアレコレを相談させて頂いた際にnoteの更新もしてみるのはどうかと提案を頂いたので手探りではありますが更新させて頂きますのでこれからはどちらも読んでいただけると嬉しいです!

混同する場合がございますが、
体験記メインでライト→コラム
体験記や写真が多めでディープ→note
表現に制限がなくて悪趣味→ジェメオス

という感じで書かせていただきます!

早く松沢呉一になりたい!

前置きはさておき本題に入ります。

東京の歓楽街は歓楽街と呼ぶには明るすぎる

私は都会生まれ都会育ちで学生時代から歌舞伎町や池袋の北口などを恐れる事なく散歩スポットや友人との遊び場として訪れていました

中学生時代は歌舞伎町=ラブホ街、神待ちスポット、JKビジネスのみしか存在していないから迂闊に足を踏み入れてはいけないと思っていましたが

チェーン店も沢山あれば、ゲーセンや何と言っても誰しもが訪れるTOHOシネマなどレジャー感もあり、通行人もかなり多いです

日が落ちると飲み屋やキャッチやナンパが目立つので10代には入りにくい街並みへと変わりますが

今や現代のフーテン族「トー横キッズ」や地雷系ファッションの流行が病んだ社会に油を注いだように「歌舞伎町」がメインカルチャーへと変化して、

非常に馴染みのあり、一部の若者が憧れる街へと変わりましたね。

私が中高生の頃の歌舞伎町は、トー横に座っている方はよくいらっしゃいましたが当たり前の景色なので特に現在のように一目置かれるようなこともなく、地雷系ファッションはバンギャがするファッションという風潮がありました。

何故に中高生の私が歌舞伎町の事情を把握しているのかと言いますと、吉原や遊女の存在に興味を持ち始めた流れで最近の性風俗、ラブホテル、条例、JKビジネス事情が気になり始めたので都会の方では絶滅しつつある店舗型のお店などをチェックしに足を運んでいました(勿論10代なので入れる場所などそうそう無い)

そんな感じでざっとまとめると

・踏み込まなければ特に危険は無い
・歌舞伎町からのファッションの流行
・通行人やチェーン店も多い
・靖国通り沿いで入り口が表道にある

など歓楽街にしては非常に入りやすい条件が揃っております。
そんな訳で私の中の歓楽街は闇を隠すように明るくキラキラしておりライトでポップなイメージ(蓋を開けたらまた話は変わりますが)の街並みでしかありませんでした。

私はあまり地方に行く機会がなかったのですが先日東北へ訪れた際に体当たり系ライターの私は、まず歓楽街を見に行こうと散策しましたが

飲み屋街の裏へ裏へと散策しているはずが歓楽街が見当たらないのです

そのエリアの歓楽街は歌舞伎町のように一つの街ができあがっている訳ではなく歩いているうちにぼんやりとラブホテルが何軒か現れて来るのです

なので初めは飲み屋から色街への切り替わりに全く気づきませんでした。

性の匂いも漂ってこず、例えるなら見知らぬ街の住宅街にいる気持ちになりました。

何よりも飲み屋を抜けたら街並みが大人しすぎるのと街灯も人も少なくて、ラブホテルの目印であるカップルらしき姿も全くないのです

あえて姿を消しているように見えるぐらいの陰気を感じました。陰気を感じながらぐるぐるラブホテルの周りをまわると単体で歩いている女性を何人か見かけました

歌舞伎町でも出勤される単体の女性が歩く姿をよく見かけますが歌舞伎町の文化(ができている時点もう違いますが)に沿った顔立ちやファッションの方がギラッギラで歩いていらっしゃるので気に留める人は私も含めて少ないと思います。

何故、地方では単体の女性が目についたかというと堂々とした歩き方や派手さとは対照的で例えるなら壇蜜的なファッションに下を向いて足速に歩く、夜の蝶ではなく夜風のような雰囲気だったからです。

それと同様に単体の男性も何人か見かけました。
そこでようやくこの街はカップルがアツアツになる街ではなく、商業的な利用者の多い街だと気付きました

しばらくしても二人組の男女の姿は一向に現れず

とあるラブホテルから制服コスプレ姿に身を包んだ化粧っ気のない小柄な女性が走りながら向かいのマンションに入っていくのを目撃しました

ここから先は

746字

¥ 500

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?